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今日は、寝る前にお祈りをします。
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明後日は、福島県立大野病院事件の、第一審判決の日です。
無罪が確定しても、福島県警と福島地検を、罰してはならないと思います。
警察も検察も、その道のプロフェッショナルだからです。
警察は、プロとして犯罪捜査をし、逮捕しました。
検察も、プロとして捜査・起訴・立証をしました。
専門家が判断して、その場その場で正しいと思って行ったことです。
しかし、専門家も人間ですから、過ちを犯します。
だから、誤認逮捕も冤罪も、存在します。
誤認逮捕をした警察官を処罰し、結果として無罪の人を起訴した検察官を処罰してしまったら、
警察官も検察官も、萎縮してしまいます。
警察が凶悪犯の逮捕を躊躇して、第2第3の犯罪が起きたり、
検察が迷った挙句不起訴処分にして、真犯人が野放しにされたら、
日本の治安が守れなくなってしまいます。
そんな危険な国にしてはなりません。
やるべきことは、警察・検察の処罰ではなく、
何故このような逮捕・起訴・裁判がなされてしまったのか、 原因を究明し、
二度とこのようなことが繰り返されないように、対策を立てることです。
処罰は、過失の根絶につながるのではなく、萎縮につながるものだと思います。
警察と検察が、萎縮することなく仕事ができる世の中を、願って止みません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それでは、おやすみなさい。
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コメント
コメント一覧
なな先生はいつも前向きに考えていらしてステキです。
凹んでばかりいないで、僕も見習わないと行けませんね。
福島県立大野病院の件、無罪を願って止みません。
わんこさんのきれいな心には叶いません(笑)。
一緒に無罪を願って下さって、ありがとうございます。
処罰・・・萎縮・・・。
悪の循環になってしまうんですね。
どこかで断ち切らないと。
わかる気がします。
無罪を願っています。
そして同じことを繰り返さない・・・各分野での意識改革が大切ですね。
前進。なな先生にいつも大切な事を教えてもらっています。
なな先生・・・・。
なな先生をすばらしいと思うのは、「福島県警と福島地検を、罰してはならないと思います。」とお書きになるバランス感覚、ものごとの本質を考える姿勢です。
お医者様のこの件に関するブログはわりとたくさん拝見しましたが、このようなお考えを掲載されている方は非常に珍しいと感じました。少なくとも記憶にはありません。
そしてそれはお医者様の立場からすれば当然だろうと思います。
けれども。
本質は、なな先生のおっしゃるとおりだと思います。
失敗を次に生かす。
それでなければ、意味がないですものね。
そして、他者の意見に流されがちな自分を省みる契機になりました。
ありがとうございました。
どす黒いものが渦巻く気分が、先生の冷静な目線に解けていく気がしました。
加藤先生は当然無罪と信じています。
そして、このこじつけのような裁判の全責任は司法の暴挙にあったと思っています・・・。が、確かに暴挙の原因を探るべきであって、罰しても何も生まれないでしょう。
でも・・・、福島県で働く気はありません(苦笑)
明日を冷静に迎えられそうです。
いやー、ぼーっとしてるだけですよ。
かといって、天然無敵ナースさんの様にはなれないんですけどね。
トラックバックさせて頂きました。
私もお祈りさせてください。
お亡くなりになった産婦さんが天国で安らかに眠れますように。
残されたご家族の上に、一日も早い心の平安が訪れますように。
訴えられた産科医の先生とそのご家族に祝福がありますように。
全ての妊婦さんが、安心して産む場所を求められますように。
全てのことが、神様のご計画通りに進みますように。
そして、日本に明るい未来が訪れますように。
一人の日本国民として、一人の非医療関係者として、そして子を望む一人の女性として、明日の判決を固唾を飲んで見守りたいと思います。
無罪を。そして加藤先生の名誉回復を。
ご家族の恨みに凝り固まった心が溶けることを。
亡くなった女性の冥福を。
無罪を。そして加藤先生の名誉回復を。
ご家族の恨みに凝り固まった心が溶けることを。
亡くなった女性のご冥福を。
外科医まーしーです。
なな先生のブログ、以前より拝読させていただいていました。
毎回、感銘を受けながら読んでいましたが、今回のお話は特に素晴らしかったのでコメントさせていただこうと思いました。
僕は、いつもこのような医療崩壊の現状に追いやった原因と考えている警察・検察を憎んでいました。
自分のブログにも愚痴レベルの文句をいつも書いてきました。
でも、なな先生の、警察・検察も医師同様プロフェッショナルであり、過失に対して処罰で対応すると萎縮に陥るだけだ、という鋭い指摘を読んで、目から鱗が落ちました。
相手の立場にたって考えるという、医師として基本スタンスをどんな時でも忘れないなな先生だからこそ出せた言葉なんだと思いました。
まさに医療界が苦しんでいるその構図を相手に強いるのは確かに間違っていますね。
僕は明日、福島に行ってきます。
加藤先生の無罪を信じています。
いよいよ明日です。なな先生のお祈りは、おそらく多くの医療提供側の方々が訴えていることを、そのまま他業界に当てはめてお考えになっている内容ではないかと思いました。
非常に専門性の高いプロフェッショナルな現場では、一つ一つのミスを個々に帰すべきではないという、祈りだと思いました。
「だから」
私たちは無罪を願っているのです。
と聞こえました。
ここへきて、非常に冷静ななな先生の祈りに触れ、私も冷静に明日を迎えなければと、引き締まるような思いです。
先日うちのスタッフ(20台女性・新婚)に明日の話をしてみました。ものすごく興味を持ってくれて、あっという間に後輩のスタッフへ話が広がっていきました。
やはり若い女性方にとっては特に興味深いことなのだ、と再認識させられました。
長々と失礼致しました。
ブログこれからも楽しみにしております。
>誤認逮捕をした警察官を処罰し、結果として無罪の人を起訴した検察官を処罰してしまったら、警察官も検察官も、萎縮してしまいます。
先生は、医師と警察官や検察官を同列において論じておられますが、決定的な違いは、警察官にしろ検察官にしろすべての刑事訴追手続きにおいて、憲法、刑法、刑事訴訟法の裏づけがあって、逮捕にしろ勾留にしろすべて裁判所の審査を経た上で適正にされている以上その手順に瑕疵がないということです。さらに起訴も「起訴便宜主義」で起訴するか不起訴にするかが検察官にゆだねられている以上、同じことです。
従って、仮に誤認逮捕であろうと無罪の人を起訴し刑罰を科してしまったとしても、適正な捜査・起訴・裁判を経て国家刑罰権が発動された以上、そもそも担当警察官や検察官を処罰する法そのものがなく、唯一憲法に国家賠償請求権の定めがあるのみで、結果として国に対して賠償を求めることになるかと思います(もちろん無罪の人に刑罰を求め結果有罪となることに担当警察官や担当検察官の心が痛むという可能性は人間である以上否めません)。萎縮するどころか、国に守られていることから、犯罪の端緒を得た以上逆に頑張るんじゃないでしょうか(刑事訴訟の有罪率のなんと高いことか。起訴便宜主義により勝つ見込みのあるものしか起訴しないとも言えます)。もちろん特別公務員職権濫用罪や特別公務員陵虐罪等は別途考慮が必要ですが、、、。
対して、医師はどうでしょう。今までのお医者様よろしく「医師を特別の存在」としてあぐらをかき、ここ数年で劇的に変化した社会の流れに対応することなく取り残されているのかも知れません(さすがに最近事故調やら刑事免責や無過失保障制度などがやっと議論の対象になりました)。
運悪く1万人に一人という割合に当たる癒着胎盤。そしてなくなってしまってとてもお気の毒です。亡くなった方は、子供の成長を見守っていたかっただろうにと思います。
逮捕された先生も精一杯やって過失じゃなかったんだろうと色々なニュース見てわからないなりに思えてしまいますが、お産という現場でドクター一人でやらざるを得ないという状況事態が問題だと思ってしまいます。
他にドクターがいて手伝いがいた状況だったならもう少し違ったかもしれません。一人を責めるのはお気の毒です。
そしてこの事件によって産科医が減る。お産を扱う病院が減るこのことによってますますお産が危ないものになってしまうことを懸念してみています。
産科医療にとってよい判決になることを望みます。
そして今後お産をする妊婦さんにとっても明るい未来が開ける判決であることを望みます。
そして遺族の方の心が少しでも気が休まりますように。
お役人として、「遅れず、休まず、働かず」でいければ、いいのですけど。そう達観できず、患者にきつい言葉を言うことが多い日々です。
研修日を入れれば、週休3日で単身赴任ですけどね。
加藤先生の無罪を祈ります。
To err is human, to repent is divine, to persevere is diabolical.
「過ちは人の常、悔い入るのは神に近く、押し通すは悪魔の性(さが)」
無罪判決が出ても、検察のコメントは予想がつきます。
「有罪を確信している。主張が受け入れられず残念。」
そしてこの事件に関わった検察官や警察官個人の経歴には傷がついて後の人事で不利に扱われる。
それを避けたいから検察は無罪判決が出てもたいてい控訴するんですよね。
過ちを認められないシステムです。
日々たくさんのヒヤリハット報告が書かれ、教訓として医療安全にフィードバックされている医療現場とは、異質な世界です。
司法、検察、警察。日々たくさんの過ちを犯しているはずです。人間ですから。今回の逮捕、起訴がその一つです。
今の流れだと、医療現場の方が「過ちを認めないシステム」(患者さんの利益に反した防衛医療、萎縮医療)に変質を迫られそうな怖さがあります。
悪魔の仲間入りは嫌です。
全くその通りだと思います。
だからこそむしろ,福島県警・福島地検,そして法律家(の一部)の責任を厳しく追及すべきだと考えます。
この事件は普通の事件ではありません。専門職の所業を,不十分な証拠で厳しく追及した特殊な事件であって,泥棒や殺人とはわけが違います。
専門職の過失を厳しく追及したときの萎縮効果について,警察検察は全く理解していなかったようなので,ちょうどいい機会ですので,同様な事例を身をもって体験させるべきです。ついでに言えば,いくら糾弾したところで,彼らは法的に保護されているので,ある意味彼らにとっては屁の突っ張りです。いくら糾弾してもしすぎることはありません。
なな先生のお考えは非常によくわかります。私とて上記のようなことは言いたくもありません。しかし,社会制度上,医療よりも上位に位置する秩序維持システムの担い手に,こんな事件までをも容赦して慈悲を与えるのは,甘やかしすぎだと思います。まずは,上位システムに位置する彼らが,下位システムに位置する医療者に対して,専門家の所業に対して適正な判断(萎縮しない程度の判断)ができるようになるべきであり,それが見えてくるまでは,甘い顔をするべきではないと思います。
明日の無罪判決に続いて,警察検察が謝罪の類をするというなら別ですが,そんなことはする由もないでしょう。警察検察が今回の過誤を犯した原因,対策について公式見解を出さない限り,警察・検察に対して厳しい目を向けることが,再発防止に重要になってくると思います。
そもそも彼らがこの件を「クロ」と判断したのは、「過失があったと書かなければ賠償金が出ない」とのロジックで書かれた報告書と、「剥離を中止しして子宮摘出すべきだった・クーパーを使うべきじゃなかった」という内容の鑑定書があったからです。どちらも医者の手によるものです。警察・検察にしてみれば、「偉い医者の言うことを信じて捕まえたのに…」と言ったところだと思います。
なかでも新潟大学産婦人科学教授の田中先生こそこの事件で。もっとも重要な役を果たした方と思いますよ。田中憲一先生。
この名は、全ての医師が心に刻むべき名前だと思います。
司法関係者にとっては、「あなたたちは自分たちのダブルスタンダードに気づいているの?」という厳しい問いかけとして、胸に突き刺さります。
胸の裡に滾っているであろう怒り、絶望、憎しみ等々の負の感情をこのようなエントリーに昇華させることのできるなな先生は、ほんとうに、世の中に数少ないプロフェッショナルだと思います。
KEI先生、横レスですが、司法関係者のひとりとして見れば、それでもなお、司法関係者と医療関係者の構図は同じです。
刑事司法手続において容認されている、逮捕、勾留、(強権的な)取調べ、ガサ入れ等の実力(暴力)行使は、「相当な」根拠に基づいていて初めて正当化されるものです。
一方、医療関係者の行う医療行為も、本来は正当業務行為として、刑法によって不可罰とされているものです。そしてミスがあっても、人知の及ばない事象については、予見不可能・回避不可能として「過失」とは評価されず、他者のミスが介在してそれを見抜けなかった場合でも、「信頼の原則」という法理によってやはり「過失」は否定されます。
プロがその正当な裁量に基づいて行う仕事は、本来、刑事罰によって「威嚇」される必要はないこと、また、「正当でない」裁量に対してはその保護は及ばないこと。
これらに、刑事司法と医療とで本質的な違いはありません。
悪の循環、まさにその通りです。
悪意のない場で起きた過失に関しては、処罰感情は破壊しか生み出しません。
だから、どこかで断ち切らないと、と思うのです。
あと数時間で、判決です。
お褒め下さって、ありがとうございます(笑)。
>失敗を次に生かす。
そうなんですよね。
医学は、そうやって育って来ました。
この構造が機能しなくなったら、多分医学は滅びます。
医学以外の分野でも、同じかも知れません。
私も、先生と同じ気持ちです。
警察と司法の暴挙と思います。
県警本部長賞ものにまでなった、警察の体質から見直すべきではないかと思うのです。
もっと言うと、福島県の官の在り方に問題があるのかも知れません。
>天然無敵ナース
いえ、あの才能と良い勝負かも知れませんよ(笑)
心が洗われるような、お祈りの声に、感動しています。
この朝に、みどりさんのコメントを目にすることができてよかった。
ありがとうございます。
尊敬する山口先生の、重い言葉です。
このような声が、あの人たちに聞こえているのでしょうか……
一緒にお祈りをして下さって、ありがとうございます。
ご遺族のお心が、少しでも癒えることを祈って止みません。
>司法関係者にとっては、「あなたたちは自分たちのダブルスタンダードに気づいているの?」という厳しい問いかけとして、胸に突き刺さります。
なるほど~
そこまで深くは読みませんでした。
しかし,私がそこまで深く読めなかったのと同様に,司法関係者でもそこまで深く読めない方も多かろうと思いますので,ストレート直球批判もまたしておくべきかと自己弁護(笑)
まもなく郡山です。
先生にこのように言って頂いて、光栄です。
私だって、先生と同じ気持ちです。
この事件を契機に、明らかに産科医療事情は悪化し
先輩が、同期が、後輩が、何人も辞めて行きました。
慚愧の念に堪え難い思いです。
でも。
警察と検察に、医療と同じ轍を踏ませてはいけないのだと思うのです。
誰のためにもなりません。
こう思えるようになるまでに、かなり時間がかかりましたが。
今日、福島に行かれている先生は、
日本中の医師たちの心も乗せて行っているものと思います。
どうか我々の分まで、しかと見届けて来て下さい。
私が言いたかったことをしっかり受け止めて下さった上に
もっとわかりやすく書き直して下さいました。
あまりにその通り過ぎて、コメントの余地がないくらいです(苦笑)
ありがとうございます。
同じ気持ちを共有している先生が、
日本のどこかにいらっしゃると思うと、胸が熱くなります。
後段、私の職場でも同じでした(笑)
8.20のボールペンの意味を若いナースに聞かれて、大野事件の話をしたら、
非常に真剣に聞いてくれたし、話の途中で他のナースも何人か集まってきました。
予想外の反応に、こちらが驚きました。
こちらこそ、これからもよろしくお願い致します。
今回の件で警察・検察を処罰することは、法的にはほぼ不可能であること、
あるとしたら、特別公務員職権濫用罪であることは、MRICにもありましたね。
http://mric.tanaka.md/2008/08/04/_vol_105.html#more
医療行為への刑事罰適否に関する議論における
「医療だけ特別扱いにするわけにはいかない」という主張が
空っぽに見えてきます。
国賠法の効力も、非常に疑問です。
「国賠法が適用された」という警察・検察への心理的圧迫感や
冤罪被害者の心の慰撫に、毛先くらいにはなるのかも知れませんが、
名目が「日当」で、金額的にも時給500円程度ですから。
というわけで、今回の記事は、寝ぼけ頭で具体的なことは考えすに書いています(笑)
>ここ数年で劇的に変化した社会の流れに対応することなく取り残されているのかも知れません
これは、私も感じるところです。
さらに、医療が壊れているという現実にも、患者さんも我々も、
実はあまり対応できていないように思います。
ひとまず医療が受けられていれば、患者さんは崩壊を実感しませんし
ひとまず医療ができていれば、その医者にとっての医療は崩壊していませんから。
亡くなった患者さんのご家族のお気持ち、
亡くなった患者さんのご無念、
医療体制の問題、おっしゃる通りです。
問題は、刑事罰に問われていることです。
しかも書類送検ではなく、逮捕・拘留されたことです。
日本中の医者が怒り苦しんでいるのは、この点だと思います。
判決と、その後の医療を、一緒に見守って行きましょう。
島の一人所長先生なんですね。
都会のひよわな医者の目には、まぶしい存在です(笑)
もうすぐ開廷です。
一緒に無罪を、お待ちしています。
本当に、医学科6年生なのですか?
余りに本質を突いたコメントに、熟達した視点を感じずにはいられませんでした(笑)。
こんな方が、これから若手として同志になって下さるのですね。
素晴しいです!
>過ちを認めないシステム
言い得て妙です。
こうなってしまったら、全ての成長がストップします。
残念ながら、既に萎縮医療・防衛医療は始まっています。
正直に申し上げますが、我々産科の領域で言えば
以前だったら経膣分娩ができたような妊婦さんでも、
帝王切開でお産される方が増えて来ました。
術前の説明だけではなく、細かな処置や検査にまで厳重な説明がなされるようになりました。
「その他、予期できない合併症が生じる可能性がある」の一文が
同意書に記されるようになりました。
そういえば4月に、航空機の管制官の刑事責任が問われる判決がありましたね。
日本全体が、おかしな方向に進んでいるように思えてしまいます。
先生ならではのさすがのコメントに、目が覚める思いです。
>無罪判決に続いて,警察検察が謝罪の類をする
おっしゃる通り、これなくしては、再発防止につながりません。
この点を看過するところでした。
警察・検察による、今回の経過説明がもしあるのなら、非常に興味深いものです。
後段、実況ありがとうございます(笑)
今ころ、傍聴券を手にされている頃でしょうか。
先生には是非傍聴席に入って頂きたいと思います。
レポート、どこかに上げて下さるのでしょうか。
とても期待しています。
先生のおっしゃることと、ほぼ同じことを感じています。
医療事故の捜査システムに問題があるように思います。
個人の医師ではなく、専門家集団に意見を聞くシステムが必要ではないでしょうか。
2月18日にこんな記事書きました。
http://blog.m3.com/nana/20080218/2_18_
うっ、何だか先生には、どんな顔で何を思ってこの記事を書いたのかまで
バレているような気がして来ました(笑)
KEI先生宛のお話、これ以上はあり得ないくらいわかりやすく、
ズシンと腑に落ちました。
このブログのコメント欄に留めておくには、あまりにも惜しいお話です。
「刑事司法手続きと構造は同じ」という矜持を持って、仕事をしないとなりませんね。
間もなく時間です。
fuka_fuka先生、コメントありがとうございました。
なな先生を前にしては、僕はまだまだ子供のようですね。
本当に、敬服するばかりです。
裁判、どうやらなな先生の御祈りが通じたようですね。
今までお疲れ様でした。
加藤先生、無罪で本当に良かったですね。
Asahi.comに出ている判決要旨を見てもまっとうな「普通」判決です。
近頃の判決に変なものが多すぎましたね。
なな先生の県警、検察に処罰を求めてはいけない、萎縮を招く、というのも一理あるとうなずきました。
しかし、どなたかが書き込まれていましたがフィードバック・システムは必要です。
問題がどこにあるのかという検討は再発防止に必要ではないでしょうか。
法律上は県警、検察に処罰を課することは出来ませんが、今回の件を真摯に受け止めているのなら、あの悪名高き県警表彰を取り消すことで反省をアピールすることはできます。
心からそうなって欲しいと願っています。
何はともあれ、無罪判決でほっとしております。
刑事裁判では家族は第3者ですから、彼らに非難が及ばないような配慮も必要ですし、医療事故関係者のグリーフケアが進むようなシステムを、我々の立場から提案することも必要と考えています。ただ、具体策はあまりないのですが。
この記事に感銘して書いています。
今は医療者にとって幸いなことに本件の無罪判決が出たばかりですが、
医療にとっては、実はこれからが本当に険しい道のようにも思えます。
今回の裁判でもそうですが、警察や検察は医療の専門家ではないので、
当然、医療の専門家の意見を尋ねます。そして、一部の者が答える。
その際に、今回のように経験に乏しい似非専門医が鑑定を下すような
状況になれば、かなりの頻度で現状にそぐわない鑑定が出るでしょう。
今までも出ていたかもしれません。
でも、警察や検察にそんな事情がわかるはずがありません。
各科の医師がその専門領域における標準的な能力や経験を備えているなら、
こんな裁判は起こすことすら出来なかったはずです。
批判は内にこそ向けるべき時のような気がしていたので、この記事に感銘しました。
私は遠い昔に臨床を辞めた病理医で、いささか肩身が狭いのですが、
お互いに専門家としての自負を持って仕事に向き合いたい、そんな気持ちです。
ドーケイさんやfuka_fukaさんの仰るとおりだと思います(笑)
やっぱり、なな先生は、すごい!と思います。
私が学生だった頃は、いいくんさんの足元にも及ばないくらい、
幼若でしたよ(笑)。
無罪判決に、ほっとしています。
おっしゃる通り、いい判決文ですね。
鑑定医の力量まで言及しているところが秀逸だと感じました。
県警表彰は、この事件の核だと思います。
批判の嵐にさらされた逮捕を何とか意味づけしようとした
警察の失態です。
無罪が確定したら、放置すべきではないと私も思います。
お褒め頂き、光栄です。
fuka_fuka先生のコメント、ここに置いておくにはあまりに惜しく、
世のために、どこかに転載させて頂きたいと思っています。
先生もおっしゃるように、今ご遺族に必要なのは
グリーフケアだと思います。
システムとして機能してほしいし、グリーフケアをもっと一般化させる必要があるでしょう。
「我々の立場から提案する」とおっしゃる先生に、改めて尊敬の念を募らせています。
もう2年。わからなくなってしまっていました。
でもそんな長い間加藤先生ってご苦労されていたんですね。
無罪でよかったです。今後の医療全体の問題だったんですね。
ナナ先生のHP来てからリンクしてある色々記事読んでみました。
お褒めの言葉、感激しております。
>経験に乏しい似非専門医が鑑定を下すような
状況になれば、かなりの頻度で現状にそぐわない鑑定が出るでしょう。
この一文が、まさに最近の医療裁判のおかしな判決を表していると思います。
おかしな裁判の裏には、必ずおかしな鑑定医がいます。
表面には出てきませんが、似非専門医が少なからず潜んでいるように思います。
鑑定制度から見直すべきなのかも知れませんね。
>批判は内にこそ向けるべき時
心に響きます。
自らを省みると同時に、
日本産婦人科学会の出した声明文にもあるように、
http://www.jsog.or.jp/statement/statement_080820.html
このような産科疾患でも、母児共に救命できるような医療の確立に努力したいと、強く感じます。
コメントありがとうございました。
お褒めの言葉、ありがとうございます(笑)。
世の中、本当に優れた方っていらっしゃるんですね。
fuka_fuka先生、ドーケイ先生のコメントは、圧巻です。
今回の事件は、一般の方も興味を持って下さっていて、心強い思いです。
今後ともよろしくお願いします。
こういうふうに、相手の事を祈れるのっていいですね。正直、恨みがましい気持ちで一杯で、とても、こういう心境にはなれませんでした。
でも、仕切り直していかなきゃなりませんよね。私も祈ります。
いえ、相手を祈るというよりは、かなり複雑な気持ちを織り交ぜて書いたのです。
無罪判決はひとつの通過点として、前向きに医療をして行きたいと思っています。
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