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一日の元気の素、朝ごはんはしっかり食べます。
目覚ましシャワーを浴びた後、夕べのスープを温めながら、コーヒーを入れ、
サンドイッチを作り、フルーツを飾ります。
サンドイッチをひと口食べたところで、病院からの呼び出しです。
お産の最中に赤ちゃんの心音が下がってきたので、来てほしいとのこと。
入れたてのコーヒーもフルーツもテーブルの上に放置して
髪の毛は湿ったまま、寒い戸外に飛び出します。
赤ちゃんは、元気に生まれました。
一番ほっとする瞬間です。
外来で担当していた妊婦さんではないので、分娩室で初めてお会いした方です。
しかし、むずかしいお産になって、一番早く駆けつけられる上級医師として私が呼ばれ、
無事にお産になったことは、感じ取って下さったようです。
産婦さんの笑顔を見届けて分娩室を出ると
ご主人がドアの外まで来て、丁寧に頭を下げながら、お礼を言って下さいました。
「先生、ありがとうございました。」
このお産に立ち会ったことに対して、病院から出る報酬はゼロ円ですが、
ご主人の真摯な「ありがとう」の言葉に、心の報酬をたっぷりと頂戴しました。
医師なら、きっとこんな経験があると思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私のところにも、研修医が来ています。
当然、手術にも入ります。
上級医師がやってしまえば、正確に早く終わるのは言うまでもありませんが、
それでは後達が育ちません。
若手のドクターにも執刀させるのが、医学の宿命です。
研修医に執刀させると、これまで私を育てて下さった産婦人科の師匠たちが
いかに忍耐強かったか、思い知ります(苦笑)。
指導するには、つい手を出してしまいそうになるのをグッと抑えて、見守らないとなりません。
自分で執刀するよりもはるかに緊張し、時間もかかり、opeを終えます。
さすがにぐったりしながら病棟に戻ると、執刀した研修医が待っていました。
私を見るなり立ち上がり、
「なな先生、今日はご指導ありがとうございました。」
・・・ああ、私が師匠から受け継いだものを、渡すことができたんだ。
疲れも、吹き飛びます。
指導者を経験すると、自分も成長します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
opeやお産で、帰りが遅くなってしまうこともあります。
朝から混雑する外来をやって、時間があればお昼を飲み込んで、
そのままopeに入って、終わる頃には外は真っ暗。
今までだったらそのまま病院に泊まっちゃったり、
コンビニで何か買って帰って、食べるなり眠ったりしていましたが、
結婚してからはそうは行きません。
外来やopeをした勢いをそのままキープして、
わーっと食材を買って大急ぎで帰宅して、夕食の仕度です。
もちろん、そんなに手の込んだものはできませんが、
それでもなるべく夫がキャッと喜びそうな、栄養のあるものを、と考えながら。
夫の帰宅を待って、一緒に食事をします。
至福の時間です。
しかし食事を始めると、もうそれまでの勢いをキープできずに、ぐったりして食べ切れないことも(笑)。
そんな時でも、夫が
「おいしかったよ。ありがとう」
と言ってくれると、さあ、また美味しいものを作らなくちゃ!と思います。
主婦はこうして明日も頑張れる?!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ありがとう」のひと言に、
産婦人科医として、一人の人間として
毎日パワーをもらっています。
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コメント
コメント一覧
とても心温まるエントリーにめぐりあい、疲れも和らぎました。
なな先生、ありがとう
「自分の心を守るためには、患者に対して感情を持たず、
ただ、淡々と処置をこなしていくのがコツ」
と言い切ってます。
プチ医療不信に陥りそうでした。(笑)
それに引きかえ、激務の中、どんな人の「ありがとう」にも
心を動かせる感性をキープできてるななせんせい、すごいです。
今私がお世話になってる先生に、できるだけ「ありがとうございます」
ってお伝えするようにしてるのですが、届いているのかな・・。
届いていると信じたいです。
先生に贈れるものってそれしかないから。
その言葉を期待していなかった時に言われるとなおさら嬉しい♪
私も日常の何気ないひと時に娘達から「まま、ありがとう」と言われると心がぽっと温かくなり、優しい気持ちになれます。
「ありがとう」
この一言で、どんなに報われるか。
自分が言われて嬉しい言葉、なるべく言うように心がけてます。
息子からの、そしてなな先生同様(笑)、主人からの「ありがとう」は、私に活力を与えてくれます。(^^)
なな先生、心温まるお話、ありがとうございます。
それぞれの「ありがとう」のお話、心がほっこりしました。
そして、そんなにも多忙な中でそうふるまえるなな先生に脱帽です。
「ありがとう」って言うのも言われるのもいいものですよね。素敵なお話をありがとうございました。
なな先生の朝の様子を知って、ステキって思っちゃいました。
でも、急いでお産に向かっても報酬が0円っていうのも、若い産科医の希望者を減らしている原因の一つだと思います。
大変なお仕事の後にご主人の為に、ちゃんとお食事も作られているんですね。やっぱり、なな先生はスーパーウーマンです。私なんて、本当に手抜き主婦で穴があったら入りたいぐらいです。
主治医にも本当にたくさんの感謝の気持ちを「ありがとう」の言葉で伝えようと思います。
なな先生、ありがとう(*^_^*)
『ありがとう』の一言を患者さんからかけてもらえるようになって、医者は成長したことが実感できるんだ、と言われた事があります。
『ありがとう』は明日も頑張ろうという気力の源ですよね。
先生、明日も頑張ってください。
今日も素敵なお話、ありがとうございました。
いいですよね~
今までの過酷な勤務に耐えていた医師たちが限界突破をし始めたのは、その言葉が聞こえなくなったことが要因の一つではないかと思っているくらいです。
私を含め、医師は単細胞な人が多いのでその感謝の言葉だけで翌日もがんばれるという人がたくさんいたのではないでしょうか。
かくいう私は、幸ながら感謝の言葉をかけてくださる患者さんが多い地方に現在は勤務しております。
この御時世においては、それこそがありがたいことなのですね。
初めまして。現在アメリカ在住の研究者の卵です。つい最近自身の妊娠がわかり、いろいろネットで調べていてこのブログを見つけました。なな先生のまっすぐで優しい人柄に惹かれ、それ以来ちょくちょくお邪魔しています。
今回のエントリーはとても暖かくて優しくて何だか読んでて笑顔になりました。でもなな先生のように自分のプライベートを犠牲にしてまで働かないといけないことには疑問を覚えました。日本での産婦人科医の数が足りなさ過ぎるのでしょうけれど、食事も満足に取れない激務で先生のお体が心配です。
日本の産婦人科医を巡る報道に心を痛め、「どうしてアメリカでは産婦人科医が減らないの?」と訊いたら、制度としてプライベートを過度に犠牲にしなくてすむようにできているから減らないそうなのです。私がかかっている病院では先生方はちゃんと休暇も取ってリフレッシュもしつつ、毎日楽しそうに働いています。患者さんを救う医師に心の余裕があって幸せであるということは贅沢ではなく前提であるようで、日本における医師を守る制度の必要性を痛感しました。
なな先生もご自分とご主人のことを第一に、その範囲内で無理せず頑張ってください。これからもブログ楽しみにしています。
そのひと言が、嬉しいですね。
朝から心が和らぎました。
ありがとうございます。
「ありがとう」の言葉、きっと届いていると思います。
そして、それで充分。
患者さんが元気になって、ありがとうと言って帰ってくれるなんて、
医者としては最高ですよ。
なんだか、かわいらしいお嬢ちゃん2人が目に浮かぶようです(笑)。
愛娘が2人いて、その子たちに「まま、ありがとう」なんて言われたら・・・
う~ん、考えただけで、舞い上がりそうです。
いいなあ。
「ありがとう」のひと言の力って、
誰もが思い当たるのではないかと思うのです。
医療だけではなく、壊れかけたモラルを治すにも
ちょっとしたお薬になるのではないか、と思って
こんな記事を書きました。
共感して下さって、嬉しいです。
> それぞれの「ありがとう」のお話
いいですね、この表現(笑)。
それぞれのありがとう、かあ。
ちょっと心を澄ませば、「ありがとう」の良さ、
職場でも、家庭でも、あちこちで見つかると思うのです。
見つけると、得した気分になります(笑)
いつもお返事ありがとうございます。
”ありがとう”って言った自分も心が穏やかになれますよね。
相手も自分もうれしくなる素敵な言葉。
ぶっきらぼうな患者さん達も本当は言いたいのですよ。
「忙しいしかめっ面のお医者様たち、少しは俺の顔を見てくれよ。」って聞こえてきそうです。
いえいえ、全っ然「ちゃんと主婦」できてません~~
一緒に穴に入りましょう(^^;
バリ島さんにたくさんの「ありがとう」をもらっている主治医の先生、
きっと喜んでいらっしゃると思います。
嬉しく仕事をできると、更に患者さんに還元できます。
「ありがとう」を言って下さる患者さんと医者とで、
温かい循環が築けそうですね。
自分が指導者の立場に回って、教わる立場だった自分を省みます。
今回、研修医の先生に、教わる者のあり方を、教わったと思っています。
私もまだまだ指導してもらうことがありますので、
あんな風に「教わり上手」になりたいと思いました。
私の話に共感して下さって、ありがとうございます。
自分の分娩(入院)のときのことです。
愛想も口も悪く、「いただきます」も「ごちそうさま」も「いってきます」も、もちろん「ありがとう」もめったに口にしないことが多い夫が、他の人に対してどういうふうに接するか、それまで実は心配していたのですが・・・
私の担当のスタッフや、それ以外の人にもきちんと「ありがとうございました」と伝えてくれているのを見て、ほっとしました(笑)。
普段勤務中は、分娩後の一安心したときに実際のその患者さんの姿や、家族の本音?がみえるものですから、そういう意味で、本当は言葉で伝えたいと思っているんだという彼の気持ちが見えた気がしました。
もちろん妻にもどんどん口で伝えて欲しいのですが(笑)
一見、ヤンママっぽい20代前後のお母さんたちから、よくありがとうと言われるように感じます。検温しても「ありがとう」、赤ちゃんをベッドサイドに連れて行っても「ありがとう」・・・と。「とっても小さなことにもありがとうって言えるなんて、すごいですね。ご両親のしつけが良かったのかな?」と話しかけると、普段はつっぱりの表情なのに別人のようにうれしそうにします。「きっとありがとうと言う姿を見て、この赤ちゃんも素敵な人になると思いますよ」と,
こちらもうれしくなってしまいます。
なな先生も、きっといつもいろいろなことへ感謝されていらっしゃるのでしょうね。だから、こんなにすてきなお話の引き出しをたくさん持っていらっしゃるのだと思います。
私はかわいいおばあちゃんになれるように、毎日たくさんのありがとうの練習をしていきたいです。
この言葉だけで、本当に頑張れる事多いですよね。
でも、新婚ラブラブな様子が伝わって来て、何故か照れてしまいます(^^)
私も、先日の書き込みのように家事をほったり投げて病院へ直行しなくてはならない場面が多々あります。
そんな慌しい私を見て、自分も仕事で(まったく職種は違うんですが)疲れているであろう主人は
「外で食ってるから、行ってこいや。ええよ、こっちは」
へろへろになりながら帰ってきたら、愛する我が子が
「かーちゃん、かーちゃんにお土産(ファミレスのお子様ランチに付いてたたい焼き)」
お弁当作ったものの、手渡せずに真っ暗な中出勤、帰ってきたら「かーちゃん、今日はおいしいお弁当ありがとう!」
泣きそうになっちゃいます
夜通し微弱陣痛、やっと産まれたかと思ったら、お決まりのように弛緩出血。血まみれになりながら腰を振り上げる患者さんをなだめつつ緊急処置。へろへろじゃぁ!でも
「先生がお産付き合ってくれて、よかった。ありがとうね、騒いでごめんね」
私らって案外単純で、声にして「ありがとう」って言ってくれることを待ってたりするし、そういう言葉を聞くと救われるんですよね
それを家族に還元しようと思うのです
私を支えてくれている主人と我が子に「ありがとう」と
その家族を守らなくてはと
最近非常に感じるようになりました。
Nananaさんが書かれておられましたが、
>制度としてプライベートを過度に犠牲にしなくてすむようにできているから減らないそうなのです。私がかかっている病院では先生方はちゃんと休暇も取ってリフレッシュもしつつ、毎日楽しそうに働いています。患者さんを救う医師に心の余裕があって幸せであるということは贅沢ではなく前提であるようで、日本における医師を守る制度の必要性を痛感しました。
本当にそうです
心身ともに余裕がないと、燃え尽きて灰になってしまいます
家庭もちになってからというもの、私はどうしても無理をして、両立させなくてはと(大切に思えば思うほど、仕事と家庭とどちらに対しても申し訳ないと思ってしまうのです)きりきり舞いになっています。
どうか余裕のある仕事をこなしてゆきたいと思います。
なな先生も楽しく明るい家庭を大切に!!!
ありがとうと自然に受け取ることが出来て
ありがとうと素直に言えるような生活を守ってゆきたいですね
それでは、また・・・・
高校3年の1月に妊娠判明。学校に知れれば退学。
でも、何とか高校だけは卒業したい。卒業式は3月1日。子供も産みたい。そのときの彼は(ま、いまのだんな様ですが)社会人で、産みたいなら結婚してもいいよと。母親は、私も早かったし、協力するよと。そのときの医師、助産師が、そんな私の事情を知って3月1日の卒業式まで学校に知られないように協力して下さいました。
妊娠初期の母親学級は個別で、万が一のことを考え産科ではなく婦人科で妊婦検診。ほかにも色々と・・・。
あのときの協力で今の幸せがあると思っています。先生も若い妊婦さんを検診するときがあると思います。私のように10代で産んでも幸せハッピーになっている人もいますよ。
自分でやれば、すぐ終わる、でも、尊敬する指導医に「待てなきゃ、だめだよ。俺も、お前らがやるの、待ってたじゃん!」といわれ、自分にしてもらったことを、下にも伝えたいと思っています。成長を感じると、ほんとに嬉しいですよね。
私も、新婚ではないのですが、
なるべく、夫と一緒のときは、夕食を作ろうと思っています。しかし、
帰って来たら、すでに、へとへと、そして、料理した自分と料理に満足し、食べながら、食卓の横で、眠ってしまうことも、しばしば。
幸い、同業の夫は、よく手伝ってくれ、片付けもしてくれます。
今は、週2−3回家で、2回外食、あとは、どちらか当直という感じでしょうか。
そして、仕事に突っ走ってきましたが、あっという間に高齢出産の年齢、
40を目前に妊娠しました。
不安もありますが、仕事も続けて行きたいと思っていますよ!
なな先生も無理をしないで、がんばってください!!
> 医師は単細胞な人が多いのでその感謝の言葉だけで翌日もがんばれるという人がたくさんいたのではないでしょうか。
私も、そう思います。
単純過ぎるかも知れませんが(笑)。
自分が生業としていることに、感謝の言葉を言ってもらえたら、
やっぱり嬉しいですものね。
何だか、仲間みたいなハンドルですね(笑)。
アメリカは何故産婦人科医が減らないのか、興味深く読ませて頂きました。
これまでの日本は、日夜を問わず病院にいることが美徳とされるような風潮があったと思います。
私自身もそう思っていましたし、それで毎日楽しく仕事ができていました。
特に産科は、決められた労働時間を遵守していたら
ひとつの分娩を最初から最後まで見届けることすらできなくなってしまいますから。
しかし、崩壊しかけている現状を見ると、やはりそれではいけないのでしょうね。
ほぼ24時間365日on callである医者は、私以外にも大勢いると思いますが、
変えていかなくてはならないと思っています。
ところで、ご妊娠中なんですね。
お身体を大切になさって下さい。
> 相手も自分もうれしくなる素敵な言葉。
ぴょんさんらしい、素敵な表現です(笑)。
言葉にはしない患者さんたちの声があることも、
忘れないようにしたいですね。
ご主人のお話、心温まりました。
お産の時って、ご本人やご家族の本音がよく見えますよね。
私もそう感じていました。
だから、寅さんのご主人の感謝のお気持ちは間違いなく本物でしょう。
寅さんのお話を聞いて、お産の時のご家族の気持ちに対する理解が、
一歩深まりました。ありがとうございます。
でも、口に出さないと伝わりません。
照れ屋さんの男性には、むずかしいのかな~
いいお話ですね。
お話を聞いて、「ありがとうと言ってもらうと、医療者ももっと頑張りたくなるんだ」ということを
きちんと表明することも大切なのだと思いました。
それにきっと、医療者だけじゃないですね。
夫にも「喜んでもらえて嬉しい~」と、もっともっと言わなくっちゃ。
素敵なヒントをありがとうございました。
> 何故か照れてしまいます(^^)
これをお聞きして、今度はこちらが照れてます(笑)
結婚したことをブログに書いて良かったと思っています。
生き生きと生きる同志の日常、とても楽しく読ませて頂きました。
特にお子さんの言葉は、最高です!
忙しい中、どうやったらそんなよい子に育てられるのか、
もしその時が来たら、教えて下さいませ(笑)
> 私らって案外単純で、声にして「ありがとう」って言ってくれることを待ってたりするし、そういう言葉を聞くと救われるんですよね
ここにも仲間が(笑)
仕事と家庭の両立を思うばかりに、きりきり舞いにならないように、とは
私も自重しているところです。
いや、逆に大らかな夫の好意に甘えて、家事が適当過ぎないかと、
どちらかというとそっちが心配ですが(笑)
「ありがとう」と言い、言われて感謝する穏やかな生活を
大切にしたいですね。
> 私は10代で母親に、30代後半で完全に子育て終了。おかげで現在美容師としてバリバリ仕事をしています。
格好いいですね~!
それに、産婦人科医である私にとっては、とても印象深いお話です。
10代の妊婦さんを、何人も診て来ました。
在学中の方も、もちろんいました。
あのママたちが、もしかしたら今頃、ゆきさんみたいになっているのかも、と思うと
考えるだけでワクワクします。
この先も是非、いい人生を送って下さい。
いいお話をありがとうございました。
そう、待てるのも能力のうちです。
でも、何度か若手に執刀させているうちに、
忍耐力もついてきました。
執刀させるコツがわかってきた、というか。
師匠が「ななが指導する立場になった時が楽しみだ」
と言っていました。
その本当の意味は、これから模索です。
> 料理した自分と料理に満足し、
心から共感します、これ(笑)。
> 食べながら、食卓の横で、眠ってしまうことも
私以外にもこんな人がいると聞いて、ほっとしました。
ささいな事かもしれないけど、
その感謝の気持ちを伝えられる側の心は、
どんなに疲れていても、そのたった一言で元気になれ、
「よ~し!又頑張ろう!」て気持ちになれますよね^^
そのささいな事があたりまえになった時が、
私は嫌です。
「やってもらって当たり前」「そんなの当たり前」
と思われる事が1番悲しいです。
なので私も子供達に挨拶の大事さを沢山教えています。
どういう時でも「ありがとう」と言える子に
育っている感じです^^
いつも楽しく拝見しています!
いつもは、読むだけだったのですが今回はちょっと
勇気を出して書き込んでみます。
私は医学部の二回生(上手くいけば春から三回生)なのですが、新聞やインターネットを見るたびに医師となることに
少し不安を感じます。
一回生のときは、凄くドキドキして将来何科にいって
どんな女性医師になるんだろうと想像していたのですが
今は不安な面も見えてきました。
少しずつ臨床の先生の授業もあったりして、これからの
医療の世界を聞いているとなんか怖いなと思います。
そんなリスクのある世界でも頑張れる理由はなんですかと
率直に伺ったことがあるのですが
臨床の先生も「ありがとう」と言われることが
とても嬉しくて、だからなんとか頑張れると仰っていました。言葉の持つ力って凄いなと思います。
まだ病棟での実習は看護実習やボランティアしかしたことが
ないのですが確かに「ありがとう」と言われたり
「素敵なお医者さんになってね」と患者さんに
声をかけてもらって嬉しかったなぁと自分の体験からも
それを感じます。
自分はまだ何科に行くか等まったく決まってなくて
(むしろ学年が上がれるかが心配なほどです。)
将来のことは何も分からないのですが
なな先生のように仕事も家庭も大切にできる
素敵な女性であり医師になれたらと思います。
追伸
ちょうど私はテスト期間でやる気が
なくなっていたところこんな素敵なお話が読めて
やっぱり頑張らなきゃと思えました。
ありがとうございます!
「ありがとう」いい言葉ですね。
実は私、某所で非常勤の形で外国語を教えております。先週その授業が終わったばっかりです。直接、あるいは携帯メールで「先生、ありがとうございました」と嘘でも言ってくれるととてもうれしいです。私でも嬉しいのですから、命を預かる現場での「ありがとう」はなおさらでしょう。
ただ、大学の場合、出来の悪い生徒は「あなたは出来が良くないので不合格。来年また頑張れ」としてD判定をつけることが出来ますが、お医者さんの場合はそれができません。つくづく、大変な仕事だと想像致します。
ありがとうも含めて、挨拶って大事ですよね。
「ささいなことが当たり前になってしまった」現象のひとつが
例えば今回の餃子の騒ぎではないかと思っています。
食べ物は、いつも安全で当たり前ではないはずなのに。
安全な食べ物が充分に供給されることのありがたさを、
私たち一人一人が再認識しないといけないのかも知れませんね。
素晴らしい子育てです(笑)。
子供の頃、歯医者さんで、ちょっと年長の患者(というより患児)さんが
治療が終わって、痛みに泣きながらも先生に
「ありがとうございました」と言っているのを見て、
子供心に「すごいな」と思ったことがあります。
「どういう時でもありがとう」って言えるって、素敵なことだと思います。
だから、バスやタクシーの運転手さんや、買い物をしたときの店員さんに対してなど、いろんなときに「ありがとう」を言うように努力しています。
忘れちゃうときもありますが。。。
「ありがとう」っていい言葉ですね。私も子供たちからありがとうのお手紙をいただいたり、言葉を話せなくても体を動かせなくても診察終了時にニコッとこちらを向いて笑ってくれる子供たちをみると幸せな気持ちになります。
”ありがとう”って私も大好きな言葉です。
なな先生のような激務でもおウチに帰ってご主人に夕飯をつくって差し上げているなんて素敵です。
なな先生、これからもお体に気をつけてくださいね~。
もうすぐ3回生なんですね。
学生生活、佳境です。
ボランティアは、貴重なご体験をなさいましたね。
自分が学生だった頃を思い出すと、
友達や先輩・後輩ととにかくよく遊んで、部活をして、
やり損なったものはほとんどないのですが、
ボランティアは実は、やってきたかったもののひとつです。
患者さんに「素敵なお医者さんになってね」と言われたことは、
20年たっても忘れられない、大切な心の中の光になると思います。
医療は益々混沌として、先のことが読みにくくなってきました。
このご時勢では、将来の姿は思い描きにくいかも知れませんね。
私自身は、日々確実に、できることからやって行こうと思っています。
どうぞこれからも、お気軽に遊びに来て下さいね。
どんな仕事をしていても「ありがとう」のひと言は嬉しいものなのですね。
愛情を込めてD判定を出すことは、医療の世界でも似たものはあります。
例えば、退院を引き止めなければならない場合です。
でも、語学の先生も同じでしょうか、手がかかる患者さんて、
これもまた、かわいいんですよね(笑)
身の回りのお世話になる人に、気がついたら「ありがとう」ですね。
みんなが少しずつできたら、世の中変わって行くかも知れません。
小児科の先生は、子供たちから「ありがとう」って言われるんですね。
いいなあ・・・
産婦人科とはまたちがった、うきうきした温かさがありそうです。
障害児医療をなさっているのですか。
我々産婦人科医は、胎内の障害児診断をすることがあります。
ご両親と一緒に悩んで、お産にするところまでは私たちの仕事ですが、
それから先の長い間は、小児科の先生にお世話になります。
小児科の先生方がいらっしゃるからこそ、分娩の決断ができることもあります。
先生方のおかげです。ありがとうございます。
妊婦さんなんですね。
どうか順調に経過して、良いお産をなさいますように。
> またまた、ほっこり、心が温かくなるなな先生のBlogですね。
うふふ、嬉しいです。
こんな温かいひと言が嬉しくて、また記事を書いて
明日もいい医療がしたいと思えるのです。
ありがとうございます。
患者さんからもらって嬉しいようにスタッフにも笑顔で言いたい言葉=ありがとう。
すみませ~んの方がありがとうより多い人もいたりして、、、
スタッフも、大切にしたいですよね。
「ありがとう」と言いたくなるような仕事をしてくれることは
日常でいくらでもあります。
気がついたら、言いたい言葉です。
「すみません」はありがとう、ごめんさい、恐れ入ります、に変換して。
ずっと読ませて頂いてます。
先生の記事.. 寄せられるコメント..
こちらのブログに流れる温かさが好きです。。
「ありがとう」 人を幸せにする言葉ですね。。
亡くなった母の主治医に書いたお礼状。
返信の「ありがとうございます..」「今後の糧として大切にします..」の言葉...。
その後続いている年賀状、毎回返して下さる「ありがとうございます」「励みになります」の一言。。
「ありがとう」に返ってくる「ありがとう」に、心の芯が温まりまた「ありがとう」と伝えたくなります。。。
(山羊さんのお手紙みたい...!?^^)
いつも、人の温かさ 優しさ..改めて思い出させてくれる記事、ありがとうございます。。。
うふふ、本当、山羊さんのお手紙みたいですね(笑)。
「励みになる」っていう、お母様の主治医の先生のお気持ち、
何だかとてもよくわかる気がします。
励みになって、もっといい医療を提供しよう、という気持ちになっていきます。
そんな形でh.mさんのお手紙はきっと、その先生に今かかっている患者さんを
助けているのではないでしょうか。
このブログ、心温まるコメントに栄養をたっぷりもらって
こんなブログに成長しました。
ブログを始めた当初は、私自身も思いもしなかったことです。
コメントを下さる皆様に、本当に感謝しています。
ありがとうございます。
男の私には、飛び込み出産の危険性や非常識性はおぼろげにしかわかりませんが、なな先生も、このような妊婦さんをお世話したことがあるのでしょうか?
飛込み出産ということは、その妊婦さんに関するデータがない状態なんですよね。野球で言えば、どんなピッチャーかわからないのに、バッターに対して「おい、ホームランを売ってこいよ。打たなかったらくびだ」といっているようなもの、だと想像するのですが。どれくらい大変なことなんでしょうか?
周産期医療の置かれた状況を、理解して下さろうとする姿勢を、
いつも嬉しく心強く思っています。
飛び込み分娩と野球、面白い例えです。
何が問題なのか、思いつくままに書いてみます。
① まずは、妊娠週数がわかりません。
なので、仮に赤ちゃんが普通より小さかった場合、
早産だからなのか、正期産なのに小さいのか、
つまり臓器の未成熟度はどの程度なのか、わかりません。
② 児が健常かどうかわかりません。
飛び込みで来る場合は、大抵切羽詰ってから来ますから、
検査をしている余裕もなく、お産になってしまいます。
逆子だったり、双子だったりしたら、大変です。
③ 妊婦さんの健康状態がわかりません。
心臓が悪かったり、喘息持ちだったりしたら、
お産の時に急に悪化することがありますが、
仮に本人から持病を聞いたとしても、重症度がわかりませんので
準備ができず、とても危険です。
④ 感染症の有無がわかりません。
例えばHIV陽性だってあり得ますので、
感染症があるものとして防護しないといけません。
医療従事者はもちろん、他の産婦さんや赤ちゃんから
隔離する必要があります。
医療従事者の防護ファッション、ゴーグル付きだし、派手ですよ~
⑤ これは医学的リスクには入りませんが、
飛び込み分娩では、分娩費踏み倒しが高率に起こります。
つまり飛び込みでお産だけして、お金払わずに帰ってしまう、というわけです。
お金踏み倒すだけならまだしも、ひどいと赤ちゃんを置いて行方不明になってしまうことも・・・
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