国内有数のサーフィンスポット、宮崎市の木崎浜で、10月、ユニークなサーフィンイベントが開かれることになりました。サーフィンとエコキャンペーン、それに、ロック歌手によるチャリティーライブが一緒になったこのイベント、9日は、大会名誉会長の東国原知事が、東京で記者発表に臨みました。「波フェス’08宮崎」と名付けられたこのイベント。東京で行われた9日の記者発表では、名誉会長を務める東国原知事が、学生時代に熱中していたサーフィンへの思いを語りました。(東国原知事&日本プロサーフィン連盟・腰添健理事長)「1回2回と行ってるうちに楽しくなりました。1回(波に)乗れると楽しいですね。そしてチューブまいたりなんかすると、もっと楽しいですね」「そりゃそうですよね。ないでしょ」「ないです」イベントは、宮崎市の木崎浜で、9月17日から3日間開かれ、国内のプロサーファー約200人が参加して、今シーズンのツアー最終戦が行われます。また、最終日の19日には、地球環境について考えるビーチクリーンキャンペーンや、ロック歌手の大黒摩季さんと元DefTechのMicroさんによる、チャリティーライブも行われます。9日の記者発表では、日本プロサーフィン連盟から東国原知事に、こんなお願いも・・・(東国原知事&日本プロサーフィン連盟・腰添健理事長)「スーツの下にウェットスーツでお願いします」「スーツの下にウェットスーツで?脱いだらウェットスーツ、なんかエドはるみさんみたいな感じで」「楽しくサーフィンやりましょう、その日は。約束ですよ」「寒くないですか?」「大丈夫です」サーフィンとロックとエコの祭典、「波フェス’08宮崎」スポーツランド宮崎とエコを発信する、絶好の機会となりそうです。
小林市須木の観光施設、「すきむらんど」の指定管理者が、赤字を黒字に見せかける虚偽の決算報告をしていた問題で、指定管理者の代表である須木区長は、9日の市議会一般質問で、陳謝しました。(すきむらんど振興協会会長・上床洋昭須木区長)「多くの市民の方々に心からお詫びを申し上げ、再発防止に向けて最善の努力をやりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います」この問題は、すきむらんどの指定管理者である「すきむらんど振興協会」が、小林市から交付される委託料の一部を、前の年度の収入に流用して虚偽の決算を行い、赤字を隠していたものです。流用された額は、平成17年度から3年間で、約4200万円に上っています。小林市は、「すきむらんどは重要な観光施設」として、9月議会の補正予算に、来年3月までに必要な運営費、約2830万円を計上しています。今後、市では、職員を派遣して、原因の究明や経営改善などを行う他、すきむらんど振興協会の指定管理者は、来年3月までに解除することにしています。
大分県の玖珠駐屯地から、小銃やけん銃などが盗まれた事件で、警察は、窃盗などの疑いで逮捕した元自衛官の供述に基づき、9日、高鍋町の小丸川で、小銃の捜索を行いました。この事件は、高鍋町の元自衛官、高山敏信容疑者が、以前勤務していた大分県の玖珠駐屯地に侵入し、小銃やけん銃を盗んだとして、9月2日、窃盗などの疑いで逮捕されたものです。けん銃は、高山容疑者の自宅から押収されましたが、小銃は、引き金部分を除き、まだ見つかっていません。9日は、高山容疑者の供述に基づき、高鍋町の小丸川河口で、小銃の捜索が行われました。捜索は、警察や自衛隊約50人体制で行われましたが、小銃は見つからなかったということです。
大阪の食品メーカー、三笠フーズが汚染米を転売していた問題で、県内でも、この汚染米が流通していたことが分かり、宮崎農政事務所と県が、流通経路などを調べています。宮崎農政事務所によりますと、去年12月、県内の製粉会社が、三笠フーズが転売した汚染米のうち、基準値の5倍のメタミドホスが検出された中国産のもち米、数トンを、熊本の業者から買い取り、県内35の加工業者に、販売していたということです。また、別の県内の業者も、熊本の業者から、汚染米を買い取っていたことが分かっています。宮崎農政事務所と県では、現在、これらの業者から、聞き取り調査を行うなどして、流通経路などを調べています。宮崎農政事務所では、流通した汚染米について、「残留濃度は低く、食べたとしても健康に影響はない」としています。
清武町で、飼い犬が、猫の赤ちゃんの母親代わりとなっていて、話題を呼んでいます。清武町今泉の野崎キヨセさんの自宅で飼われている、ダックスフンドのジャムちゃん5歳・・・。とても大事そうにお乳を与えているのは、なんと3匹の猫の赤ちゃんです。生後間もないこの子猫たち、8日夕方、野崎さん宅に迷い込むと、ジャムちゃんが世話を始めました。家の近くでは、数日前、母親と見られる猫が、死んでいるのが見つかっていて、ジャムちゃんは、子猫たちにお乳を与えるなど、すっかり母親代わりになっています。(飼い主の野崎キヨセさん)「犬がネコを育てるっていう母性愛っていうか、ジャムにはよくこういう気持ちになってくれたと思って。幸せになってくれればいいがなと思っている。」野崎さんは、子猫たちの里親を探していますが、ジャムちゃんのために、1匹は、一緒に飼いたいとしています。
県は、9日、今シーズン初めてとなる、日本脳炎注意報を発表しました。県内での発表は、3年ぶりだということです。発表を受け、県では、栄養と睡眠を十分に取ることや、蚊に刺されないよう、注意を呼びかけています。
去年1年間に、県外から訪れた観光地の数は、東国原知事のPR効果などで、11年ぶりに増加したことが分かりました。県のまとめによりますと、去年1年間に、県内の各観光地を訪れた人は、約1200万人余りとなりました。このうち、県外からの観光客は、約450万人で、11年ぶりに増加しました。観光地別に見てみますと、最も多かったのは、高千穂峡で、130万人あまりが訪れました。観光客の伸び率は、宮崎市の平和台公園が、約45%で最も大きくなっています。県では、「東国原知事の就任などで、全国的に宮崎がPRされ、神話や伝説が注目された」と分析しています。
8月、県内で倒産した企業の負債総額は、309億円余りと、県内最大手の建設会社、志多組の経営破たんによって、今年に入り最大となりました。民間の信用調査会社のまとめによりますと、8月、県内で、1千万円以上の負債を抱えて倒産した企業は、13件で、負債総額は、309億3300万円に上り、今年に入って、最も多い額となりました。負債額が最も多かったのは、民事再生法のもと再建をめざしている志多組で、県内では、過去4番目となる278億円の大型倒産となりました。業種別でも、建設業が8件と最も多くなっています。民間の信用調査会社では、「今後は、企業体力が弱く、志多組に依存度の高い会社を中心に、倒産が出てくる恐れがある」としています。
大規模な地すべりが発生し、復旧工事が進められていた、串間市大納の国道448号線バイパス、「恋ヶ浦トンネル」が貫通し、来年春に、全面開通することになりました。復旧工事が進められているのは、串間市の海岸沿いにある大納地区で、平成18年の台風で、大規模な地すべりが発生しました。現場では、う回路を設けたり、バイパスとなるトンネルの建設工事などが進められてきました。そして、このほど、バイパストンネルが貫通し、「恋ヶ浦トンネル」と名づけられました。9日は、現地で、県や業者、それに地区住民ら約100人が出席して、貫通を祝いました。バイパスの長さは、1040メートルで、貫通式では、掘削機を動かして、岩を掘り出すなどしていました。トンネルは、来年春には、全面開通する見込みで、地区住民は、「これで、孤立などの不安が解消できる」と期待を寄せていました。