ローズに2被弾で大敗!しかしアメリカで大変なものを見つけた!
マリーンズ 3 - 9 オリックス
久々に自宅のテレビで野球を見ました。最近残業が多くてなかなか試合を見られないんですよね。
今日と明日は東京ドームでのオリックス戦。オリックスが社員への福利厚生の一環として東京ドームで開催しているらしいです。
先発はコバヒロと金子。金子のカーブはなかなか打てませんが、コバヒロだってそう簡単には打たれないはず。試合開始前にはそう思っていました。しかし1回表、3番里崎のやる気の無い空振りを見て、なんだか嫌な予感がしてきました。
すると1回裏、コバヒロはいきなりカブレラの流し打ちのタイムリーで先制を許してしまいます。
2回表にベニーのレフトスタンドへのツーランホームランで逆転に成功するものの、3回裏にはローズのソロホームランであっさり同点に追いつかれます。
今日のコバヒロはフォークが良く落ちていたのですが、制球がいまいちでした。
そして5回裏。坂口、塩崎に連打を食らい、ローズの2打席連続となるスリーランホームランで2-5。勝ち越しを許します。
コバヒロはこの一発で集中力が切れたのか、濱中、日高、大引に連続タイムリーを浴びてこの回何と6失点。2-8とされゲームが決まってしまいました。
その後2番手根本は良く投げました。マリーンズ打線も7回表に根元のタイムリーで1点を返しますが焼け石に水でした。結局3番手のアブレイユが坂口のタイムリーを浴びて9点目を失い、3-9とオリックス相手に大敗となりました。
うーん今日良かったのはまずホームランを打ったベニーと今日プロ初の猛打賞を記録した根元でしょうか。
ベニーは今年オープンスタンスにしたのが良い結果につながっているようですね。根元も以前の力負けした流し打ちが減り、しっかり打てるようになりました。
逆に里崎は打とうという気が感じられない空振りをしていましたね。初回の打席を見て、「ああ今日はだめな方の里崎だな」と確信しました。
そしてオーティズ。2安打してますけど、良い当たりではありません。それよりも守備の乱れが気になります。送球を捕れないのはまずいですよ。やはりオーティズの1塁守備は鬼門ですね。このままオーティズが1塁を守り続けるようならさらに傷口を広げそうな気もします。
コバヒロもどうしたんでしょう。今日は5回途中で8失点KO。開幕戦で足をつったのが響いているのか、心理的なものなのか。どうにも制球に苦しんでいるようです。今後修正してくれることを祈りましょう。
一番心配なのは早川。バントは失敗し、打てば併殺。去年の輝きが失せています。バッティングの状態が悪いようですのでしばらく2軍で調整するものありですね。そろそろ代田さんが見たいです。
さて、こんな試合を見ていると、私の心の中のナベツネが叫びだします。
「打線がひどい!すぐにでも補強しろ!安くてまあまあ打てそうな奴を!」
そんなわけで新外国人探しを始めたところ、早速良い選手が見つかりましたよ!
彼は素晴らしいです。ロッテ魂を感じます。
ニッカン式スコア
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Will Venable 3A
ポートランド・ビーバーズ所属。
大卒4年目の26歳で、パドレス傘下のマイナーリーガーです。
2006年は1AのFort Wayne Wizardsに所属。124試合.314、11本塁打 91打点という成績を残し、1Aのオールスターにも選ばれました。
2007年は2AのSan Antonio Missionsに所属し、134試合 .278 8本塁打。2Aのオールスターに選ばれたほか、Baseball America誌によるパドレスのプロスペクトランキングでは5位に入るなど、将来が期待されるバッターです。
今年は3AのPortland Beaversで12試合に出場し、.356 0本塁打 8打点ですからかなり活躍していますね。守備がまともならきっと戦力になるはずです。
そして、一番気になったのは彼の名前、ウィル・ベナブル。
ベナブルという名前に聞き覚えがありませんか?
そう!このウィル・ベナブルは、1992年と1993年に千葉ロッテマリーンズにいた
マックス・ベナブルの息子だったのです。
2世ですよ2世。ロッテオリオンズに所属したレオン・リーの息子、デレク・リーはメジャーで活躍しすぎて獲れませんが、マックス・ベナブルの息子だったら獲れるんじゃないですか?デレク・リーのようになる前に青田買いです。
さらに、ウィル・ベナブルの
プロフィールを見ていたら驚くべきことが書いてありました。
The son of Beavers hitting coach Max Venable.
なんと、父親のマックス・ベナブルは同じチームで打撃コーチをしていたのです。親子鷹です。そんなことってあるんですね。これはもう親子揃って獲得でしょう。マックス打撃コーチがロッテ野球の何たるかを教えてくれるに違いありません。
いやはや驚きました。
ケビンバーンとパスクチが所属して開幕11連敗のリハイバレー・アイアンピッグスもロッテ臭がしますが、このベナブル親子が所属するポートランド・ビーバーズからはピンクマリーンズの香りがします。
そんなピンクマリーンズ臭にあふれたビーバーズ。監督はいったい誰なんでしょう。
球団公式サイトを見たら、Randy Readyと書いてあります。
ランディ・レディね。ランディ・レディ。
どこかで聞いたような・・・。
ん?もしや!

こいつか!!!
なんという偶然でしょう。
ビーバーズの監督は、96年にマリーンズに所属した
スパイクことランディ・レディでした。
スパイクは広岡が太鼓判を押した選手でした。しかしシーズンわずか30試合の出場で、打率.200、1本塁打、11打点というステキな成績に終わりました。その後同僚のジャックとともにダメ外人の代名詞となり、
「ジャックとスパイク」はロッテの黒歴史として長く語り継がれることになったのですが、そのスパイクがまさかマイナーの監督になっているとは!
調べてみるとスパイクことランディ・レディは2006年に1AのFort Wayne Wizardsで監督を務め、2007年には2AのSan Antonio Missionsで監督を務め、チームを優勝に導いています。そして今年から3Aのポートランド・ビーバーズの監督と、順調に指導者としての出世コースを歩んでいるようです。
マイナーリーグの公式サイトにインタビュー記事がありました。最近のスパイクの写真も出ています。
Questioning Authority with Randy Ready yahoo翻訳版は
こちら
スパイクのバブルヘッド人形・・・、欲しいような欲しくないような。
ただこれを読むと、スパイクはマイナーの監督の中でも注目される存在であるようですね。
いやー新外国人を探していたら、バレンタイン監督の後釜まで見つけてしまいました。
小宮山は理屈屋過ぎますし、西村や袴田じゃ華がありません。
2009年のマリーンズは
スパイク監督で決まりです。
スパイク、スパイク、レディーゴー!
スパイクと一緒に俺らは戦う!スパイクと一緒に、何かをかなえるんだ!
Posted by buschiba at 18:25
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負けた日こそ、マリンブルーの風がきらめく!
いやぁ、爆笑させていただきました。
素晴らしい情報をありがとうございます。
スパイク監督にマックス2世。
何と輝かしい未来でしょうか。
<s>妄想</s>期待が膨らみますね。
打撃コーチはインカビリアあたりで一つよろしくお願いします。
個人的にはスパイクの下に出ている名前にも反応してしまいましたがw
ごーごーすーぱいくれでぃごー
うちのピンスプライトのユニはいまだにジャックとスパイクですわ・・・
なんか時代が進んだ感じがするのは私だけですか?
そう、ジャックとスパイクが小粒すぎて、シーズン半ばで獲得したウィットモアと、チェンバレンも忘れずにね。
まっつんは対左でも4番カナ… こうなりゃフリオフランコでよろしいですやん‥ 離脱癖の皆さんの中に自己節制の塊を置いてみたいなぁ。今いずこ?
薫風さん。今回は凄いエントリーですね。感動しました。
スパイク監督のチームにマックス打撃コーチとマックスの息子がいる。これは凄いよ、良く見つけて来たね。
>>ケビンバーンとパスクチが所属して開幕11連敗のリハイバレー・アイアンピッグス
これも凄いなw
ロッテは世界を席巻している何番目の企業だと思っていいんですかね?
今日のブログは、濃すぎる、熱すぎる。
アド街っく天国で紹介していた熊谷の
ようですね。
新外国人発掘にすでに動いてましたか(^^)「続きを読む」からが濃すぎです(笑)
「まつもと なお き」にひっくり返りそうになりました。
今日の試合なんかあったっけ?!みたいな気持ちになりましたよ。
今日の圧敗を忘れるぐらい笑えます。
いい気分で寝れますよ。さぁ明日東京ドームでもいくとするかぁ。
薫風じゃないから。
薫友さんだから。。
八木沢ロッテ臭はストライク世代です。
もうね、お腹いっぱいですよ。
さすが!マリーンズ国際スカウト部の管理人様。
去年のオーティズに始まり
さらに2010年代のマリーンズまで見据えておられるのですね。
これで老後の楽しみも確保されそうで安心しました。
今日の試合なんか忘れましたよ!ブラヴォー!
土曜の夜とはいえ、何ですかこのコメント数の伸びはwww
スパイクの末っ子の名前はマックス!
どうにも打てないんで気分転換に1番に置いて、その試合で唯一のホームランを放ったような記憶が...。
オリックスなのになんで東京ドームでやってるんだろーってずっと不思議に思ってたのですが、このブログが解決してくれました( ・∀・)ノ
新外国人情報からすごい展開によく調べたな〜と関心しっぱなしです。
ジャック44&スパイク21・・なつかしいですね・・
マックス息子が千葉に来たら、アストロノウツの「太陽の彼方に」を使ってくれるんですよね?
のってけのってけ♪
でもメル・ホールの応援歌の方が良かった。名前のまんま「ホールズ」でしたから(爆)
今回のエントリーは賞賛せざるを得ない。。。
せっかくの休日にトホホの残業中に、あまりにもおもしろいこの内容を読み、残業がアホらしくなった。
スパイクもベナブルも現役時代はまったく知らずに名前だけ知っていたのですが、まさかこんな形で名前と遭遇するとは・・・・。
薫友は本当にすごいです!
マリーンズの副GM、いやいやGMにでもしちゃうぐらいの価値がありますよ。本当に!
とにかく今回の記事は半端ないです!
まさか2008年にもなってスパイクの名前が聞けるとは思いもしませんでした(笑)。吹いた珈琲返してwww
写真のプロ野球年鑑まだ持っているのでなんとも嬉しく思ったり。
ジャック&スパイク・チェンバレン&ウイットモアはファンの中で1セットとして語り継がれていますね。
今回のエントリーは特に永久保存版といわざるをえません。
皆様たくさんのコメントありがとうございます。
昨日の試合中に何気なくマイナーの打率ランキングを見ていたら「ベナブル」という名前がありまして、調べてみたらこうなっていました。びっくりですね。
ちょww
スパイク監督ってw
凄い情報ですねwww
管理人さんの情報収集力には驚きました。
ベナブル、スパイクすごすぎです…。
冗談と笑ってしまうと、昨年は紹介した、
そのホセ オルティス選手がオーティーズと
言う名前でなんと来ましたから信用性ありです。
マリーンズは是非管理人さんに国際スカウト部へ
きてもらうべきでしょう。
みんな暗黒ロッテ大好きだねぇ。
なぜだね。
電車の中で見てましたが思わず笑ってしまいました。初期のマリーンズを知らないので勉強になります。
マックス、ジャック、スパイクと暗黒時代を思い出させるすばらしい面々ですね。
イースタンリーグ二冠王のモトリーは何をやっているのでしょうか?
いやぁ〜、懐かしい外国人選手名のオンパレード。(笑&涙)
感動しました。
これで守備走塁コーチがジャックで、投手コーチがハートリーなら完璧ですね。
父マックスはダイビングキャッチなんかのハッスルプレーで鳴らしてましたから、
それを受け継いでいるのだったら、是非来て欲しい!
待ってます。
はじめまして、いつも楽しませてもらっています。
ランディ・レディ・・・懐かしいです。
八木沢、江尻時代に千葉県にに住んでいて観戦するたびに苦い想いしていたのを思い出しました。
マックスは顔がモトリーと似ていて見分けがつかなかったのを思い出しました。
このころははネタになりそうな外国人多かったですね。
>>スパイクと一緒に、何かをかなえるんだ!
何をかなえるんだよ(w