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社会
イージス艦衝突、監視不備認める 当直の3等海佐、海難審判で(09/11 13:21)海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故の原因を究明する第2回海難審判が11日、横浜地方海難審判庁(織戸孝治審判長)で開かれた。衝突時の当直責任者だった長岩友久3等海佐(35)が尋問で「動静把握が後手に回った点はある」と監視不備を認め、海自側は独自に作成した航跡図を提出した。 衝突までの航跡や回避義務が発生した時期が争点。第1回審判で「清徳丸の右転で新たに危険が生じた」と主張した長岩3佐の尋問では、監視について質問が集中。長岩3佐は「『衝突の危険はない』との引き継ぎを信用した。漁船の方位が落ちる(遠ざかる)のは確認したが、距離確認は不十分だった」と述べた。 長岩3佐は「(衝突1分前の)午前4時5分に(危険がないと判断して)漁船から目を離した。衝突時の漁船の速度は時速約20ノット(約37キロ)だった」と証言した。 海自側補佐人は、航跡図について「清徳丸が右転せずに進んでいれば、あたごの艦尾約820メートルを通過できた」ことを証明する資料だと説明。
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