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石原伸晃氏“最後の推薦人”は入院中の丸川珠代参院議員

 自民党の石原伸晃元政調会長(51)が9日、党本部で会見し、総裁選への出馬を正式に表明した。推薦人の獲得に苦戦していた伸晃氏は、体調を崩し入院中だった丸川珠代参院議員(37)の署名を病床で得るなどして、何とか20人を確保。これで石原氏と麻生太郎幹事長(67)、石破茂前防衛相(51)、小池百合子元防衛相(56)、与謝野馨経済財政担当相(70)の5氏で「ポスト福田」を争う構図が固まった。総裁選は10日告示。22日の投開票に向けて本格的な選挙戦がスタートする。

 「20年前、父の石原慎太郎がした苦労を初めて分かった気がする」。会見の冒頭、伸晃氏は1989年の総裁選を戦った現東京都知事に自身を重ね合わせ苦笑した。

 「苦労」とは壮絶を極めた推薦人獲得合戦のことだ。出馬の意向を表明した4日には、立候補に必要な推薦人20人のめどが立ちながら、翌日には切り崩しにあったことを明かし、正式表明は告示前日にずれ込んだ。

 党関係者によると、8日になってようやく20人の署名が確保できる見通しになったという。しかし、またも激しい切り崩しを受け、その結果2人が脱落、18人になってしまった。がけっぷちに追い込まれた伸晃氏陣営では「最後の2人を中川雅治氏(参院議員)、丸川珠代氏にして何とかクリアした」(党関係者)という。

 頼みの綱となった丸川氏だが、実は体調を崩して入院中だった。6月に結婚した夫の大塚拓衆院議員(35)によると、7日夜からめまいがひどくなり、8日は病院で一泊。9日に帰宅したが、再び体調を崩して病院で点滴を受けたという。

 丸川氏に近い関係者によると、どうしても署名が欲しい伸晃氏陣営は8日夜、丸川氏の病室を訪問。病床の丸川氏から推薦人のサインを得たという。これについて伸晃氏陣営では、病室を訪れた事実はないとし「署名は大塚氏を介して受け取った」と説明している。

 丸川氏が体調を崩した原因は、推薦人獲得を巡る綱引きのプレッシャーだったという。昨年7月の参院選では、丸川氏の選対を伸晃氏の陣営が固めていた。伸晃氏は山崎派だが、丸川氏は大塚氏と結婚して夫婦そろって町村派入り。今回の総裁選には、町村派から小池氏が出馬。さらに丸川氏に参院選出馬を打診し政界入りのきっかけを作った安倍晋三前首相は麻生氏を推している。立候補者乱立の中で、各陣営に義理がある丸川氏は非常に難しい立場に置かれていた。

 丸川氏の事務所では「プレッシャー? そのようなことはありません。入院もしていない」と説明したものの、大塚氏は「ただでさえ細いのに(今回の心労で)さらにやせてしまった」と心配顔。11日には渋谷駅前で都連所属の国会議員と各候補が集まる演説会が開催されるが、そこに間に合うかも「微妙な状況」(大塚氏)という。


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