頑張るよ、俺は!!
本日、滋賀県高島市、市議会にて条例が可決されたそうです。
環境保護条例です。
愛玩動物の管理に関して、適切な飼育をしなければ罰則をするということです。
環境省の動愛法に則った内容です。
自治体が独自に条例を作る事は良い事です。
犬猫の飼育方法や環境を守る。
動物愛護団体にとっては願ってもない条例です。
当団体の施設を意識しての条例の制定だそうですが、厳しく制定がされる事は歓迎します。
他の繁殖場施設にも適用される内容なので、逆に有難い事です。
その事によって、飼養管理されている動物の環境が良くなり改善もされる事は喜ばしい事なんです。
反対派の方達が不安に思い、反対運動をされていますが、地域を害する事はありませんのでご安心下さい。
ブルセラ症のワン達も来ませんし、300頭も犬は収容しませんよ。
私たちは純粋に不幸なワン達を救うために活動をしています。
地道な活動を継続していきますので、見ていて下さい。
言葉の「説明」よりも活動を見守ってくだされば、いずれ判ってくれる日が来ると信じています。
殺されていくワン達、「小さな命」がこの世から消えるのではなく、身勝手な人間によって捨てられたり虐待にあったりした子達を救っているだけなのです。
参加して頂けるボランティアさんも動物愛護活動の意識向上のお手本となるべく、完成を心待ちされております。
地域にはお年寄りが多くいると聞きます。
お孫さんにも教えてあげて下さい。
世の中にはこんなにも多くの犬が不幸な目にあって殺されていっている事を!!
きっと、動物達に優しい方がいると思っています。
シッポを振ってくる犬を叩く人はいないと思っています。
動物に優しい人は、人にも優しい人です。
今回の反対運動には、誤解があると思います。
地元の皆さん、話し合いをしましょう。
話せば判る事です。
根も葉もない噂や中傷を信じないで、施設に遊びに来てください。
人間を信じて疑わないワン達が待っていますよ。
生き物に優しい町作りが地域の発展につながります。
人と共生できる町が今、必要な時代なのです。
私はいつでもお話をさせて頂きます。
日本の将来を背負っていく子供達にも、ワン達の悲惨な現実を教え、命の大切さを教え、大人の責任として
共に、人にも優しく、動物にも優しい町つくりを目指しましょう!!
今日、遠く九州から、広島から支援者の方達が大阪本部に激励に来て頂きました。
私達の活動に賛同して頂き、大阪府、大阪市に犬救済活動の再開に向けての抗議をしに来てくださいました。
私は、その方達と本音で話し合いました。
今の時代、今、必要な事は口先だけの活動ではなく、本気で体を動かしての活動が必要で有る事を!!
御託を並べている暇があるのなら、1頭でも多く、犬を救え。ってね。
近い将来、関東方面にシェルターをオープンします。
そして九州方面にもシェルターを作ります。
身勝手な人間が不幸な目に遭わせた子達を救うために。
頑張るよ、俺は !!
東京出張
20日の日に東京に出張した。某会議に出席するためである。
その機会に、関東方面のひろしまDP、里親様宅を訪問した。
ニューファンドランドの里親様だが、室内飼いでとても可愛がって頂いていた。
久しぶりに会ったが、少しだけ傍に来てくれたが、後は新しい飼主様のところへ、ベッタリと甘えていた。
いつもそうであるが、「こんにちは、ひさしぶり・・・」と言った感じで近づいてくれてその後は一緒に居ろうとしない。
寂しくも有り、嬉しい事でもある。
大変な時期を過ごして来て、今は幸せなのである。
その姿を見て、いつも思う。
「よかったね。幸せになって」・・・・と。
「幸せ」の仲介役の成功である。 活動が報われる一時でも有る。
レスキューした子達、全員がこうであってほしい。
里子に出たワン達の元には全部、廻れていないが、今までお伺いした家族の方は全員、里親合格でありました。
朝7時に大阪を出発、9時半東京、到着。レンタカーを駅で借りてから1時間で里親様宅、訪問。
2時間滞在して、都内に戻り、4時からの会議に出席した。
後日、述べることにするが、重大な会議でした。 予定35分が約1時間超えの熱の入った会議でした。
翌日、茨城市のレスキュー施設を訪問。
多頭飼育現場である。
MIX犬、130頭は居る。
施設の立ち退きを迫られている。建物の建設が出来ない条件らしい。
水は井戸水、電気設備は無い。 ライフラインは無いのだ。
施設といっても、土地があるだけで犬のケージが置かれているだけである。
雨露を防ぐ屋根も壁も無い。ケージの上にベニヤ板とビニールテントがあるだけ。
敷地には雑草がいっぱいで、刈り取る時間もないらしい。
唯一の救いは、犬達全員が痩せてもなく元気であった事。
フィラリア投薬、繁殖制限手術などは行っています。
ボランティアさんの参加が少なく、4人で作業をしていましたが、とてもとても間に合いません。
シェルター施設とは到底、呼べる物ではありませんでした。
支援者からの要請を受けての訪問であるが、施設管理者は捨て犬保護の活動で一生懸命であるのだが、手が廻らないのである。
この現状を打破したいが為の相談でした。が、現場を見て、このままでは多頭飼育の崩壊が起きる予見がした。
トイレもなく水道設備、電気設備も無いのだ。 何より犬を収容する建物やフードを蓄える倉庫もないのだ。
善意で頂いたフードも雨ざらしで野鼠たちの餌となっているのだ。
野鼠が大繁殖をし、付近の田畑の農作物を食い荒らし、苦情も多く出ている。
貧すりゃ鈍するで、状況は一向に前向きにはいかない。
他の団体の指導や支援は趣旨ではないのだが、黙って見ては放っておけない。
一生懸命、犬達の為に活動をされています。 何か方策を考えてみなくては・・・・。
その帰りに、つくば市の某ワンワンランドを視察させて頂いた。
園長はお留守であったが、応対して頂いたスタッフに快く入園させてもらい、園内を見て廻った。
犬舎はクーラーや扇風機で過ごしやすくしてあり、糞尿も綺麗に清掃しており、飼育環境は良い。設備も広く、申し分ないのだが、
やはりテーマパークの目的もある施設の為か、色んな犬種もいて見る人は楽しく、良いのだろうが、犬にとっては迷惑な話ではある。
本来、愛玩動物たちは、人との共生であり、触ってもらったりと、常に人と一緒に生活がしたいのだ。
そう言う意味では、可哀想かな・・・・。とも思った。
生徒さんが行っていた日中のドッグトレーニングは、犬にとっては訓練というよりは拷問である。
暑いものは暑いのである。
たった15分間の犬の緊張持続時間を考えれば、木陰でやりたいものだ。
まぁ、ここの方なら改善はしてくれるだろうが。
訪問を終えて、挨拶をして帰る際に、スタッフの方から、「ひろしまDPの二の舞にならぬ様、また、貴団体にお世話にならぬように頑張ります」と、ご挨拶を頂きました。そして「施設を見てもらえてよかったです」とも言われました。
私たちは、繁殖業者やテーマパークの敵ではない。ただ、ひたすら、犬たちを扱うのであれば大切に大事に飼育をして欲しいだけなのである。
犬たちは、人に癒しを与え、安らぎをくれます。
たった10〜15年の寿命です。
家族として過ごす時間が最も少ないはず。
家族の一員として、笑顔で暮らせるように心がけたいものですね。
さて、そこを後にして2時間、東京駅にてレンタカーを返し、友人と待ち合わせて1時間ほど談笑して新幹線に乗り込んだ。
冷たいビールを飲み干し、眠りについた。
3時間後、大阪事務所に着いたら、スタッフさんご夫婦が、留守番をしていてくれました。
2日間、留守の間、スタッフ5人が代わる代わる、ワン達のお世話をしてくれて本当に助かりました。
ホッとしている時に、電話にて3頭の小型犬の保護依頼です。
休まる暇のない生活です。
黒ラブ シンシアの死
ブルセラ症陰性犬が4回目の検査で陽性に転じた。
結果、有無を言わせず殺処分を決行した。 殺したのだ。
なんで・・・・・・??
ここまで生きてきて・・・・・・?
陰性犬、陽性犬から分けられて、譲渡の機会を与えられて。 これで助かると思っていたシンシア。
そして3回で終わるはずだった検査を予備の為、4回目の検査をし、陽性が出たからと、殺してしまった。
4回目の検査も培養検査だったのか? 抗体検査のみだったのではないか?
何でなんや!!
譲渡先が有れば、殺す必要など、ないではないか!!
1頭なら集団発生にはならない。
普通の家庭でもブルセラ犬はいるぞ。繁殖業者の施設にもいっぱい、いるぞ。
全国には120万頭以上から360万頭は居ると論じられている。
ブルセラ菌が居るかどうか、全頭、検査を義務付けしてみろ!!
ブルセラ陽性が出たら、これだけの頭数を殺すのか。
製薬会社がワクチンを開発していない事自体が、何故か、わかるか?
他の病気のような重大性が無いからだ。 義務付けもないから商いにもならんからだ。
社会問題にもならない程度の病原菌で大騒ぎを引き起こし、まったくもって無駄死にさせた責任は大きい。
何が公衆衛生上の観点・・・・だと!!
それを言うのなら、中国が行っている愚行のように、大阪府下全域、非常警戒を発令してブルセラ症感染犬を全て、淘汰してみよ。
それほど重大な公衆衛生上の問題なら、だ。!!
畜産課の連中も高等教育を受けてきたのだろう。 命を大切にするという基本も教えられたであろう。
獣医の資格を持った職員は、人との共生も教えられただろう。
獣医にもなれず、役人になったら、優しい気持ちも失せたのか。上司の命令だから殺したのか。 自分の意見も通らない。悲しいことだ。
指示した奴がやればいい。 血も涙もない奴がやればいい。
どこまで非道な考えを持つ組織の集まりなんだ、救援本部は。
またたび獣医師団の佐上さんが終生飼養を条件に引き受けると申し出たではないか。
それでも、生かすチャンスを与えず、殺してしまった。
もう、取り返しがつかないではないか。
国は、「処分は殺処分に非ず、生かすチャンスを与えるべき。」と、表明しているではないか。
何故、大阪府は、殺していくのか。
防疫の観点からと言うのだろうが、事ここに至っては、殺処分しなくても良かったではないか。
何故、こだわる?? 慈悲のない奴らめ。
畜産課の考えは大阪府のトップの考えと同じだ。会社で言うワンマン経営者か。
大阪府知事、優しさを持たない知事。
恥を知れ!!!
このような暴挙を許してはいけない!!
みんな、抗議しよう。
行政が駄目なら、国に訴えよう。
環境省に訴えよう。 動物愛護の心を持たない自治体に、もっと厳しく指導を徹底してもらおう。
もう一度、ブルセラ症の検証をお願いしよう。
環境省だけではなく、総理大臣にも訴えよう。
たった1頭の命も救えなかった我々だが、このシンシアの死は無駄には出来ない!!
怒りを通り越して、情けない・・・・・・。そして恥ずかしい。
意図も簡単に殺し、治せるはずの命を抹殺する考え方が、我々、人間には考え付かない。
まさに、大阪府畜産課は、鬼畜だ。 鬼である。!!!
世界に向けて鬼畜と自ら発信した大阪府畜産課。そして大阪府知事。 恥を知れ!!
シンシア、ごめんよ。
陰性犬として最期まで残ったのに、非情な人間どもに殺されてしまった。
これからの、新たな戦いの誓いと、冥福を祈る。
官民一体
シェルター建設が遅れています。
一日でも早く、完成させなければ多くのワン達が救えません。
大阪本部の事務所は保護犬で満杯です。
毎日のようにレスキュー依頼が有り、受入れが不可能となってきています。
地元との話し合いも進まず・・・・、進まずといっても進めないのです。
話し合いを受けようとしないのです。
強引に事を運ぶつもりは有りませんが、これ以上、待機する事も出来ません。
業者との打合せで、とにかく施設の完成を目指すことにしました。
LPガス工事は地元の反対で、地元の業者の協力は得られません。
高島市も業者の指導は電話でのみ指導した。との事ですが、強制はできないそうです。
滋賀県LPG組合も指導のみで、自由販売なので業者の斡旋もできないそうです。
経済省も組合を紹介しただけで、前には進みませんでした。
近くのガス業者9件以上に工事の依頼をしましたが、どこも村八分が怖くて協力を拒否しました。
全ての業者が水面下で手を組み、拒否していれば談合罪が成立するそうですが、そこまで追及する事も、如何なものかと悩みました。
彼等には彼等也に悩む一面もあるのでしょう。
これ以上、責めないでおきましょう。
他の代替案で進める事にします。
そして施設に寝泊りが出来るようになれば、ワン達を収容できるのですから。
地元の協力が得られない以上、大阪から全ての工事業者を手配しました。
これで完成は目前となり、開所も予定が立ちますし、警察署で待機してくれている収容犬たちも救えます。
保護依頼があった方の中には、捨てるのではなく飼主が亡くなったり脳梗塞で倒れて面倒が見れなくなった方からの依頼もあります。
犬達には判らない事情で飼主から離別するのです。
何で、大事にしてくれていたのに、僕は離されるのだろう。と、不安に思い理解が出来ないと思います。
思慮ない方は、飼えなくなったら保健所に持ち込む方もいます。
何年も飼っていて家族同然でも保健所に持ち込むのです。その先は窒息死しかないのに・・・・・・。
人間の身勝手です。
国の法律でも飼主が飼育放棄をする場合は、自治体の保健所に持ち込み、保健所もこれを引き受けなければならない。と、明記されています。1400円の引き受け料で。
そして飼主の持ち込みの場合は、即日処分です。
全国の自治体の動物管理センターは急ピッチで施設の拡充や増築を計画し実施していっています。
今年の12月から遺失物法の改正により、今まで警察署で保護していた犬たちは直接、保健所行きになります。
保健所も預かるスペースがない為、即日に動物管理センターに運ぶそうです。
管理センターでは、今でも飽和状態の施設なのに、これ以上増えれば収容も出来なくなります。
だから増設をするのですが、どこも倍以上の増築は不可能だと言われています。
この先、どうなるのか?
環境省は、生きる機会を与えて譲渡を優先すると表明してくれました。
が、実際には現場では、受入れする施設自体が飽和状態なのです。
イギリスのように官と民が協力し合えば、施設の拡充にも協力が出来ます。
絶対数が限られている官と、自由に拡充できる民間シェルターとが協力できれば、受入れは倍増するはずです。
自治体も、こういうふうには考えられないのでしょうか?
いつでも協力は申し出るのに。
大阪府動物管理センターの所長さんと話しました。
私「貴方の所に収容保護されている犬たちを受け入れたいが。」
所長「貴方の団体は大阪市なので、大阪府からは無理です」
私「では、大阪府下に事務所を開設するが・・・。規則だけのことでしょう」
所長「規則ですから無理です。条例にもそうなっていますから・・・・」
私「1頭でも救えるように規則を守れば、いいんじゃないのか。出せるように話し合って規則をクリアすればいいではないか」
所長「無理なものは無理なんで、うちでは出来ません」
要は、私には保護犬を出したくない。 これだけなんだ。 これじゃあ、助かる命も助からんわ。
助けると言う意識が有るか無いかの問題だから、ね。
この男の脳みそをみて見たい・・・。
その日の様子
またまた、不幸な環境下に居た犬たちのレスキューが2件、ありました。
1件は、夜逃げでした。
犬3頭を残して部屋の中はもぬけの殻。
部屋の中は糞尿だらけ。 タバコの吸殻やゴミが散乱。
クローゼットに1頭、閉じ込められていた。 あと2頭は、別々に洋室に。
飲まず食わずの状態が13日間、続いていた。
あと一日、発見が遅ければ 死んでいたかも・・・・・・。
マンションの管理会社から通報があり、警察官立会いで部屋に入る。
いつもながらの悪臭が漂っていた。
部屋の中は散乱しており、どこもかしこも糞尿だらけ・・・・・・足の踏み場もない。
管理人はベランダにはしごを掛けて窓から覗いたらしい。犬の鳴き声がしたので通報をしたと言う。
数ヶ月も家賃を滞納していて、督促状が入口に張ってあった。
管理者や家主が優しい方たちだったので保健所送りは免れたのである。
保護した犬たちは、まるでボロ雑巾のような状態。
爪は伸び放題、鳥の爪状態だ。 被毛は毛玉だらけで、皮膚も荒れている。
数ヶ月も放置していたのが直ぐ判る。
何故、ちゃんと責任を持って飼育できないのだろうか?
飼育放棄するのであれば最初から飼わなければいいのに・・・・・・・・。ぶつぶつ・・・・・。
なんで、そんな当たり前な事が判らないのか!!!
本当に、大人のする行為か!!
子供でもこのような飼い方をしないだろう。
世の中、狂っているとしか思えない。 自分の子供、家族と思えないのだろう。
物でも、もっと大事にするのではないかな。
飽食の時代だからこそ、もっと物事を大切にしないといけないのに。
命あるものは、物と違って扱い方が根本的に違うという事すら、判っちゃいない!!
そして2日後、別件であるが同じように通報が有り、警察官2名立会いの元、個人多頭飼育崩壊現場へと急行した。
空き家になっている住宅から犬の鳴き声がうるさく迷惑をしていると当団体と警察に連絡が有り、現場へと赴いたのである。
確かに家人は居なく、転居したらしい。
警察署の調べで、即、転居先が判明しお巡りさんがパトカーで行き、家人を連れてきた。
同行して、家の中を見させてもらって、・・・・驚いた。。
3階建ての一戸建て住宅だが、1階から3階まで糞尿だらけで、足の踏み場も無い。
階段も糞尿だらけである。 電気も点いていなかったが、懐中電灯で照らし、一部、照明器具が有った箇所は明かりが点きました。
いるわ、いるわ、・・・・総勢10頭の小型犬である。その内、仔犬が5頭。チンチラが1頭、オカメインコ4羽、セキセイインコ5羽。
セキセイインコと親犬2頭を残して、他はすべて保護した。全てを持っていかれたら家族が悲しむと言うのであるが、これ以上、強く言うと他の犬達も救えなくなるので譲歩したのであった。
痩せてはいなかったが、飼育管理がまったくできていなかった。
即刻、飼主に注意をして、動物愛護に関する法律を教え、畜犬登録や狂犬病予防法、子犬のワクチン接種の重大さなどを説いて、当該犬たちの所有権放棄をさせたのである。
まったく、飼い犬の何たるかを知らずしての飼育方法であった。 飼主失格である。
もちろん、今までご近所からの苦情は数知れず有ったと言う。 トラブルの元になっていたと言う。
迷惑なのは人間だけでなく、飼われていた犬達である。
手入れなどしている筈もなく、爪は伸び放題、被毛も毛玉だらけで、糞尿まみれで、とにかく臭いのだ。
子犬等はワクチン接種など一度もしていなくて無知も甚だしいのである。
チンチラなどは、おやつを主食にしていて牧草などは1本もなかった。
その夜、緊急でスタッフたちに声を掛けて、集合して頂いた。 ものの1時間ほどで10人が集合した。
そして手分けをしてシャンプーから始まり、ドライヤーで乾かし、爪を切り、水を与えて、ゆっくりと休ませた。
チンチラはスタッフが連れ帰り、オカメインコも他のスタッフが連れ帰った。
仔犬2頭は、別のスタッフがそれぞれ連れ帰った。
やれやれ、と落ち着いたのが夜中の1時過ぎで、それから夕食を摂ったのである。
冷たいビールを飲み干し、一息ついたら睡魔が襲い、風呂も入らずに眠ってしまった・・・・・・。
次の朝、子犬達の鳴き声で目を醒まし、風呂に入って、 さぁ、ワン達の朝飯だ。
これが、いつもの事ながら、凄いので有る。
事務所に居る保護犬23頭が一斉に「早く、餌をくれぇ〜〜」と、わめくのである。
すべてのワン達の食事が終わると、これまた一斉に糞尿のお時間であります。
庭でするもの、家の中でするもの、さまざまであります。 オシッコシーツを取替え、糞はビニール袋で取り除きます。
ビルコン消毒液でスプレーします。 庭を放水して洗い流します。 片付けしていると横ではもう、お眠になられるワンも居ます。
ここまではスタッフ3〜4名で作業します。
少しの休み時間をおいてから、朝の散歩に出掛けるのです。食後、すぐに運動して胃捻転が起きるのを防いでいます。
この頃には、ボランティアさんたちが来てくれるので順番にお出かけをします。
一通り、散歩が終了すると、やっと、コーヒーブレイク。
電話が鳴り響きます。
レスキュー依頼や相談の電話が、日に5〜10本。多い時は夕方まで鳴り続きます。
対応は3人です。
今日も某警察署から電話が有りました。 保護犬が6頭(Mダックス2頭、柴MIX2頭、MIX2頭)と子猫1頭。
フードとおやつを届けて、話しこみ、滋賀のシェルターが完成するまで何とか置いてもらうようにと交渉をし、事務所に戻ったのが、夕方6時過ぎ。
スタッフを含めボランティアさんが4名、お留守番していました。
まぁ、ざっとこのような感じで一日が終わります。
平和な一日の様子です。
今日の電話の一つ
大阪府ブルセラ病陰性犬の譲渡受付に対して、岸和田府民プラザに申込書を貰ってきた。との事でした。
本日まで申込書を取りに来たのは、この方で5人目だです。府民プラザは6ヶ所あるが、 電話の問い合わせは1本も無いそうです。
そして電話にて、大阪府畜産課の方と色々、お話をされたそうです。
が、・・・が、ですよ。
電話の主は、大変、ご立腹なされていた。立腹というよりがっかりしてショックでした。と言う。
理由は、こうだ。
(畜産課の対応)
・犬種毎に譲渡会を開くそうで、同犬種を希望して抽選に漏れたら再申込は出来ない。
・犬種毎の譲渡会は申込審査に通った人のみ参加招待との事。
・マイクロチップなどは挿入しない。
(ブルセラ陰性なのだから、個体識別の為に施したほうが良いのでは?と質問したらしい)
・犬の健康状態は不明、犬の特徴や写真なども無し。
(どの犬を選ぶのかと言っても情報が無い。情報で有るのは犬種のみである。)
・犬の画像は6月15日くらいには公開するそうである。
(申込当日である。その場で決めなければならないのだ。家族と相談したり選んだりは出来ない。)
(家族と相談して飼い犬を決めるものであり、もっと前もってどんな犬なのかの情報が欲しい、と言ったそうである。当然だろう、犬の一生がかかっているのに)
上記のように質問をしたら
返ってきた答えが・・・・
「そんなにうるさくいうのなら、止めた方がいい。」 と、邪険に一言、言われたそうである。
犬の写真も健康状態も何も判らず、ただ、犬種のみで決めなければならないそうである。
先住犬との相性の問題、動物アレルギーの問題、犬の顔も見ずに決めないといけない。など・・・・。
申込をした人は、あまりにも人をバカにしている譲渡方法であると怒っておられた。
確かに、このような対応はないだろう!!
あくまで府民不在の譲渡会になるのでは・・・・・。
そして譲渡会で決まろうが決まらないだろうが、最期には殺してしまうに違いないのでは???
これはもう、自治体ではなく、国の環境省や厚労省に働きかけて「最期まで譲渡されるよう」に嘆願するしか手が無いのでは!!
「生きる機会を与えて譲渡を優先する」 国の指針通りにやってもらわなくては、困るのである。
役所が終わる5時前で私で5人目だったし、このような調子で譲渡するのでは、たぶん、そんなに応募者はいないのでは・・・・。との事だ。
111頭ものワンちゃんの行く末が心配です。と危惧されていた。
是非とも、またたび獣医師団にも、この事をお伝えして欲しいと頼まれた。そして抗議の声を届けて欲しいと・・・・。
私は、またたび獣医師団にもお伝えはするが、私達の声は、きっと、いや、断じて届かないだろう・・・・。残念ながら。。
でも、何か方策を考えなければいけない事実ではある。
今回は、国に見張って貰おうではないか。
環境省に立ち会ってもらえれば安心だし、全員、助かるのではないかな。
一部、訂正しました。
この記事の府民プラザ所長と記載したが、対応の相手は畜産課だったそうです。府民プラザの所長は丁寧に対応して頂いたそうですので、訂正いたします。「1頭でも救ってあげて下さい」と一人一人に申込書類を手渡していたそうです。こういう良心的な方もいるのだ。畜産課の人間も見習っては如何かな?
Kさん、記事を訂正いたしました。ご連絡、有難うございます。
苦言を呈する
ブルセラ病救援本部の陰性犬譲渡の要領が決定したと大阪府HPにて確認した。
内容を見て、驚いた。
譲渡申込受付期間は1週間。
個人のみ譲渡。
団体譲渡は山口委員の提言通り、外されたようだ。
事務局である畜産課は福祉協会の言い成りか?
団体譲渡を外すという事は、自分が所属する動物福祉協会も受けないという事か? 引き受けを拒む理由が成立した訳だな。
その上、希望犬が重複した場合は、抽選〜〜〜だって???
命あるモノを引き受けるのに、抽選かよ。 商店会の福引きじゃあるまいに。
最後まで、飼主希望者との面談と話し合いでしょうが!!
それでも譲渡が決まらない場合は、救援本部に参加した獣医のみに譲渡だって?
111頭全部が決まらなければ、獣医師に押し付けかよ。
それでも決まらない場合は、殺処分も、視野に入れているだって???(またたび獣医師団と畜産課、井関氏との会話より)
何、考えているんだ!!! どういう思考回路なんだ!!!
松野頼久議員が、5月25日の衆議院環境委員会において、日本動物福祉協会に言及し、苦言を呈した。
補助金が出ているにも拘らず、動物検索サイトがない。
HPはきれい事過ぎる。
抑留所の悲惨な犬の写真こそ載せるべき。
世界に対し恥ずかしい。
アメリカは民間シェルターを活用し、民と官の動物愛護が適切に機能している。それは福祉協会の資料にもあるはずだ。等など。
もっともであり、当然だ。
若林環境大臣は、「日本動物福祉協会には指導の通達を出します。」との答弁をした。
これまた、当然だ。
見る人が見れば、判ることだ。
今まで、机上だけで動物愛護を謳ってきたのが今になって露呈しただけなのだ。
もっと、本気で動物愛護に関する実際の活動をしてほしいものだ。
口先だけの綺麗ごとではなく。だ。
このような団体が、ブルセラ病救援本部の決定権を握っていたのだから、陽性犬を殺処分したのも頷けるというものだ。
そして陰性犬譲渡方法も日本動物福祉協会の山口委員が意見を述べた通りに決まってしまった。
本当に、命を助ける考え方をお持ちか??
福祉協会は、以前から安楽死処分を推進してきた団体ではある。
その考えに乗って、各自治体の処分施設で、保護収容した動物は飼主の返還以外は、全て殺処分をして来た。
以前、この協会に入った会員に聞いた事がある。
まずは収容施設の保護犬達の写真を見せられて、殺処分が正当であると教えられる事から始まるという。
これに耐えられなくなって辞めていった人も多いと言う。
行政や公な場所に参加して話すことがある山口委員は、いつも安楽死をやむを得ない苦渋の決断と説いていると言う。
こういう方は、今後の新しい動物愛護の活動には相応しくない人物ではないか。
戦後の動乱時期ではないのだ、今は!!
時代の流れを読む人でなければ、動物愛護は語れないのだ。
早く、自分の時代遅れを悟るか、辞めるかを選択するべきではないか。
世界に対し恥ずかしい。
私も苦言を呈する。
気分爽快
東京サマーランドファミリーパークにて
「ワールドアニマルレボリューション2007イベント」が開催され、
6月2日、東京都あきる野市のムツゴロウ動物王国にて「ペットブームの裏側」という実情、「収容される動物達」をテーマに講演をしました。
お天気に恵まれて多くの家族連れたちが参加されていました。
ムツゴロウ王国のワンたちと触れあい、一日楽しく過ごせたことでしょう。
また、めったに会えない爬虫類ににも触れ合いました。
各ブースに出展している方や、スタッフの方々にはお世話になりました。
みんな、何らかの形で生き物に関わり、動物を扱っている方は、優しい気持ちの持ち主である事を確認出来た事は意義がありました。
昆虫や爬虫類は姿形が違っても、それぞれが生きている。
人間の庇護の元、飼育されている。
ペット社会が人間に癒しを与えているんだなぁ。と、正直に素直に感じることが出来ました。
犬は、たかだか10年〜15年の寿命です。
人間の寿命に比べたらとても短いです。
たったその年月も満足に飼育出来ないのなら、飼うべきではないです。
家族になったその日から、可愛がって終生、愛育してほしいものです。
講演では、日本の法律では飼主の居ない犬は、行政に保護収容されてたった2日間の収容期間後、殺処分されてしまいます。
この現実と無理な繁殖を行い、崩壊した悲惨な環境下に居る犬達の顛末を話しました。
「ひろしまドッグパーク」のパネル展や処分施設の仕組みなどを説明し、人間の身勝手で捨てられたり虐待に遭ったりした子達の悲劇。
写真を食い入るように見られていました。 涙を流していた方も居られた。
展示されたパネル写真でも、この悲惨さは十分に訴える事ができたと思っています。
支援者もたくさん、駆けつけてくださいました。
差し入れも頂きました。 有難うございます。
会場では、主催者側が用意してくれたチャリティオークションも行われました。
出展者が商品を提供してのチャリティオークションです。
総合司会のダックス小峰さんの軽妙な司会振りでジョークと笑いの楽しいオークションでした。
そのオークションの売上は、すべて不幸な環境下に居る犬達の為に寄付されます。
2日間のチャリティ募金は当団体が責任を持ってワン達の為に遣わさせて頂きます。
有難うございました。
さて、北海道では行けなかった「ムツゴロウ動物王国」に訪問し、責任者である石川さんとお話をさせて頂きました。
あいにく、畑さんは他で講演があり、その日はお会いする事ができませんでしたが、動物達に優しいスタッフの方々と楽しく談笑する事も出来ました。
飼育されている犬たちの中で1頭、気になった子が居た。
出産時の難産により仮死状態で産まれ、懸命の心臓マッサージを行い蘇生したが、結果、脳性麻痺になったそうです。 歩行困難な状態の子でした。
まだ2歳と若いのですが、石川さんが呼べばフラフラとしながら壁にぶち当たりながらも傍に寄って来ます。
いつ、転倒して後頭部を打つかもしれないと、頭にはヘッドギアを着けています。
目は生きていました。
生きる可能性がある子を人間が殺してはいけない。
まともに歩けなくても、一生懸命、生きています。
人の介護は必要ですが、自分で出来る事はしています。 飼主が呼べば来るのです。
当団体にも、下半身不随の車椅子生活のワンが居ました。交通事故に遭い放置されていて負傷犬として処分施設に収容されていた。
その子も一度は安楽死の選択を迫られた子でした。
でも助けました。
今は、里親様のところで普通の飼い犬として幸せに暮らしています。
人間が手を差し伸べれば生きられるのです。
目の見えない人、耳の聞こえない人、歩行困難な人。
助ける犬が居ます。 盲導犬、聴導犬、介助犬がそうですね。
人間もお世話になっているのです。
その子達には特別な訓練は必要ですが、普通の犬たちは難しい訓練はいらなく、人に癒しを与えてくれています。
人を信じて共に生きているのです。信頼関係が出来てくるのです。
その犬たちを人間の法律で殺してはいけない。 生きるチャンスを与えなければいけない。
やっと、わが国も動物愛護先進国になりつつあります。
が、・・・・・です。
行政はまだ、目が醒めていません。
役所は縦社会なのです。 上からの指示がなければ、従来通り犬を殺してしまうのです。
国は動物愛護の推進を目指しました。
自治体は国から指導を受けていますが、自治体には終始徹底されておりません。
一日も早く、規則ばかりに囚われずに行動を起こすべきです。
こうしている間にも、殺処分は実施されています。
譲渡実績の無い行政だけに任すのではなく、欧米諸国のように民間の活力を取り入れて官民一体の動物愛護活動をするべきなのです。
早く、お役所は目を醒まそう。
特に、大阪府。大阪市。
何故、私を拒む?
私は、ただ、生きる選択肢が無い犬たちを救いたいだけなんだ。
処分施設から出して、生きるチャンスを与えたいだけなんだ。
疑惑なんて何一つ無いし、噂を撒いた連中も飽きたことだろう。
偏見放送をした番組も只のネット社会の噂だと気付いたことだろう。間違いに気付く時期です。
反AA派と言われた連中も、真実が明るみになってきた今、叩く材料がなくなってきただろう。もう、止めるべきです。
被害者の会なぞと騒いでいる連中も、真実が明らかになってきて、一人抜け二人抜けとなった今、自分自身の誤解であったと思うであろう。
恣意的に反対した連中も、「良心」に問いかけてみてください。 答えは貴方の心の中にあります。
確かな結果は、不幸な環境下に居た悲惨な犬達が救われて、普通の家庭犬として幸せに暮らしている現実を見た時、全てを理解できるのではないか。
今こそ、些細なわだかまりを捨てて、本当に、まだまだ居るペットブームの裏側にいる不幸な犬たちを救おうよ。
動物を愛する人間に悪人はいないよ。
子供たちに、命の大切さを教えていこうよ。
以前居たスタッフが戻って来てくれました。
別の支援者からも連絡も入りました。 事務所に来てもいいですか? と。
もちろん。いつでもどうぞ。
去る者は追わず、来る者は拒まず。
ボランティア精神は、自己責任で参加するもの。 強制など、有り得ません。
みんなで楽しく、活動しましょう。
いつになく気分爽快です。