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薬剤過剰投与で女性患者死亡 神奈川・横浜
横浜市旭区の内科医院で昨年2月、不整脈を抑える薬剤を誤って過剰投与し女性患者を死亡させたとして、旭署は10日、業務上過失致死容疑で、横浜市西区の男性院長(59)を書類送検した。「すべて私の責任です」と容疑を認めている。
調べでは、院長は昨年2月9日、高血圧などで通院していた同市旭区の無職女性=当時(86)=に、抗不整脈剤「リドカイン」2000ミリグラムを通常の約10倍の速さの1時間で点滴した疑い。女性は意識不明になり、市内の救急病院に搬送されたが、同年9月に死亡した。
同署によると、同医院では「リドカイン」を使用するのは初めてで、院長が誤認し、同医院の看護婦(50)に1時間で点滴するように指示したという。