平成18年の法改正に伴い、倉敷市が新たに策定しようとする「中心市街地活性化基本計画」の対象地域は、改正前の旧計画に新しく倉敷チボリ公園を含む駅北側のエリアを加えた175ヘクタールの中心市街地で、『感動に出会える感性豊かなまちくらしき』を基本テーマに、倉敷駅を挟んだ南北一体感のあるまちづくりを目指すものです。倉敷市では、計画を策定する上で、必要な「中心市街地活性化協議会」を設立するため、商工企業者やまちづくり市民団体など関係者およそ50人に対し、協議会の仕組みや計画の概要について説明しました。協議会の設立総会は9月19日で、倉敷市は、10月末までに基本計画を策定し、今年度中に内閣府へ申請して、来年8月までに認定を受けたい方針です。
県知事からの善行賞が贈られたのは、倉敷市下津井の大西洋司さんと美紀さん夫妻で、児島警察署の安原清也署長から手渡されました。大西さん夫妻は、先月13日午前11時半ごろ、散歩の途中、山中で道に迷い足を滑らせて急斜面の溝の中に落ちて動けなくなっていた73歳の女性が助けを求める声を聞き、駆けつけた警察署員とともにおよそ一時間後に救出したもので、猛暑の中、衰弱している女性に水を用意したり、励まし続けるなど献身的な救助活動を行いました。
今年で40回目を迎えた県立総社高校の「総高祭」は各クラスの展示が充実していました。まず、最初に目に付くのが校門を入ってすぐのところに飾られた2年C組が制作した弘保幸三校長のモザイクアートです。また、多くの人で賑わっていたのは教室に神社を制作した2年D組の展示です。鳥居をくぐって入ると正面に拝殿が設けられており、訪れた生徒が参拝し、おみくじを引いては一喜一憂していました。2年生の展示だけでなく、1年生の展示も負けていません。1年G組は昔ながらの駄菓子屋や茶の間など懐かしい昭和の世界を再現しました。1年C組はこの夏、歓喜に沸いた北京オリンピックを特集しました。教室には新聞の記事とともに競技の歴史や選手についてまとめた文章を展示。訪れた生徒らが熱い夏を振り返っていました。一方、体育館や格技場でもバンド演奏やステージ発表が繰り広げられ、盛り上がりを見せました。文化祭は2日にわたって行われ、審査の結果、ステージの部では「3年E組」が展示の部では「2年E組」がそれぞれ最優秀賞に選ばれました。
一方、県立倉敷鷲羽高校の「龍王祭」は毎年恒例のイベント・合唱コンクールで幕を開けました。生徒らは全学年を七つのブロックに分けたチームでそれぞれ選曲し、優勝目指して練習に励んできました。歌うだけなくパフォーマンスも取り入れ、審査員にアピールしていました。黄組は手話に挑戦、審査の結果、合唱コンクールでは男子生徒がソロパートで魅了した桃組など3チームが同得点で1位でした。児島・琴浦高校が統合し、全学年が揃って今年で2年目。「龍王祭」は一段と活気で溢れていました。