2008年9月9日 18時58分更新
津山市が建設を計画しているごみ処理施設をめぐって、予定地の近くに住む住民が9日、建設の差止めを求める訴えを岡山地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは、津山市領家桑田地区に住む住民9人で、9日は、このうち6人が弁護士とともに岡山地方裁判所に建設差し止めを求める訴えを起こしました。
このごみ処理施設の建設計画は、津山市を中心とした7つの市町村が進めているもので、およそ31ヘクタールの敷地に2年後からごみ焼却場と最終処分場などを建設するものです。
訴えによりますと、ごみ処理施設が出来ることで、大気汚染や周辺の環境が破壊され、健康に悪影響が出ることや、建設予定地の決定は住民の意見を無視しているなどとして、津山市に対して建設を差し止めるよう求めています。
9日の提訴をうけ、建設計画を進めている津山市のクリーンセンター建設事務所長は「理解していただけるよう、粘り強く対応し、環境への影響についても注意深く工事を行いたい」とコメントしています。