 |
2008年9月9日(火) 19:15 |
|
 |
温泉旅館に木質ペレットボイラー
様々な所で大きな影響が出ている燃料高騰への取り組みです。岡山県北の温泉旅館では、温泉を温めるためにこれまで重油のボイラーを使用していましたが、9日から新たなエネルギーを使うボイラーを導入しました。
岡山県北の温泉街、美作市の湯郷温泉のある旅館では、源泉からのお湯をボイラーで温めています。 これまでボイラーの燃料として使用していたのが重油です。しかし、ここ数年の原油高が経費の増加に繋がっていました。 新たに導入されたボイラーの燃料タンクに入っているのは木質ペレットというものです。木質ペレットは、おが屑などの廃材などを圧縮して作られた固形燃料です。 木質ペレットを使用したボイラーを導入するのは、全国の旅館やホテルでも初めてのケースです。 従来の重油のボイラーと併せて使用することで33%の省エネルギー率を目指しています。初期投資は従来のボイラーの10倍程度かかりますが、将来的にはコストは回収できるとしています。 木質ペレットは岡山県で全国の約半分が生産されています。エネルギーを地域で循環させる観点からも、今後ますます注目されそうです。
|
|