September 09, 2008

反省点

これは私の推測にすぎないが、
ノアの圧力が私の知っている人にかかった。


先ほどの私のエントリーを見たらしく
「あの内容は酷すぎる」と私の携帯の留守電にメッセージが入っている。

よっぽど酷い仕打ちを受けたのか
声が怒りに震え、言葉がスムーズじゃない。
どうやら濡れ衣を着せられたようだ。

ここで一つ反省点がある。
今朝の会話はこの人とのものじゃない。
正体は書けないが、私より年下の人間。
この人は私より年上。

留守電の主に迷惑がかかったことは心が痛む。

それにしても、どんな仕打ちだったのか。
八つ当たりは卑怯者のすることだ。


jimmysuzukiusa at 16:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

明日は香港

いよいよ指折り数えたバケーション。
7月と8月はアメリカから出ず、
働きまくっていた。

まずは香港経由でマカオに行き、
ウエスティン・リゾートのSPA。
翌日からタイに行く。

ただ政情不安定というネガティブな話もあるので、
バンコクは一泊にして、パタヤあたりに行くことも考えている。
まあその辺は気の向くままかな。

タイの後は東京。そしてドンペリのゴールドを飲みに札幌まで
行っちゃう予定。

ところで…
今日もまた日本のマスコミ関係者と国際電話で話をした。

ノアの業績不振について状況を聞くと
「もうどうにもならないでしょ。
客が入っていた時に散々威張ってた男だから
落ち目になって救いを求めてきても
助ける奴はほとんどいないだろう」
との話。

「で、どうしてそこまで落ち込んたんだと思う?」
と聞くと
「戦略を間違えたということに尽きるよ。
丸藤がチャンピオンになった時からそのままいけばよかったのに、
三沢に戻しちゃって1年も続けたのが、客が引いた原因だよ」

続けて「森嶋じゃ人気がなさすぎるよ。客が呼べない。
だからいまは健介がチャンプ。他に選択肢がないでしょう」

私が「KENTAとかなんでプッシュしないのかな?」と聞くと
「KENTAは仲田龍に反抗的だからでしょう」

で、これまで知らなかったことを教えてくれた。
なんでもノアは仲田派と小橋派に分かれていて
この2人はまったくソリが合わないらしい。
KENTAは小橋派。で、秋山も小橋派なのだが
秋山とKENTAも手があわない。

で、丸藤はどうなのか聞いてみると
丸藤は誰に対してでもニコニコしてうまくやってるらしい。

「で、三沢社長と総書記はどうなの?」
「三沢は仲田龍に任せてるからあまり口出さない」
「でも噂では、裏に回ったら龍さんってさん付けって聞いたけど」
「いや三沢が一言言えば龍はびびるよ。力関係では圧倒的に三沢だよ。
なにせ龍が全日本で問題を起こして、元子さんが怒ってクビになる
ところ三沢が救ったんだからね」

問題というのは札幌の●●●なのかどうなのかは、
うっかり聞き忘れたが、いい話が聞けた。
この札幌の云々は関西方面に詳しい人がいるようなので、
今度もっとつっこんで聞いてみようと思う。
何はともあれこれから10日間の休暇。
川の流れや海を眺めながら、
次に何を書くか考えてみようと思う。

なんかアワビのオイスターソース煮が食べたくなってきた。
アワビとピータンが入ったお粥もいいな。
では。







jimmysuzukiusa at 13:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

September 08, 2008

嘘は書いてない

元ファイト野郎のブログに
物騒な文面があった。
http://wfight.jugem.jp/

ノアが私を訴えるといった内容だ。

私は真実を書き続けているだけなのだから、
1%の非もない。

マスコミ各社に圧力をかけて私の職を奪ったのはノアのほうではないか。

ある雑誌に「いくら払えばジミーを切る?」という相談を持ちかけた
という証言もある。

だいたい11500人という大嘘を発表することが許されているのがおかしい。

嘘で固められたビジネス。それが実態だろうが。
マスコミへ圧力をかけまくっていること自体、
超北朝鮮的なやり口だと言える。

本当のことを書いたら即座に取材拒否というのは
北朝鮮と同じような思想ではないか。

ということで、今度は他の人間からのタレコミ。
長いことご無沙汰していたある人に電話したら
過去のことを話してくれた。この話は以前にも
聞いたことがあった。

A記者
「ノアがAAAに行った際、ノアの選手が試合前に
美味しくない役回りにされていることが言い渡された。
それまで国内の対抗戦などでは美味しい役回りしか
引き受けなかったが、わざわざメキシコまでいって
役回りが気に入らないから帰るというのもつらいところ。
ペニャ代表になんとか美味しい役回りに変えてくれうように
言いたいが、それがうまくいかない。もうどうにもならなくなって
日本の雑誌記者でメキシコ通の人に泣きついたんだ」

「その話は俺も聞いた。そのメキシコ通の記者が勝ち誇ったように
『ノアには貸しが出来た。あの傲慢な男もさすがに態度がかわったよ。
最初は俺を控室から追い出しといて、都合が悪くなると泣きついて
くるんだぜ。』といってたよね」






jimmysuzukiusa at 22:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

百聞は一見にしかず…

ノアヲタ諸君
これを見てびびってたじろぎ、
糞して寝たまえ

(某掲示板からコピペさせて頂きました)

http://b.pic.to/sluwt
上 試合開始30分前
下 試合開始20分前

http://b.pic.to/s3318
上 試合開始10分前
下 試合開始5分前

http://e.pic.to/tq043
健介栄冠直後

http://f.pic.to/uga76
ラスト 健介栄冠直後2

上から見たら半分も埋まっていませんでした。
YFCで入ったのですがアリーナ席以外は殆どYFC席だったように思います


私も疲れたからもう寝る

jimmysuzukiusa at 16:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

WWE UNFORGIVEN

オハイオ州クリーブランドのシェラトンにいる。
今日はWWEのPPVイベント「UNFORGIVEN」の取材だった。
「めずらしく前売りが伸び悩んでいる」という情報を聞いていたが、
どうやら見事に当日券が売れたようで、満員になった。

それにしても、さすがはWWE。レベルの高いプロレスを提供すれば
新聞社がらみの招待券などばら撒かなくてもお客さんはちゃんと
入るということを実証してみせた。

YFCだっけ?その類ものはアメリカにないから頼りようがないが、
WWEには必要ない。

試合後の取材記者仲間とデニーズで食事中、森嶋のことが話題に挙がった。

「森嶋はWWEに来るのか?」との話題。誰も知らない。
そばにスパニッシュ・コメンテーターたちが座っていたから
聞いてみたが彼らも知らない。

で次に出たのは「通用するか?」との話。
これは全員一致で「中堅か下の方ならOKだろう」となった。
A氏なんか「いやHHHの相手とかでも面白いかもよ」とか
言ってる。
B氏は「デカイけど、プロレスは巧いと思わなかったな」とのこと。
で「彼はNOAHの現役のチャンピオンとして来たから、
トップクラスとしてじゃなきゃ駄目だというのが
NOAHの方針と聞いたよ」とC氏。
「馬鹿だね。そんなこと言ってるんだ」
で、私が出した意見は「TAJIRI選手か、少なくとも鈴木健想ぐらい
英語が喋れなきゃ無理」ということ。

そんなことを話していたら今夜世界ヘビー級チャンピオンになった
クリス・ジェリコが入ってきた。

アメリカの地方都市じゃラーメン屋もないし、
遅くまでやってる焼肉屋や寿司屋もない。もちろん牛丼屋もない。

夜遅くの食事となれば世界チャンピオンでもデニーズって
いうことになる。

なにはともあれ、今晩お金を払ってWWEを見たお客さんは
みんな満足げに帰っていた。
彼らは「次は招待券」なんてことまったく考えていまい。

WWEファン>>>>>厚い壁>>>>>>>>>ノアヲタ
で確定でしょう。

jimmysuzukiusa at 16:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

NOAH武道館大会の実券

9月6日に行なわれたNOAHの武道館大会について
「実券は4000枚ちょっときったぐらい」という情報が
国際電話で入ってきた。マスコミ関係者
からのリークだがソースはあかせない。
そこの媒体が何をされるかわからないからね。

「取材拒否されたらヤバイからたのむよ」というが、
ビッグショーで4000枚も動かないような団体…ということは
そんなとこの記事を媚へつらって載せても売れないだろうに。
だったらもっと自由に取材のできる他の団体を
大きく扱えばいいんだけど…実に情けない業界だ。

先日ある媒体のデスクから電話があり
「あれ喋ったのが俺だと疑われてるよ。もう付き合えないよ」
と絶縁宣言されてしまったが、どこにどんな圧力をかけようが、
心の中で面白く思っていない、口に出さないだけの人間は
陰で情報をくれる。
今回はハッキリとは書かないが、どこかの誰かはかつて
札幌に女ができて、で、どこかの誰かにハワイに連れていってもらう話が
オジャンになったとか…この業界は、面と向かってナイスでも
裏に回ったらボロクソという人間が多い。

で、ネットを色々と見ていたら、なんでも
読売新聞の購読者に大量に招待券がくばられていたという。
その証拠というか、熱狂的な森嶋ファンが太鼓を叩いて
応援しようとしたら、しら〜っとしたらしい。
タダ券の客のほとんどは、タダだから足を運んだという客。
NOAHのプロレスが好きなわけでもなんでもない。
恐らく実券で客が埋まっていたら太鼓の音にあわせて
大合唱が始まったはずだ。でもタダ券の客は反応しない。

で、発表は11500人。

アリーナ席の配置が本当に入っていたころの半分とかいう話だから、
11500人はどう考えても大嘘。
「そこまで水増しするのかよ」というレベル。

もし読売新聞を購読していればタダ券が入るなら、
まともに金を払って入場券を買っている人間は
後悔すべきだと思う。

思いっきり後悔すべきだろう。
まあ救いとしては、佐々木健介の戴冠が見られたという部分が
あるかも知れないが、ただで簡単に手に入るものを
買うのはどう考えても無駄。

実券が4000枚も売れず、半数以上が招待だとしたら
もう武道館はあきらめてディファー有明あたりで堅実にやればいいのに。

いまからでも読売新聞の購読をはじめて、いままで無駄に使っていた
お金を健介オフィスの自主興行の入場券代にまわせば
よりよいプロレスファンライフがおくれるだろう。

なにはともあれ、タダ券ばらまきはファンに対して裏切り行為。
指をくわえて何もしないノアヲタたちはアホの骨頂としか言いようがない。



jimmysuzukiusa at 06:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

September 07, 2008

3大メジャー王座??

日刊スポーツのWEBを見た。
佐々木健介が前人未踏の3大メジャー王座獲得といった感じで
書かれていた。

王座が交代したことは素晴らしいと思う。
ベターな選手が勝つことは単純に素晴らしい。


小さい身体で入門。
持って生まれた身体は一般人レベル。
三銃士のように入門時から期待されていたわけじゃない。
三銃士の背中を見て、その悔しさをバネに
常に努力して、口で表現するかわりに練習して、
身体を鍛えて「文句あるか」といった生き方をしてきた健介は
日本プロレス界の財産だと思う。最も素晴らしい選手の1人だ。

佐々木健介という人は人間的にも素晴らしい人だと思う。
いい意味で人に気を使うことが出来る人。
素晴らしき優しさを持った人。

何年前だったか彼がWJに入る前、ニューヨークで同じホテルに
泊まったことがある。あれはホテル・キタノだった。
晩御飯に誘ってくれたのだが、専門誌の入稿、さらに著作本の締め切りが
せまっていたので、つきあうことが出来なかった。
私は体調が悪く高熱を出しながらも解熱剤をのみ、ホテルの部屋に
こもって作業をしていた。
本来ならそういう付き合いはまず断らないのだが、状況を説明して
この時だけは勘弁してもらった。

数時間作業を続けていると、部屋のチャイムが鳴り、
健介選手が立っていた。彼は「これ食べて下さい。頑張って下さい」
と言うと和食の折り詰めをくれた。

こういう場合みんなの食べ残しを想像するのだが、
健介選手のくれたのは、ちゃんと私の為にオーダーされた
折り詰めだった。

たかが弁当と言ってしまえばそれまでだが、
ホテル内の高級レストランの折り詰めだった。
タイミングもタイミングだったので、心が揺れた。

もう一つの想い出は、新日本プロレス御一行様で、
猪木さんと一緒にロサンゼルスで山登りをした時。
トパンガキャニオンという山。元気者の多いレスラー軍団の
中でも常に一番元気に先頭を歩いていたのが健介選手だった。

私は山登りなんか大の苦手。撮影の仕事だからやむなく行ったが、
行かなくて済むのなら、そんなところは絶対に行かない。
で、この時も必死に山登りについていったが、ビリっけつである。
マジで必死だったが、こればかりはどうにもならない。
困ってへこたれて、それでも必死に歩いていたら、
先頭を歩いていた健介選手が引き返すようにして私のところまで
戻ってきて「ジミーさん頑張って」と後ろから押してくれた。

この時も、心が揺れた。

私は佐々木健介に2度も心を揺らされている…。

さてと、今回のGHC王座奪取。
ガチンコで書いてしまえばGHC王座自体は
三冠王座やIWGP王座と横一線にある「3大メジャー王座」
ではないと思う。

歴史が違いすぎる。同格扱いしたら三冠王座やIWGP王座に失礼だ。
昨日今日作った、それも団体が外部組織の認可もえず
勝手に作った平成のタイトルと
力道山がルー・テーズから奪取したインターナショナル選手権の
流れを汲む三冠王座をどうやって同列にくくることができよう。

しかし、佐々木健介という王者そのものはまぎれもなく
武藤敬司、諏訪魔と並ぶ3大チャンプといえる。

相撲に例えれば
日本プロレス界の今場所の番付は
東の横綱が武藤敬司、西の横綱が佐々木健介、張出横綱が諏訪魔
ということだと思う。

ちなみに大関は蝶野、三沢、小橋、棚橋、小川直也
関脇は中邑、ケア、小島、天山、TAJIRIあたりか。
森嶋は小結あたりかな?

本当のことを書いてしまえば
健介が「ベルトが取れて嬉しい」というのはおかしい。
GHCのベルトの方が「健介様に取って頂いて嬉しい」と
言わなければ筋違いというものだ。

GHC王座は健介が長期政権を築けば価値が上がると思う。
そんなタイトルでも「このベルトが欲しい」と言ったのは
健介の優しさ。そして小結レベルの森嶋を讃えて
「彼からベルトが取れて嬉しい」という発言も
彼の素晴らしき優しさなんだと思う。

jimmysuzukiusa at 12:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

健介が勝った

ノアの武道館、
健介が勝ったもよう。

森嶋の「アメリカに行って一から出直します」って発言はまだなのかな?

WWEとか、いきなりそんなこと言わないで、もっと身の丈にあった方法が
あると思う。

まずはメキシコのAAAに送ったらどうだろうか。
あの体格はWWE的にはネガティブに解釈されるかもしれないが、
メキシコでは大アリだろう。メキシコでは脅威にすらなりえる。

KENZOとタッグを組みながらハードなサーキットを続け、
シベルネティコあたりの指導で肉体改造をすればいい。
1年ぐらいで見違えるぐらいの肉体改造ができ、
プロレスの技術にも磨きがかかるだろう。
いまの身体からアルティメット・ウォリアー系、
ダイナマイト・キッド系、ロードウォリアーズ系の
身体に改造するにはアメリカの国境を越えて
メキシコに入らなければ色々と難しいのだ。

ノアのレベルがどうのこうのとか、
AAAがどうのこうのという以前に、
外の団体、外国に居を構えてメシを食えば
必ず成長するだろうし、引き出しが増える。

「だらしなく見える」というあの長髪は、
メキシコを離れる時点でスキンヘッドにして、
そして今度はWWEの下部団体であるFCWに行けばいい。
フロリダでアメリカ流を学びながら、
西村修のようにアダルトスクールに通い、
英語を学べばいい。
英語が話せなければ、WWEではどうにもならない。

見違えるようなアナボリック・ボディ、
暴力的な大きさに、スキンヘッド。
目指すは日本版ウォーロード?
まあ、それは冗談として
語学学習は真剣に取り組むべきである。

WWEのトライアウトを通過できなかったのは
その辺の理由もあるように思う。




jimmysuzukiusa at 00:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

September 06, 2008

準備完了

さて、飛び立つぞ。
まず最初の目的地は香港。
成田でワンストップするが、空港の外には出ず
そのまま香港へ。

え?プロレスのことも書けって?

いま気になっているのはプロレス・エキスポ。
この秋はこれっきゃないっしょ。

公式サイトにはまだメンバーが発表されていないが、
実際のところどんなメンバーが集まるんだろう。

ただ単に大物を集めるとかじゃ今更面白くない。
私個人としては、おもちゃ箱のような面白さを期待している。

例えばインド代表は誰だろう?
ソンジェイ・ダット?
別にインド人じゃなくてもいいんじゃないかな?
サブゥはボンベイ・インディア出身という触れ込みだったよね。
私はそういうのもアリにしたほうが面白いと思う。
ブッチャーはスーダンの出身でアフリカ代表?
カマラはウガンダ代表かな?
そう考えるとロシア代表は二キタ・コロフ?
ブッチャーやカマラはまだ現役だけど、二キタはもうやってないか…。

最近ロシアン・ギミックのレスラーを見ないけど
アメリカのインディーにはいないのかな?

プロレス本来の面白さの原点というのは
日本プロレスのワールド・リーグ戦にあると思う。
国際色豊かじゃなくなってからプロレスは面白くなくなった。

ハッキリ言ってしまえば、
長州力が台頭してから、日本のプロレスは
国際色を失いつまらなくなってしまった。

本来のプロレスの面白さの原点を魅せてくれるであろう
プロレス・エキスポに私は期待をしているのだ。

jimmysuzukiusa at 15:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

September 03, 2008

病欠

いまの仕事を始めて、初めて病欠した。
ことの始めは電話会社。
自分の部屋に電話回線を入れるため
工事の人に来てもらったのだが、
朝8時半に来たのである。
いまの仕事のシフトになってからは
朝10時から11時頃に起床という生活になっているから、
いきなり起こされてリズムが狂った。
なぜか頭がクラクラ。その上に少し吐き気がして
食欲がわかない。
これはヤバイと思ってWALGREENへ行き、
血圧計を購入。すると上が153で下が110。
エンプロイ・サポート・センターに電話して
病欠を申し出た。這ってでも仕事は休まないというのが
私の仕事に対する姿勢なのだが、
ちょうど井上さん(元週刊ファイト編集長)と電話で話していて
「ひょっとしたら48時間以内に死ぬかもしれないぞ」と言われ、
びびってたじろいでしまった。

いま単身赴任生活でとある町のアパートにいる。
居候ではないのだが、
フライトアテンダントの女性のアパートを間借りしている。
職場から車で15分のところにあるレイクフロントの
アパート。間取りは2LDK。といってもアメリカだから
十分に広い。
(最もボストンやニューヨークやあっちのほうに行けば
東京のような狭い物件も珍しくないが)

リビングルームから湖が見える。
スッチーであるルームメイトは仕事がない夜は、
ランタンに火をともしてパティオで一杯。
彼女がいつも飲むのは赤ワインを炭酸で割ったもの。
「私は家を所有していないけど、
このゴージャスな眺めと3匹の猫がいれば幸せだわ」と
口癖のように言っている。
ルームメイトに付き合って私もワイン(私は割ったりしないが)
を飲むというパターンが増えている。

なにはともあれ、血圧の薬をのんで、
三時間ほど安静にしてしていたら楽になってきた。
で、サポート・センターに電話して、仕事に行った。
するとみんな驚いている。
「なんで病欠の届けを出してあとから来るんだ?」と
みんなに言われまくった。

「這ってでも仕事に来るのが俺の哲学だ」と言うと
みんなが呆れていた。

アメリカのメンタリティと自分の考えのギャップを
強く感じた。

これまでやってきた仕事は自分が休めば大きく迷惑がかかる
仕事ばかりだった。

例えば猪木さんのインタビューでロサンゼルスでやるとする。
表紙や巻頭カラーを予定していて、私が当日突然病欠したら、
その週の売りものはぶっ飛んでしまう。

仮に表紙や巻頭でなくても、カラーの見開き2ページでも、
なんらかの迷惑はかかる。あるべきものがなくなる。

メキシコのAAAの取材をしていた時、自分のいたところと
逆側に2人の選手が同時落ちた。
これは間違いなくトぺのシーン。
撮り逃すのが嫌だった私は必死に走って、そしてずっこけて
前のめりに転んだ。持っていたカメラが床と私の間に挟まった。
カメラは壊れず私の肋骨が折れた。

痛みと苦しさで脂汗だ出た。呼吸をすると激痛が走る。
5分ほど控室で唸っていたが、必死にリングサイドに戻って
撮影を再開した。

穴をあけてしまったら私に仕事をくれた人間に、会わす顔がなくなる。
何があっても仕事をまっとうするのが男たるもの。

激痛の中、なんとか大会終了まで撮影を続けた。

そういった姿勢で仕事をしてきたものだから、
いまの職場のみんなの考え方とはギャップがある…。

いまの職場は私が病欠しても、何もなかったかのように
稼動する。

それがわかっていても長年の習慣は変えにくいものがある。



jimmysuzukiusa at 13:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!