宮崎放送局

2008年9月11日 9時28分更新

延岡市 医師確保で本格対策


医師不足が深刻になっている延岡市は、市や医療関係者でつくる「懇話会」を設けて、医師の確保に本格的に取り組むことになりました。

延岡市では、県立延岡病院の医師の辞職で、消化器系内科の診療が休診となるなど、深刻な状態が続いています。
医師不足の問題は、10日の延岡市議会の一般質問でも取り上げられ、首藤正治市長は、「庁内に健康増進課などの課長クラス10人で構成する、『医療問題プロジェクト会議』を立ち上げたと述べたうえで、来月には市や医療関係者などで構成する懇話会を開き、医師不足や救急医療体制などについて情報交換を行い、医師の確保に本格的に取り組む考えを示しました。
また、延岡市は、市のホームページで一般の市民からも医師や医学生についての情報を募集しています。
内容は、親戚や知人に「延岡に帰ってきたい」「延岡にきてもいい」という医師や医学生はいませんか、と呼びかけるもので、延岡市は、「ぜひ情報を寄せてほしい」と話しています。