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ビッグバンの模擬実験、遂に大型ハドロン衝突型加速器の運転が開始

 欧州原子核研究機構(European Organization for Nuclear Research: CERN)は10日、大型ハドロン衝突型加速器(Large Hadron Collider)の運転を開始した。この粒子加速器は、90億ドルを投じ、物理的な宇宙を生みだした「ビッグ・バン」の模擬実験を行うために建設された。同加速器は、今後数カ月のうちに粒子の衝突を開始する予定だ。2つの陽子ビームを円形トンネルの周囲に逆方向に流すことによって粒子を衝突させる。

 この実験に懐疑的な人々は、実験でブラックホールが生み出され、地球を吸い込んでしまう可能性があるとして米国と欧州で訴訟を起こしたが、敗訴している。

 高エネルギーを使った実験は2009年に実施される計画。それまでに充分なデータを蓄積し、何らかの発見が得られる可能性があるという。

 この実験により、4次元空間の存在など、数十年にわたり物理学者が取組んできた課題に関する理論が裏付けられる可能性がある。また、これまで検知されていないものの、物質に質量がある理由を説明する「Higgs」と呼ばれる理論上粒子の発見も期待されている。

 加速器は、ビッグ・バン発生から百万分の1秒以下の状態を作り出し、そこから宇宙の進化を研究する。探求的な実験となるため、現在普及している理論と矛盾する発見がある可能性もあるという。

 物理学者らはブラックホール発生の懸念については認識していたが、5日にCERNの科学者が発表した研究によると、ブラックホールが生み出されたとしても、非常に小さくすぐ消えてしまうという。


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