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[自民総裁選]史上最多5人が立候補届け出

 福田康夫首相の退陣表明に伴う自民党総裁選が10日午前、告示された。立候補したのは、届け出順に山崎派の石原伸晃元政調会長(51)、町村派の小池百合子元防衛相(56)、麻生派の麻生太郎幹事長(67)、津島派の石破茂前防衛相(51)、無派閥の与謝野馨経済財政担当相(70)。総裁選は史上最多の5人の立候補者で争われることになった。多くの派閥は自主投票を決めているが、派閥横断的に麻生氏への支持が広がっており、地方票も含め麻生氏が優位に立っている。

 津島派の棚橋泰文元科学技術担当相(45)は10日午前、自民党本部で記者会見し、「世代交代のために立候補を目指したが、推薦人が集まらなかった」と述べ、出馬を断念する考えを表明した。

 石原氏は10日昼、東京都内のホテルで開かれた出陣式で「国民が欲している政治と、私たちが行っていることにズレができた。それを正したい」と決意を語った。

 総裁選で初の女性候補となった小池氏はJR池袋駅東口で街頭演説し、「政府の無駄を排する。国会議員定数を大胆に減らし、実質上の1院制にする」と改革推進を訴えた。

 4回目の挑戦で初めて本命視される麻生氏は、党本部での出陣式で「誰が民主党と戦うかが一番肝心な点だと決意している」と自信を示した。原油・物価高を踏まえ、景気対策重視の姿勢を前面に出す。

 石破氏は国会内での出陣式で「テロとの戦いは正念場だ。それを正面から訴えずに、わが党は責任政党とは言えない」と述べ、安全保障政策を争点化する考えを強調した。

 与謝野氏は党本部での選対会議で「昨日まではやや紳士的に発言してきたが、今日からはパンチの利いた話をさせてもらう」とあいさつし、経済財政政策を中心とした論戦に意欲をみせた。

 党内8派閥のうち津島、古賀、山崎、高村の4派は自主投票を決定済み。最大派閥の町村派は10、11の両日、総会を開き最終的な対応を決めるが、同派の森喜朗元首相と安倍晋三前首相は、麻生氏支持を表明している。麻生派と伊吹派、二階派は麻生氏を支持する。

 5候補は10日午後、自民党本部で共同記者会見に臨み、11日から全国17カ所で街頭演説を行う。22日に両院議員総会で投開票される。【中田卓二】

 ◇石原氏「胸を借りるつもり」

 昔からの仲間と新しい仲間が、苦しい中で集まってくれた。いよいよ始まるな、という気持ちだ。胸を借りるつもりで挑戦者として頑張りたい。これからも波があると思うが、仲間に支えられてここまで来た。

 ◇小池氏「構造改革を進める」

 今日こそ自民党が生まれ変わる日だ。私が総裁候補になることが、その動かぬ証拠だ。私には永田町のDNAも、しがらみもない。皆さんの将来に対する責任を持っている。永田町の構造改革を進めなければならない。

 ◇麻生氏「最後まで分からぬ」

 いろいろな意見を得て、幅広い政策論議ができるのは、自民党の政策を広く訴える良い機会だ。選挙は最後までやってみなければ分からないものだ、ということは、何回も選挙をやった方々ならみな言うと思う。

 ◇石破氏「堂々と真実訴える」

 奇策があるわけではない。政治は感動だ。人の心を揺さぶらなければ政治ではない。思うところを包み隠さずに正々堂々と、真実を訴える。同志の議員からもらった(赤色の)必勝ネクタイを締めて戦いたい。

 ◇与謝野氏「タイトル戦の心境」

 今日から選挙なので堂々と自分の主張を述べたい。議員の多くの方から頑張れと激励を受けており、勇気百倍で信念を訴えたい。(得意の囲碁に例えると)タイトル戦で会場に向かう途中、という感じだ。


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