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外来に、100歳の患者さんがいらっしゃいました。
1908年生まれです。
息子さんに車椅子を押されて移動していますが、
あまりに手馴れた息子さんの動きに、ナースたちと一緒に感動しました。
軽々とお母様を抱きかかえて
「さ、立つよ」と、愛情がにじみ出るような介護をしています。
100歳の方の息子さんですから、若くても60~70歳でしょうか。
それだけではありません。
ほとんど寝たきりですが、床ずれが全くありません。
関節もやわらかく、内診台にも普通に乗れます。
髪がきちんと結ってあるので、つい
「きれいですね。どなたが結われたんですか?」
とお聞きしたら、ちょっと照れくさそうに「僕です」。
おばあちゃまは浴衣姿ですが、
そういえば襟元におしゃれなスカーフを巻いています。
「100歳ですか。お元気で、素晴らしいですね。」と言うと
「はい、区からお祝いをもらったので、きれいな着物でも買って帰ろうかと思いまして。」
みんなで、すっかり参ってしまいました。
でも、このおばあちゃまの年金からも、4月から6000円くらい引かれてるんですよね・・・
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コメント
コメント一覧
痛みに続いてお年寄りですか。
私のために書いて下さっている様な気がしてなりません(笑)
いずれは両親の介護がと思うと、今の内から少しずつでも勉強しておいた方が良いのでしょうね。勉強しても、実際にはすぐには出来ないと思いますし。
本当に”おみごと!”って感じの方、おいでます。
しっかり自立心をお持ちでいらっしゃる高齢者の方です。
それと共に暖かい”見守りの心”が必要ですが。
以前、「100歳までがんばろう!ってがんばって来て、いざ今日から100歳ですって言われたら気が抜けてしもて・・・。」と、言われるばーんあうとなおばあちゃんがおられました。
それまでは新聞の集金をしてたんですよ。
いつも健康の秘訣をお聞きします。(将来の自分のため・・・)
「なにもない。」でした。
でも、しっかりと自立心と暖かい見守りの心がありました。
素敵なお話ですね。介護って、天賦の才がある気がしてやまない、今日この頃です。
私の98歳の祖母の元気の秘訣は「心配事があること」だそうです。聞いたとき、おばあちゃん、みんなで心配させてごめんなさい、って思ってしまいました(笑)。おかげ様でまだ自分で歩き、痴呆もありません。
介護が必要になったら、ぜひ私の実家にきてのんびり過ごしてほしいなと、家族みんなが思っています。女性としてとても可愛い、大好きな祖母です。
私、産婦人科医なのに、わんこさんと問題意識が似ているなんて(笑)
でも、次書くつもりの内容は、きっとちがいますよ(謎)
99歳で新聞集金ですか。すごいっ!!
「自立心と、暖かい見守りの心」
何だか、とっても納得します。
ご長寿の秘訣は、年齢にかかわらずきちんと生きる秘訣でもあるのかも知れません。
ぴょん先生が、今のお仕事が大好きな理由が伝わってくるようなコメントですね(笑)
ご自分で歩く98歳、素晴らしいですね。
かわいらしいおばあちゃまが、目に浮かぶようです。
もしかしたら、心配かけて、甘えて、それでいいのかも知れませんよ。
>介護って、天賦の才がある気がしてやまない
私も、そう思います。
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