国土交通省、本四高速などは9日、本州四国連絡橋「瀬戸大橋」の通行料金を原則として約1年間、休日昼間で5割引、平日深夜で3〜4割引に引き下げると発表した。ETC(ノンストップ自動料金収受システム)利用が条件だが、瀬戸大橋で昼夜の割引が長期間実施されるのは1988年の開通以来初めて。 原油価格の高騰に伴い、同日発表された「高速道路料金の引き下げ計画案」の前倒し措置。 休日昼間(土、日、祝日)の割引は20日午前9時から実施し、観光、レジャーでの利用促進が狙い。普通車と軽自動車、オートバイの料金が午前9時〜午後5時に5割引になる。早島―坂出間の片道料金は、普通車で4100円から2050円に下がる。 平日深夜の割引は16日午後10時からで、物流の効率化を図る。中型車以上が午後10時〜午前0時で3割引、午前0時〜同4時で4割引。片道料金は、中型車で4950円から最大2970円に安くなる。10月に計画がスタートした後は、午前0時〜同4時が5割引となる予定。 山陽道や中国道などの一般高速道路も、京阪の都市部を除き、休日昼間で普通車以下が利用距離100キロまで5割引、平日午後10時〜午前0時で3割引とする。