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【社会】

革製品「日本製」実は中国で縫製 全日空が販売

2008年9月11日 16時32分

 全日空は11日、機内誌の通信販売や羽田空港の売店などで「日本製」として販売した財布やバッグなどの革製品11種類計約3400点が、実際は中国で縫製された商品だったことを明らかにした。売上総額は約5600万円に上っていた。販売元の全日空商事が購入者からの返品に応じるという。

 公正取引委員会の指摘を受け、内部調査で判明。全日空商事に商品を納入した輸入販売会社グッドスタッフ(東京)の村瀬孝一郎社長は「担当者の判断で中国で製造した。わたしも途中で気付いたが、止められなかった」と偽装を認めた。

 いずれの商品も機内誌やホームページなどで日本製と明示していた。このうち紙幣100枚とカード30枚が同時に入る財布「大容量ウォレット」(価格1万5750円)は約1700点が売れたヒット商品だった。

 日航も昨年11月、機内販売カタログで中国製の財布をイタリア製と称して販売したことが発覚。公取委が警告した。

(共同)
 

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