| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
| 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
| 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
| 28 | 29 | 30 |
新潟大学産婦人科教授 田中憲一先生
不遜な文言を、どうかお許し下さい。
先生が、福島県立大野病院事件の検察側証人になられてから、
生活が一変したのではないでしょうか。
産婦人科の狭い世界で、居づらい思いはしていませんか。
心休まる暇は、あるのでしょうか。
この裁判、一審無罪の後も、控訴されるのではないかと思います。
もし先生が、これまでの成り行きを悔いていらっしゃるのでしたら
どうか勇気を持って、検察側証人を降りて下さい。
この事件のために、日本中の医師たちが悲鳴を上げています。
一日も早く裁判に終止符を打ち、
壊れかけた医療を、
我々の愛する産婦人科医療を、
共に守って行っては、下さいませんか。
固定リンク | コメント (101) | トラックバック (12)
コメント
コメント一覧
皆が命を救おうと行動した結果に起こってしまった事としか認識できていませんが、それぞれができる限りの事をして、その結果を責められると言うのは辛いですね。
私も線維筋痛症患者の日々思う事を下記綴っていくブログを始めました。
(その日の夕食とか症状の変化とか他愛もない戯れ言ですが)
次回からはURLを載せていただいてもよろしいですか?
被告の先生、そして、そのご家族の方は計り知れない悲しみの中にいると思います。
一刻も早く、裁判が終了し、その悲しみが終わってほしいです。
私は産婦人科医ではなく、もちろん田中教授も存じ上げておりませんでした。
しかし、この事件から皮肉にも、そのお名前は専門領域を問わず、全国の医師に知れ渡りましたね。私からもお願いします、検察側の証人を降りてくださいませんか。
なな先生はすごいですね。こんな文章が書けるなんて。
先生が、いかに産婦人科が好きか、わかる気がします。
私も福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します。
同じ産婦人科医の一人として、心を痛めています。
こんな、逮捕、おかしいでしょ?
私も賛同します。
2年前のマスコミの報道では「経験のない医師」が「無理矢理胎盤をはがした」となっており、「経験のない医師」が手術したので失敗したのだ、と思いました。その後いろんなブログを見ていたら、「(程度の強い)癒着胎盤の頻度は0.01%(1万分娩に1回)」(ある産婦人科医のひとりごとより)だそうで、経験がないのではなく、滅多にない症例だったということがわかり、マスコミの偏向報道に憤りを感じました。検察側証人の先生も、おそらくこのような症例の経験はないのではないでしょうか?
一刻も早くK先生が晴れて自由の身になられることを願っています。
患者さんの視点から見たそのひと言は、
とても貴重で、心強いものです。
ありがとうございます。
ブログ、お始めになったのですね。
是非URL・TB、送って下さい。
こうしてブロガー同士の交流が増えていくのも
また楽しいと思いませんか。
田中先生が証人をお降りになったところで
検察は裁判を続けるかも知れません。
しかし、それでも、加藤先生にとって、壊れかけた医療にとって
検察側証人不在は、確実にプラスに働くのではないかと思っています。
再発防止にもならなければ、これ以上の真相解明にもつながらない、悲しく不毛な裁判は、
もう止めてほしいのです。
コメントありがとうございました。
起訴・裁判もさることながら、逮捕はあまりにも不当と思います。
自分のところに来てくれる妊婦さんがかわいくない産婦人科医は
いません。
慈しむべき妊婦さんを守るためにも、これ以上の医療の破壊は阻止しなければなりません。
なな先生、お初にお目にかかります。
いつもやわらかな言葉と強いお気持ちの凛としたblogをありがとうございます。
Dr.IのM3じゃない方のエビです。
K先生のことをいつも想います。
私の些細な不平不満が心に芽生えた時、恥ずかしく思います。
喜びに胸が震える時、K先生も心安らぐ日が早く戻るようにと小さくても強く願っています。
もし私の恋人もこうなったら、何よりも患者さんを診ることが出来なくなり医師としての鍛練も途絶えることが辛いだろうなと思います。
K先生のご家族さえも医師としての生業を中座せざるを得ない状況になり、たくさんの患者さんも無念のうちに主治医を失ったのかなと想うと、涙がいっぱい出てしまいます。
みんなの想いが、届きますように。
ご指摘通り、検察側証人は癒着胎盤の手術経験は
ずいぶん前に助手として入った1件のみだそうです。
当然、癒着胎盤のエコー像は実際に見たことはないのだそうですが、
それなのに「エコー像より癒着胎盤を疑うべきであった」
と証言しています。
人は、間違いを犯します。
失言だと思ったら、引き返せばいいのです。
もし検察側証人の先生が、引くに引けない状況に苦悩されているのであれば
この裁判を見守る者たちに、何かできることがあるかも知れませんね。
あの頃はよく意味が分かりませんでした。
私も福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します。
さっそくURLを付けさせていただきます。
>こうしてブロガー同士の交流が増えていくのも
>また楽しいと思いませんか。
本当にそう思います。今コメントを頂いているのは、自分もそうかと疑った「化学物質過敏症・電磁波過敏症」の患者さんです。
彼女たちのブログを読んで、コメントのやりとりをしているうちに、自分でも何かやってみたいなと思い、やっと始めました。
一般の認知度がまだまだ低い病気を持つ者の声が、少しでも届けばと思います。
トラバさせて頂きました。
変な使い方してますが、お許し下さい。
起訴当時の証言や1審の証言に捉われず、ご自身の良心に従って、現時点で適切と思われることを証言すれば良いと思います。
医師である前に一人の患者として、医療の恩恵を家族が受けている身として、加藤医師を100%応援し続けたい。
この裁判は、日本の産科医療、いや日本の医療の行く末を決定付ける
ものと言っても過言ではないでしょう。
この裁判が面子や憎しみによって支配され、
真実が曲げられることのないよう願いたいと思います。
尊敬するなな先生が大好きなお産をいつまでも続けられるように。
そして、現在の産科や救急をはじめとする医療現場の状況が、少しでも良くなる未来を信じています。
先生の2/7のエントリー、リンク、トラックバックさせていただきました。
本日のエントリー、産科の現状と今後のことを憂いつつ、考え抜かれたうえでのことだと思います。そこまで産科を含めた医療は追いつめられていると
考えてもいいでしょう。
この事件を、また、医療の現状を一般の方にも是非知っていただきたいともいます。決して感情で流されないように。
我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します!!
それを分かっていながらこの手紙をブログに書かれた一産婦人科医の想い、伝わってきました。彼に伝わるかは?ですが、あれから2年なんですね。
この事件がなければ医療系ブログ、SNSがこれほど盛り上がりをみせなかったでしょう。そういう意味では皮肉です。
賛同いたします。
不幸な結果=過失、ではありません。ご家族の悲しみはわかりますが、悲しみや恨みが理性に勝るようでは、医療は成立しません。無罪を信じます。
福島県内で産婦人科の先生にお世話になる1人として。
なんとか自身のブログでも本日中に記事にしたいと思います。その際はトラバさせてください。
私も福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ、支援します。
しかし、「死の受容」が怒りの段階で止まったままと思われるご家族の証言を読むにつけ、たとえ最高裁まで争ったとしても、この怒り・恨みを消すことは難しいように思えます。
もはや医師がどれほど理を尽くした説得をしても、家族には「中傷」「かばい合い」としか受け取ってもらえません。どうやったらいいのでしょう・・・
この事件以来、医療とはなんぞやと疑問に思うことが増えました。
使命感にかられて一生懸命に患者さんと向き合っても、K先生のように逮捕されてしまうと、その先生のこれからの人生も、先生の周囲の方々の人生も、また亡くなられた患者さんの死の意味も患者さんの家族の精神と人生も掻き乱され、崩壊させられてしまう
>再発防止にもならなければ、これ以上の真相解明にもつながらない、悲しく不毛な裁判は、
もう止めてほしいのです。
なな先生の言われるとうりで、意味の無い裁判をこれ以上引き伸ばすのではなく、医療現場を立ち直らせなくてはならない
私も賛同いたします
なな先生、すごい決意です。感服いたします。
臨床経験がない産婦人科医が、なぜ教授という肩書きだけで鑑定人になれたのか今もって不思議です。
そのために産科医療界をはじめ日本の医療を大混乱に陥れたのですから。
ある意味では戦犯です。
診療関連死が刑事事件化しないような制度づくりが急務ですね。
加藤先生が臨床の第一線に復帰できる日を心よりお待ちしています。
なな先生、こんにちは。この反響が先生の人徳だと思います。
検察側証人を降りる以外にも取りうる方法はあると思います。その人の心情で判断していただければ、今からでも遅くないと思います。
日常臨床でも最初の判断間違い(間違いとも思いませんが)を軌道修正することは日々あります。直接的でなくても、医師としての姿勢を見せてもらいたいと願います。
K先生の社会復帰を心より願います。
(TB送信が上手くできないようなので関連記事をリンクしました)
産婦人科医の無罪を確信し、応援します。
なな先生の愛する産科医療を守り、
未来の妊婦さんや子供たちを守るためにも、
微力ながら発信し続けていきます。
さしあたって、
今のままでの「医療事故調査委員会」の創設を
何とか食い止めたいですね。
いつもROMさせて頂いておりました。
外科医をしてますおやぢです。
同じ外科系医師として、K先生の無実を信じております。
いま、少し早いですが私自身の外科医としての幕引きを考えている時です。ちょうど良い時期なのかもしれません。医者の住みにくい時代になってというより、メディアと患者家族が医療人の頸を締めながらムチ叩いてる気がしてます。やりきれません。
ユニークな自己紹介、ありがとうございます(笑)
やさしい気持ちと、恋人に対する愛情が
静かに伝わってくるコメントに、感じ入っています。
加藤先生は、私と同じ世代の十余年目の産婦人科医です。
臨床家として、とても乗っている時ではないかと思うのです。
そんな時に、腕を休めなくてはならなかった無念は
計り知れません。
エビさんのお言葉に、はっとしています。
加藤先生の許に通っていらっしゃった妊婦さんたちは、
加藤先生にお産に立ち会ってもらったママたちは
一体、どんな気持ちになったのでしょうね・・・
一緒に、祈ります。
みんなの想いが、届きますように。
私もあの時はよくわからず
ただただ「ひどい!」と思っただけでした。
自分の声が届けばと思うのが、ブログの原点かも知れませんね。
私自身もそうでした。
産婦人科の町医者の声が、そのまま届けばいいな、と。
ブログ、拝読しますね。
お褒めの言葉、ありがとうございます。
変な使い方、ですか??
コメント入れましたが、変と思いませんでした(笑)
本当は、先生のおっしゃる通りなのだと思います。
それができるのが、理想でしょう。
しかし、もし田中先生が悔いていらっしゃるのだとしたら、
苦悩は如何ばかりかと思うのです。
今から、そのお気持ちに従って公の場で発言する心的エネルギーが
残っているでしょうか。
私だったら、多分無理です(笑)
ならばせめて、区切りのいい時に黙って立ち去るだけでもいいのではないかと
思った次第です。
100%応援のお言葉、ありがとうございます。
心あるコメントをありがとうございます。
周産期医療の現場に、本来の明るい希望が戻る日を、祈って止みません。
本当に、この裁判は日本の医療の将来を左右する、平成の大事件だと思います。
司法の力を、信じています。
こんな時にも温かいコメントを、ありがとうございます。
この裁判の進行中にも、同志が何人も辞めて行きました。
もうこれ以上、仲間が心折れて逃散していく姿は、見たくありません。
私たちの想いが、届きますように。
> 考え抜かれたうえでのことだと思います。
気持ちを察して下さって、ありがとうございます。
おっしゃるように、産科医療は壊滅の一途を辿っています。
春にはまた病院撤退と、大量の離職者が出ます。
この状況を、繰り返し話せば、一般の方もわかってくれるかも知れない。
そんな願いも込めて書いた、前々回と今回の記事です。
知らないところでもどなたかが応援して下さっていることがわかり、
嬉しい気持ちです。ありがとうございます。
私も先生と同じく、上下の礼節を重んじる体育会系と自負しています(笑)。
それでもこの記事を書いた気持ちをわかって下さって、
本当に、嬉しい。
> この事件がなければ医療系ブログ、SNSがこれほど盛り上がりをみせなかったでしょう。
おっしゃる通りです(笑)
私は多分、寝てました。
先生と出会うことも、なかったのではないでしょうか。
何とも言えない、皮肉ですね。
北風と太陽ですね。
遺族の怒りで凍てついた心を溶かすのも、
患者と医師の不信感による対立を歩み寄らせるのも、
なな先生のような太陽のこころの持ち方が大切なんですね。
2年間の暴風雨のなかのいかだのようであった産婦人科医療の行き着く先を、半ばあきらめかけていた私を
はっとさせてくれて有難うございました。
人を動かすのは、思いやりとやさしさと情けですね。
ご家族の悲しみは、別の方法で癒さなくてはなりません。
裁判の結果がどうなっても、若い死という悲しい目に遭ってしまったご家族は、
社会でいたわっていくべきと考えます。
加藤先生の無罪を、信じます。
医療訴訟の影には、必ずとんでも医師がいるんですよね。
いくらなんでも、医者の意見なしに訴訟を起こす人はいませんから。
そういう医師をなくす、という医師側の自浄作用も必要なのだと思います。
私も福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します。そして田中憲一先生が、検察の助けをしないことを望みます。加藤先生が、早く留置所から出されるのを期待しています。アメリカでは絶対起こらない医師の刑事罰告訴。事故調も、駄目な状況なので、今のままで、認可して欲しくありません。そして今回無罪判決が出た場合、検察が上告しない事を望みます。すでに福島県の産科は、崩壊していて、だれも行きたがらないのが現実です。そしてドミノ式に日本全国に拡大しています。もう2年そろそろ検察と福島県警は、意地を張らずプライドを捨てる時です。
今回の事件は、濡れ衣によって、一人の医師に社会的な死をあたえただけではなく、日本の産科医療を危機に陥れた事実を、世の人々にわかってもらいたいと思います。
現在東北地方で医学生をしています。
今回の事件、東北地方ということもあり、とても注目していました。
産婦人科・小児科が崩壊寸前のこの地方で、
尽力した先生が、逮捕される。
ますます、小児・産婦人科からひとが離れていくのでは、
と心配するとともに、
こういった医師のベストが、世の中に認められないならば、
医療の発展の妨げ、しいては、後退に向かうのではないかと
危惧しています。
検察の尋問も、かなりひどかったとのこと。
いつか何かの本で、繰り返し同じ質問をされ続けると、
嘘も本当に誤解してしまう恐れがある、
ということをきいたことがあります。
今回のマスコミ・検察のやりかたは、
明らかにフェアーではないと思ってます。
しかしながら、一つだけ思うことがあります。
新潟大学の先生がこのような状況で検察側に立ったこと。
先生なりの考えがあったのでしょう。
僕もなな先生や、その他多くの医師会の先生方の意見に賛成です。
おそらく、そうでなければ、この先医療は崩壊していくでしょう。
しかしながら、新潟大学の先生も随分お悩みなのではないでしょうか?
ひとりの人としての意見として聴くことはできないのでしょうか?
なにかこのような子供じみたやり方は、
少々いきすぎている気がするのですが。。。
ぼのママさんは、福島県の妊婦さんだったのですね。
ブログの方にコメントさせて頂きました。
寒い日が続いています。
お身体を大切になさいますよう。
先生のブログにも載るのかな?とちょっと期待していましたが(笑)
先生のおっしゃるように、ご遺族の怒り・恨みが消えていくのは
極めて難しいと思います。
そうであれば、怒り・恨みは消せないものと受け止めて
如何に少しでも静かに暮らして行けるかを目指すしかないのではないかと思います。
それでも、医療側が最善を尽くしたことは、わかってほしいですが……
この事件以来、医療について考え出した医師は
たくさんいるのですね。
先生のおっしゃるように、医師の一生懸命の気持ちの帰結が逮捕、
ひいては医療崩壊につながるのでは、あまりに不合理です。
opeでミスがあった場合は、
例えばしばらく執刀はせずにしかるべき所に行って修行して
そして戻って真摯に働く、とか、そういうやり方でないと、
ただ罰するだけでは何にもならないと思うのです。
外科系医師は職人であり、職腕を磨くのもひとつの本分なのですから。
共にこの裁判の行方を、見守って行きましょう。
いつも、ひとつのエントリーを何度も何度もくり返し読んでいます。暖かな言葉に心が揺さぶられます。
そしてコメントされる皆さんもすばらしいですね。
今回のエントリーとコメントには、悲しみが溢れているような気がします。
この記事を書くのに、とても勇気が要ったことを察して下さるお言葉に、
ただ、感涙しています。
本当に載せるかどうか迷って、実は全く別の記事も用意していました・・・
> 診療関連死が刑事事件化しないような制度づくりが急務ですね。
本当に、その通りと思います。
先生、申し訳ありません。
繰り返しになってしまいますが、この記事を上げるに当って要した覚悟を
先生がわかって下さったことで、胸がいっぱいになり、
多くを書けません。
初めてお邪魔します。
エントリーの文章に感銘を受けました。
冷静ながらも熱い想いがにじんでいます
かつて「元検弁護士のつぶやき」ブログにて
結局は医師対医師の争いだ
といったコメントがありました。
不当な訴訟の引き金になるようなトンデモ鑑定が
行われないようなしくみも必要な気がします。
この切り口での記事は初めて見ました。
なな先生は様々な視点から物事を見る目をお持ちですね。
かなり勇気がいる行動に思わず敬礼をしたくなりました。
私は非医療人で医療のことなんてわからないので、
この事件についてネットで調べ、沢山のブログを読みましたが、やはりこれは不幸な偶然が重なってしまって
起きた哀しいことだとしか思えません…。
ご遺族の方の辛さは計り知れないものがあると思いますが…こういった不幸な偶然に巻き込まれたご遺族の、心理的なケアをするような何かが必要なのかもしれませんね……。
ごめんなさい、うまく書けません……
こういったコメントなどで書き込むことよりもやや過激な事を考えていることが多いのですが
なな先生の考え方には、はっとさせられます。
結果が悪かったということのみで全てを否定されるのではなく
医療者の努力が患者・家族に正当に評価される
そんな世の中になってもらいたいものです。
大野病院の先生の無罪を私も信じています。
そして、早く全国のお医者さんが安心して、医療を行える体制にしてほしいものです。
私の主治医が同じように逮捕されたらと考えると、絶望的な気持ちになってしまいます。
今回のブログもなな先生の迫力を感じました。
逮捕直後の頃,術前にMRIを撮影していないことも過失に問おうとしているという情報がありました.
逮捕前の捜査の時点で何か大きな誤解が生じてしまったままここまできてしまったのではないかと思えてなりません.
この事件の報道を目にする度、加藤医師とそのご家族のことを思い、心が痛みました。産婦人科医できっと子供が好きだった加藤先生はご自身のお子様の出産に立ち合わせてもらえたのかとか。臨月だった奥様はお子様の誕生という出来事を一番幸せを分かち合いたい人と分かち合えず、涙にくれて過ごされたのではないかと。
ご遺族の悲しみは想像を絶するものなのだとは思いますが、罪のない医師が全力を尽くしたにも関わらず、予期せぬ結末のため逮捕されてしまう社会はこの後何を残せるのでしょうか?更なる少子化&高齢化?医師・病院不足による医療難民?残された医師の過労死?
子持ちししゃもさんが書いておられましたが「北風と太陽」のように憎しみは更なる憎しみしか生まないゆえ、なな先生の田中教授への暖かい、思いやりに満ちたメッセージにはただただ尊敬の念を覚えます。
山口(産婦人科)さんがおっしゃっていることと同じことを考えていました。
K先生は無罪に違いありませんが、無罪判決が出た時、ご遺族はまた怒りと悲しみに燃えてしまうんではないかと思うといたたまれません。
誰の、どんな言葉だったら、ご遺族に届くんだろうと考えるんですが、どうしても答えが見つかりません。
この事件が真の意味で終結するには、ご遺族が死を受け入れ、K先生が手をつくしてくれたことに気付くこと(できればK医師の奪われた数年間のことも想像してほしい)だと思うんですが、夢のような話ですね……。
やり場のない悲しみにケリをつけるために、医師個人を犠牲にしていいわけがありません。K先生やご家族のことを思うと……。
一刻も早くご遺族がそれに気付くことを願ってやみません。
医療者でも、妊娠出産経験者でもない者ですが、なな先生のあたたかさと真摯な姿勢がにじみでているこのブログの大ファンです。
私も福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じます。
私は、もう今から20年以上前になりますが、小学生の時に、叔母を出産時の事故で亡くしました。
突然のことに納得がいかなかった祖母は、私の母の出産にあたってくださった別の病院の医師の方に相談したそうです。
その先生は祖母の話をよく聞いてくださったうえで、残念なことだけれどその状況なら仕方がない、僕だったとしてもどうしようもなかっただろうとおっしゃったそうです。
「本当は裁判に訴えてでも、と思っていたけれど、そう聞いて、ようやく気持ちのおさまりどころができたのよ」と、祖母は一昨年、亡くなる数ヶ月前に私に教えてくれました。
叔母が文字通り命をかけて産んだ赤ちゃんは、みんなに愛され大切にされて、大きな病気もせず成人しました。
祖母や叔父一家の思い、叔母の実家の方々の気持ちは判りません。私自身、幼い子供達を遺していかざるをえなかった叔母を思うとやりきれませんが……叔父一家を見て育ってきた私は、すべてひっくるめてこれでよかったのではないか、こうするより他なかったのではないか、と思っています。
そしてなにより、平時から祖母と信頼関係を築き、話を親身に聞いて適切な助言をくださった先生に、心から感謝しております。
こんな時に身の上話を長々としてしまって申し訳ありません。
K先生の無実が証明されることとともに、ご遺族の苦しみや悲しみが癒える日がくることを願っております。
ハッスルさんのおっしゃるように、大切なのは
今からでも遅くない、軌道修正をすることだと私も思います。
もちろん、検察側証人を降りることだけではないでしょう。
ここまで来てしまったことは、もうどうにもできませんが
被害が最小限に食い止められることを願っています。
後ほどゆっくりROMさせてもらいますね。
周産期医療には、日本の未来がかかっていると言っても
過言ではないと思います。
普段、目の前にいる患者さんのことしか考えていなかった私ですが、
周産期医療の未来などを考えられるようになったのが
この事件でした。
> 今のままでの「医療事故調査委員会」の創設を
何とか食い止めたいですね。
本当に、そう思います。
きっとここは、先生のような方の出番はないでしょうか(笑)。
期待しています。
ブログの方、あまりコメントを入れていませんが
確かに読んでいます。
同じ外科系の先生が幕引きを考えていらっしゃるというお話に
改めて衝撃を感じています。
そうですよね・・・少なくともあの医療事故調査委員会が、
あのままの形で運営されるのであれば
その時点で幕引きを決断する医師が、大量に出るのでないかと恐れています。
私自身もどうするか、わかりません。
この裁判の行方も含めて、先のことを真剣に考えなければならない時期に来ている、ということでしょうか。
辛い時代になりましたね・・・
過分なお褒めの言葉を頂きました。
照れくさいです(笑)
> 人を動かすのは、思いやりとやさしさと情けですね。
本当に、そのように思います。
叩いて、罰すれば働く生き物は、「人」ではありません。
強制力や恐怖心によってなされる統制は、滅亡を迎えます。
こんな連鎖は断ち切らないといけませんね。
妊娠・出産・育児大好きな3児の母です。
私も福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します。
このままではかわいいわが子がいつか父となり、母となる時期にお産ができなくなってしまいます。
「少子化が~」と問題になっているのに、
これでは産みたくても、産ませられない、産めないですよね。
未来にずっと大切な命をつなげて行くために、
産婦人科医療を守り続けるために、
加藤先生の無罪が一日も早く確定されることを願います。
そして、マスコミの方々には偏向報道ではなくて
「妊娠出産は命がけであること」
「神様がいたとしても救いきれない命があること」
など、もっともっとみんなに気づいてもらいたい大切なこと
を世界中の人々に伝えて欲しいなと思います。
他の皆さんのように良いコメントではなく稚拙な文章ですみません。
一読者では何も力にはなれませんが、信じることで応援できれば…と願っております。
初めて投稿させていただきます。町の一開業医ですが逮捕直後からこの件に対しては本当に憤りを禁じ得ず、抗議の署名と少額ですが支援の振り込みさせていただいています。
なな先生の暖かいブログのなかに今回の決意の意思表示本当に悩まれた末の記載かと推察しております。ありがとうございます。
当院の待合室の本棚には「ノ-フォ-ルト」が置いてあります。近くの大きな病院に患者さんを紹介するときには必ず病院の先生方の忙しさや大変さをお話ししています。これも小生の小さな運動です。
ありがとうございます。これからも宜しく。
> 医療訴訟の影には、必ずとんでも医師がいるんですよね。
これこそ、今回の記事で最も言いたかったことです。
医師の自浄作用は、全国医師連盟の目標にもありましたね。
改めて、医師連盟に期待を託したいと思います。
淡々とした文章の中に、冷静な確固たるお考えが伝わって来ました。
加藤先生は、拘留期限を過ぎた時点で釈放されていますので、その点はご安心下さい。
ただし、当然産婦人科医の仕事はなさっていません。
一人医長が勤まるような実力とお人柄のある産婦人科医のマンパワーが
一人分無駄になっています。
本当に勿体ない話です。
一審の判決とその時の検察の身の振り方に、まずは注目したいと思っています。
この事件の社会的影響は、計り知れません。
崩壊しつつある医療を守ることも大切ですが、
まずは、加藤先生の無罪ありきですね。
先生の2.18の記事、拝読しました。
さすがでございます(笑)。
今回の記事を、どのような覚悟で書いたかは、
Tai-chan先生、鶴亀松五郎先生へのお返事に少し書きました。
以前、どこで見たかは忘れましたが、
昨今の医療崩壊に関する医師たちの言動に対して、非医療者の方が
「幼児性むき出しの医師たち」と表現しているのを見て、
ぎょっとしたのを思い出します。
自覚のないうちに、私自身もそうなっていたのかと
我が身を省みています。
大切にしているブログを、丁寧に読んで下さっている方がいる。
なんて、素敵なことでしょう。
ありがとうございます。
私も今回のコメント欄は、苦しみと、悲しみと、願いが
ぎっしり詰まっていると感じています。
TBお送りしました。
お褒め下さいまして、ありがとうございます。
>結局は医師対医師の争い
そうなんですよね。
不毛なことです。
争いによって、何か前向きなものや、新しいものが生まれるのなら
産婦人科医同士であっても、戦うべきですが。
こちらも医師対医師の構図ですが、読んでいて眩暈がしてきます。
http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_fab4.html
素直で真摯な文章に、心が和みます(笑)。
桃さんのおっしゃる通り、法廷で決着が付いた後のご遺族のことを思うと、
本当にいたたまれなくなりますね・・・
ご遺族は、2年前に生まれた赤ちゃんは、
どんな気持ちで、そこから先を生きて行くのでしょう。
山口先生のおっしゃる「死の受容」は、とても大切です。
ですが、今のご様子では厳しいかも知れません。
こんな時は次の策、「最愛のご家族の死を受け入れられずにいることに気づき、
まず、受け入れられずにいるという状況を受け入れること」
ではないかと思っています。
これも、難しいかも知れませんが・・・
どうしたらいいのでしょうね。
賛同ありがとうございます。
実は私も先生と一緒で、
ここに書くよりはもちょっと過激なことを考えていることもあるのです~
ずっとこのブログを見守って下さっているバリ島さんです。
今回、迫力が出るくらいに込めた気持ちを
見事受け取って下さって、ありがとうございます。
バリ島さんの、その主治医の先生への気持ちは、
是非ご本人に伝えてみて下さい。
患者さんに慕われたことを喜ぶと同時に、
自分の患者さんが医療問題に関心を持って下さっていることを知って、
更にお喜びになるのではないでしょうか。
MRIのお話、初めてお聞きしました。
そうなんですか・・・知らせて下さって、ありがとうございます。
クーパーを使った剥離に関しても、ジャキジャキ切ったという誤解があったようですし
もし重大な誤解を、そのまま丸め込んだのだとしたら・・・
考えたくないですが。
この事件には、愕然としたものです。
ある県で、事件を起こした患者さんが措置入院のための診察で身柄を拘束されたと、警察に対して訴えを起こし、警察に罰金命令の判決が出たことがありました。これでは、措置入院のための診察など、もうできないな、と思ったものでした。
旧約聖書の年代誌のようになるのでしょうか・・・
エルサレムの陥落とバビロン捕囚
--地は安息の時を得て
この土地が
その安息年を享受するためであった
この荒廃の期間を通して
すなわち七十年を満たすまで
この土地は安息を得たのである
「この後、何が残せるか」。
これを考えると、暗い気持ちになります。
こなせる仕事の容量より、必要な仕事量の方が多い場合、
できることは2つです。
ひとつはオーバーワーク、もうひとつは必要な仕事が行われないという状況です。
前者であれば医療者の過労、後者であれば医療難民の量産になるでしょう。
中間の方法として、仕事の能率化=分娩施設の集約化や、必要な仕事量の減量が試行されていますが、
仕事能率化はすぐに限界に近づきましたし、
仕事の減量は「産み控え」につながりかねません。
こんな現状は、止めにしたいですね。
田中教授に対しては、なななさんが書いて下さったほどではありませんが(笑)
一人の産婦人科医の先達としての敬意は忘れていません。
また、この道で教授にまでなられた方ですから、
産婦人科医療に対する愛着は、如何ばかりかと思うのです。
そして、産婦人科医がどんどん減っていく現状を見る時の悲しい気持ちは、
変わらないのではないか、と。
ご本人のお気持ちを知る術はありませんが、
もし、引くに引けずに苦しんでいらっしゃるのだとしたら、
そのために、こんなことになっているのだとしたら・・・
居たたまれないのです。
心温まるお話を、丁寧に綴って下さって、ありがとうございます。
> 平時から祖母と信頼関係を築き、話を親身に聞いて適切な助言をくださった先生に、心から感謝しております。
いいですね、こういうの。
その先生のなさった「癒し」は、医療の基本ではないでしょうか。
昔は、こんな信頼関係に支えられて医療が成り立っていたのだと思います。
医師・患者間の信頼関係は、言うまでもなく医者が良医であるだけでは築けません。
三月ウサギさんのお祖母様もまた、良い患者さんでいらしたのでしょうね。
この事件の行方を、一緒に見守りましょう。
応援の気持ち、充分伝わって来ました。
3児のママらしいコメントですね。
> 産みたくても、産めない、産ませられない
こんな国には、未来はありません。
「この子たちが大人になった時」、言われるとはっとするのですが、
普段は目の前の患者さんに夢中になってしまって、つい忘れがちな、
でも大切なことです。
ところで。
>妊娠・出産・育児大好きな3児の母です。
こんな自己紹介を聞いただけで、産婦人科医はノックアウトです(笑)。
恥ずかしながら、妊婦になるまでこの事件は知りませんでした。
先日、夜更けに僻地の病院で出産しましたが、私の赤ちゃんを取り上げてくださった初老の先生は、「今日はあなたのお産で5件目だよ」とニコニコしながら仰いました。感謝の気持ちでいっぱいでした。
こういう先生の心が折れないよう、事件の行く末が良い方向へ向くことを祈ります。
世論が判決に影響しない訳が無い、そう信じて裁判官の英断を期待します。
来る3/21に検察側の論告求刑があるようです ね。
そして判決は 8月か9月でしょうか。
先生のブログ、拝読しております。
加藤先生の無罪が確定するまで、手を緩めることなく支援を続けて行きましょう。
ご署名と寄付をなさったのですね。ご立派です。
先生もご存知かと思いますが、
加藤先生はお仕事はお休みなさっていても、
ネットをご覧になることはあるようです。
ここにあるひとつひとつの声もまた、
恐らく加藤先生のお目に触れることがあるかと思います。
この裁判は、見方を変えれば産婦人科医と産婦人科医の争いだということ、
それを、産婦人科の一町医者はどう思っているのかということを
最後の一文に込めました。
この気持ちを汲んで下さって、ありがとうございます。
こちらこそ、これからもよろしくお願い致します。
措置入院のお話は、驚きました。
本当に様々なところで、おかしなことが起きているのですね。
罰したところで、何が生まれると言うのでしょう。
旧約聖書ですか。
少しぞっとしつつ、心に響きました。
ありがとうございます。
みどりさんが、いいお産をなさったお話をお聞きできて
何だかほっとしました。
素敵な先生ですね。
想像ですが、きっと、お産がお好きなのではないでしょうか(笑)
一緒に、この事件の行方を見据えて行きましょう。
今後この事件がどのような経緯を辿っても
犬と猿さんが、どこかでご覧になっている。
そう思うだけで、何か救われる気がします。
近所の総合病院の産科がいつの間にか閉鎖されていたこと・・・・
きっとなにも知らない方達は”少子化だからでしょ”って
思っているようです。
私もそうでした。
現状を知るとぞっとしますね・・・。
なな先生が発信して下さるブログで今までわかっているようでわかっていなかったお医者様達の苦悩が伝わってくるようになりました。
娘があと20年後、「お母さん、おばあちゃんになるよ。」って笑顔で安心してそう言ってくれる日のために・・・・
お嬢ちゃんたちの20年後をお考えになるところは、
さすがぴょん先生、広い視野をお持ちですね。
これまでは、現場で目の前の妊婦さんのことだけを考えていました。ちょっと反省です(笑)。
今いるかわいい妊婦さんたちから産まれた赤ちゃんが、
大人になって、更に赤ちゃんができた時に、幸せなお産をしてほしい。
それができる世の中であってほしい。
切に、そう思います。
コメントを書く