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【社会】

ジャコビニ彗星を再発見 100余年ぶり

2008年9月11日 15時03分

 国際天文学連合は11日、山形市のアマチュア天文家板垣公一さんらが発見した彗星が、1896年に出現後110年以上見失われていたジャコビニ彗星であることを確認した。

 板垣さんは10日夜、わし座と水がめ座の境界付近を、札幌市のアマチュア天文家金田宏さんがつくった彗星探索用のソフトウエアを利用して観測。13等級の明るさの彗星を発見した。

 板垣さんの発見の後、世界各地でこの彗星が確認されたが、ドイツの専門家から、6年半周期で太陽の周りを回るジャコビニ彗星でないかと指摘があり、同連合が確認した。

 板垣さんは「新彗星の発見もいいが、こういう出会いも楽しい。なぜ見失われていたのか、これから分かってくるだろう」と話している。

 

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