(cache) 小学館に300万賠償命令 名誉棄損認め医院一部勝訴
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     「週刊ポスト」の記事で名誉を傷つけられたとして、神奈川県に医院を開設する医療法人「天道会」が発行元の小学館に2億円の損害賠償を求めた訴訟で、横浜地裁が記事の一部で名誉棄損を認め、小学館に300万円の賠償を命じる判決を出していたことが10日、分かった。

     9日にあった判決によると、週刊ポスト2006年4月21日号は、医院が診療報酬を不正に請求したほか、理事長の男性(58)が職員や患者にセクハラ行為をしたとする内容の記事を掲載。

     判決理由で三代川俊一郎裁判長は、患者と一部の職員へのセクハラ行為について「医院の元医師が聞いたとされるうわさ話の信用性は低く、裏付け取材もしていない」と指摘し、名誉棄損の成立を認めた。

     診療報酬の不正請求については「詐欺行為に当たり、組織的に行われていたとうかがわれる」と認定した。

     小学館は「承服しがたい判決。即日控訴した」としている。

      【共同通信】

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