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【岐阜】

高校生が手術現場見学 県立多治見病院、傷口縫合の練習も

2008年9月10日

医師の説明を受けながら手術を見学する高校生(右)=多治見市の県立多治見病院で

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 多治見市の県立多治見病院で9日、高校生対象の病院実習があった。医師を志望する県内の高校2年生約20人が、術衣と白衣に着替え、医者になった気持ちで外科手術を見学したり、傷口の縫合の練習をしたりした。

 胃切除手術の見学では、滅菌した手術用具に触れないようにといった厳重な注意に、生徒らは緊張した面持ちで、医師たちが麻酔をかけたり電気メスで血管を焼き切ったりする作業を見つめていた。

 縫合練習では、実際に用いられる針や糸、ピンセットを使って皮膚の模型につけた傷を縫い合わせた。生徒らは最初は糸の扱いに戸惑っていたが、次第に慣れて上手に器具を操っていた。

 多治見北高校の小出知美さん(16)は「がん細胞を触ったり生々しい現場を体験でき、外科や内科以外にも麻酔科医などいろいろな仕事があることも知れて勉強になった」とうれしそうに話した。

 (林朋実)

 

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