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「留置場で暴行」認める 兵庫県に15万円支払い命令
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留置場で警察官から暴行を受けたとして、大阪府の40代男性が兵庫県に500万円の損害賠償を求めた訴訟で、神戸地裁は9日、警察官の暴行を認め、県に15万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
判決によると、男性は傷害容疑で逮捕され、県警生田署で拘置されていた2005年12月3日、留置管理課の警察官と口論になって左腕をつかまれたり、体を揺さぶられたりして全治約7日の打撲を負った。
下野恭裕裁判長は「原告の証言は具体的で、事実経過とも整合性があって自然」と暴行を認めた上で「正当な理由なく打撲を負わせたのは違法な公権力の行使」と指摘した。
県警は「関係機関と協議の上、今後の対応を決めたい」としている。
(共同通信社)
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