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身近な医者を、2人亡くしています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一人は約10年前。
当時30代の、先輩医師です。
研究に、臨床に、非常に忙しくなさっていました。
たまにご連絡を下さる時は、決まって深夜2時3時のメールでした。
学生時代は体育会でご活躍された先生で、
人間?と思いたくなるようなタフさと、ひょうひょうとした笑顔を併せ持った
爽やかな先生でした。
大学病院勤務時代の夏、当時研修医だった私たちを集めて
ナイター見物に連れて行って下さったことがありました。
外野席で、ビールを飲みながらハンバーガーとポテトをほお張って
みんなでひゃあひゃあ言っていたら、
先輩だけ眠ってしまったのを、今でも覚えています。
その日も、病院で夜遅くまでお仕事をなさっていました。
術後の患者さんが落ち着くのを見届けた後、
0時過ぎから論文の添削を始めたところまでは、他の医師が見ていました。
翌朝、出勤してきた同僚医師が、医局で倒れている先生を見つけた時には
既にお亡くなりになっていたそうです。
葬儀には、婚約者の女性は出て来ることができなかったと、
後で聞きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今度は、友人医師を亡くしました。
彼女も、30代です。
同じ職場の上級医師が、過労でその病院に入院中でした。
元々、一人が過労になるような労働環境ですから、
多くをお話しする必要はないでしょう。
一人が入院・休職しても、現在の医療事情では代替要員は派遣されませんので、
残ったドクターたちは、目も当てられない忙しさでした。
緊急opeのある科の医師で、毎日遅くまでopeをした上に、
夜中も容赦なく呼び出されていました。
「過労だけは気をつけようね。壊れる前に、逃げようね」
と、お互い言い合っていたのに・・・
その日、彼女は当直でした。
翌朝、交代で当直に来た若い先生が当直室に入ると
彼女は机にうつ伏せになった状態で、亡くなっていたそうです。
大きな悲鳴を聞いて、一番に駆けつけた人が
何と過労で入院中の、彼女の上級医師でした。
その先生は、自分が休職したからだと自分を激しく責め、
入院先も変えた上に、退職されてしまいました。
残った同じ科の先生たちも、全員がご自分を責め続けています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
二度と犠牲者を出したくありません。
どうしたらいいでしょう。
この記事のみ、コメント承認制にしました。
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コメント
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私自身職業を持っているワーキングマザーですが、今回のブログの内容とは少し外れますが産婦人科の先生ということで広い意味でのお礼もかねてコメントしております。
妊娠前は日付が変わるぐらいまで仕事をしていた私。妊娠中も予定日ぎりぎりまで仕事と思っていたのですが・・・・。
健康で体力には自身がある私が妊娠中はまったく体が言うことを利かず・・・。夜遅くまでがんばれば翌日は足がむくみ、起きれない・・・。妊娠6ヶ月のとき助産師さんにそんな仕事内容を注意され可能な限りセーブしても職場に行くとがんばってしまう・・。結局妊娠8ヶ月で見かねたドクターが切迫早産という内容の診断書を書いてくれ、休職してしまいました。(産後は1ヶ月検診後すぐに職場復帰しましたが)
この経験から人員配置には気を配っております。一人が倒れれば周りがたいへんですから。ドクターは簡単に人が増えにくいだけにたいへんですね。
亡くなられた年齢が30代というのが、
いたたまれないです。
何より、なな先生は大丈夫でしょうか?
そこでは例として、紳士服量販店とコンビニエンスストアで、それぞれ「正社員・店長」として働いていた方が紹介されていました。
紳士服量販店では厳しいノルマが、コンビニエンスストアでは深夜などのシフトの穴が、店長の責任とされて、店長になった方はアルバイトから正社員になれた喜びも束の間、ノルマを達成するためにあるいはシフトを埋めるために、それぞれ無理をして働き続け、壊れてしまいました。さらに、「管理職」ということで、残業代はつきませんし、労働基準法の保護の外にあります。
医者の世界でも、病院に行くと「~医長」というのがゴロゴロいます。「店長」同様に、管理職で残業代がつきませんし、労働基準法も適用されません。
ひたすら人的資源を食いつぶす、そんなシステムは早くぶち壊すべきです。
勝手ながら、私のブログでも先生の記事を引用させていただきました。
こういう悲劇が二度と起こらない為に。
1人でも多くの方に、この事実を知って貰いたいので。
日本小児科学会は、集約化・重点化する病院の基準として週58時間勤務を打ち出そうとしています。
江原朗
「小児科医と労働基準」
http://pediatrics.news.coocan.jp
ご冥福をお祈りします。
同じことが繰り返されないよう・・・
私達は、声を挙げていく必要があるのかも知れません。
拙ブログでも取り上げさせていただきました。
こうしたことが繰り返されないために、
非医療者である自分も、何かをしたいと思うのですが、
残念ながら答えが出ません。
悔しいです。
非医療者の方も、できることがあると思います。
「前の日にロクに寝ていないような医師には診てもらいたくない、手術や検査などしてほしくない。」
そのように、病院に投書してください。
そして、医療者と患者の犠牲を厭うことなく、自らの組織の利益のためにただひたすら医療費削減を進めようとする勢力にNOと言ってください。
最初は大海の一滴でも、やがて大きな波になるかもしれません。
本当に悲しい話だと思います。
自分の知り合いが職場で冷たくなっていたら、周りの僕達も悔しくてやりきれない気持ちになると思います
Dr.I先生同様、先生のBlogを記事のなかで紹介し、TBも貼らせていただきました。
将来の医療従事者のためにも、国民のためにも、僕達自身のためにも改善すべきことを改善しなくては成らないのだと思いました
では、失礼いたします
医師が増えないことにはどうにもなりません。
初めまして。淡紫(うすむらさき)と申します。
このような辛い出来事でコメントすることになって、本当に胸が痛いです。今も手が震えています。
Dr.I先生のところで知りました。
何の力にもなれないかも知れませんが、何かしなければと思い記事を書かせていただきました。
亡くなられた先生のご冥福を心からお祈りいたします。
なな先生も、どうぞご自愛ください。
ほんとうに彼らは犠牲者です。
ご冥福をお祈りいたします。
当ブログでも取り上げさせていただきます。
小生は後輩を過労で、同級生をうつ病で亡くしました。
医師を増やすための財源の確保、医師以外の職員にできることは他の職員に仕事をうつす、などの対策が急務であることは何年、何十年も前から明らかだったのですが。
幸い?、私の周囲には過労死のドクターはいませんが..自ら命を絶った医師がひとりいました...。
さて、最近、長時間働く医者がいるから過労死が起こる、時間が来たら帰ったらいいんだよ、そんな論調が掲示板に増えています。これはコワイことです。
現実に、目の前に患者さんがいる、仕事がある。疲れているが精一杯取り組もう、この使命感というか、職業意識は決して間違いではない。10年以上も前、自ら点滴を打ちながら連日深夜まで働く研修医もいました。
使命感が薄れれば、医療は砂漠化します。
掲示板の文面を素直に読めば、使命感のない医者が増えて来た、と言われてしまう危険性をはらんでいます。
揚げ足を取られ、使命感を逆手に取られて、今度は医療が消費税を上げる根拠に悪用されようとしている....。
新医師会 を願う声は、一気に広まるかもしれません。
なな先生、ほんとうに体を大切にして下さい。お願いします。
記事をトラックバックさせて頂きました。
今年の5月に娘を授かりました。
早期胎盤剥離で母子ともに非常に危険な状況での緊急手術での出産でした。
連絡を受けたときは会社で仕事をしており、頭が真っ白になりました。
手術に尽力していただいたスタッフの皆様のおかげで、母子ともに健康でした。
スタッフの皆様にはどれだけの感謝をしても感謝しきれません。命の恩人です。
そんな方々が非常に困難な状況に直面されていることにとても強い憤りを感じます。
いまは、医療の現場で働く皆様のために何か少しでもお力になりたい、また医療の現場を良くしていきたいという思いから、Dr.の人材紹介業に転職いたしました。
今後、こういう問題を解決するために、なんらかの形で貢献できるように努力していきたいと思います。
ご冥福をお祈り申し上げます。
お体にお気をつけてください。
なな先生,つらい時間のなかでもそれを押し殺して今日も通常の業務につかれていらっしゃるのですか?
どうか,どうか無理なさらないで下さいね.
トラックバックをさせていただきました.
医療の状況が「頑張れ」とハッパをかけてはいけないところまで追い込まれているということを、もっと知ってほしい。国は早急に動いてほしいと思います。問題なければ、私もブログで紹介させていただきたいと思います。
亡くなられた先生方のご冥福と残された方々の平安をお祈りします。
>県内一産科先生wrote:
非医療者の方も、できることがあると思います。
「前の日にロクに寝ていないような医師には診てもらいたくない、手術や検査などしてほしくない。」
そのように、病院に投書してください。
こうすればよかったのですね。手術を明日に控え、主治医が私に手術の説明を丁寧にし終えたのは、病院の消灯時間を過ぎた後でした。質問はありますか?と聞かれ、いくつもあったけれど、主治医には明日のために早く帰宅してほしかった。それで黙ってしまいました。
患者も医療者に守られているだけでは、じり貧です。既に医療者側が疲弊しきっているのですから。自分の権利を守るためにも、患者自らもアクションをおこさなくてはと、改めて思います。
私も突然死ではありませんが、同期の友人(心臓血管外科)と、同門の医師を失っております。
非常に耐え難い悲しみでした。
なな先生もくれぐれもご自愛の程を・・・。
今日、また、神戸でも女性麻酔科医が麻酔薬を使って自殺したようです。
自らが働いている手術室で麻酔薬を使った理由を想像すると、悲しくなってしまいます。
心からご冥福をお祈りします。
思い切って休むことにも、かなりの勇気とエネルギーが要るのではないかと思います。
お腹の中の赤ちゃんを守ってあげられるのはママだけですから、
休んで、守ってあげられてよかったですね。
自らのご経験から人員配置にお気を配るようになったとのこと、
これから妊娠・出産を考えている女性たちから見たら、
とても心強い存在なのではないでしょうか。
妊婦健診をやっている施設には、必ず
「母性健康管理指導次項連絡カード」という書類が置いてあります。
妊婦さんの労働緩和目的のものですので、
必要時は是非ご参考になさって下さい。
若い友人の突然の死は、たまりません。
ご心配下さって、ありがとうございます。
私の方、静かに過ごしています。
また、ちがった角度からのコメントを、ありがとうございます。
大変なのは、医療者たちだけではないのですね。
私たちが、いつでも便利にコンビニを利用している陰には、
そんな方たちの、厳しい労働がある。
人的資源を枯渇させる前に、有限の資源であることを自覚して、
消費者一人一人が省資源を考えなければならないのでしょう。
この度は、心のこもったアドバイスをありがとうございました。
誤謬や脚色のないようにご配慮の上で書いて下さったことに、
感謝致します。
今後ともよろしくお願い致します。
小児科の先生のお立場からは、
二度と見たくない事件だったのではないでしょうか。
若い医師が、当直中に亡くなる。
こんなことは、二度とおきてほしくありません。
当方、起きたことを、そのまま述べることしかできない無力な町医者ですが、
「何か発信できないか」という思いから、記事にしました。
深い考察を加えて下さって、ありがとうございます。
県内一産科医先生が、元のコメントと、
chibitamaさんに向けたコメントとの両方で
ヒントを下さったようですね。
一般の方に読んで頂けて、嬉しく思っています。
ありがとうございます。
本当に、国民全体の問題ですね。
自分自身のためにも、冷静に、確実に考えていくことが必要とのお考えに、深く共感します。
一人でも多くの方がお読み下さったことに、感謝致します。
ありがとうございます。
> 何かしなければと思い記事を書かせていただきました。
私も同じ気持ちです。
何もできませんが、何かしなければ、と思っていた時に
ブログに書いてみては?とアドバイス下さったのが、Dr.I先生でした。
お気遣い、ありがとうございます。
> 私の身近な医師も4人亡くなりました。
ひどい・・・
身近に亡くなった同業者がこんなにいる職業、
人の生命と健康を守るのが使命のはずのこの職業って、
一体何なんでしょうね・・・
少しでも、より良い医療制度となりますように。
> 医師を増やすための財源の確保、医師以外の職員にできることは他の職員に仕事をうつす、などの対策が急務であることは何年、何十年も前から明らかだったのですが。
そうなのですね・・・
最近は何だか、医療以外の医師の仕事が、却って増えているような気がします。
看護師も同じです。
当院では外来の診療ベッドのシーツやタオルの片付け、
病棟のベッドメイクを、何故か看護師がやっています。
本来、看護師の仕事ではないはずなのに。
亡くなられた先生のご冥福をお祈りします
今回、Dr.I先生の呼びかけに賛同し、勝手ながらなな先生の記事を当Blogに掲載させていただきました
こういった悲しみが繰り返されないことを切に願っています
記事に関してなにかありましたらお手数ですが、メールにて連絡をいただければと思います
寒い季節になってきました
精神的に辛い時期とは思いますが、なな先生も体調には気をつけてください
「使命感」。
これが医師の疲弊と、医療崩壊に係ってくるkey wordではないでしょうか。
ここに書いた2人の先生は、共に使命感の強い先生です。
産婦人科の先輩医師は、仕事をフルにこなしながら、
このように研修医をかわいがって下さるような方でした。
友人医師も使命感が強く、仕事が集中してもいつも笑顔でした。
> 使命感が薄れれば、医療は砂漠化します。
本当に、その通りですね。
今、部分的に砂漠化が始まっている気がしてなりません。
ありがとうございます。
「読んで下さった」とわかる、そのひと言に心が癒えます。
ありがとうございます。
執務中の死は、若い命が突然失われます。
多くの方に考えて頂きたいと思います。
患者さんの立場と医療の現場に係る立場の両方からのコメントを
ありがとうございます。
友人医師は、本文に書きました通りope室に出入りする科のドクターです。
過労がどこまで影響しているのか、わかりませんが、
非常に忙しくしていたことと、当直中に亡くなったことだけは、動かしようのない事実であり、
二度と繰り返してほしくないことです。
このためにできることを、かいさんのようなご職業の方に考えて頂くことは
大変心強く思います。
ありがとうございます。
やさしいお心遣いを、ありがとうございます。
お互い声を掛け合っていても、このようなことが起きてしまいました。
どうすればいいのか。
今後の課題です。
先生もまた、身近にいらっしゃるのですか。
どうして、こんなに次々と・・・
悲しく、くやしい気持ちです。
今回の記事では、病院で突然亡くなった2人の医師の話をしましたが、
他の場所で亡くなった医師は、そういえば他にもいます。
「命の重さ」
先生らしい主題でのお話を、ありがとうございます。
とても失礼なお願いなんですが、「県内一産科医」さんに呼びかけさせていただいてよろしいでしょうか?
「県内一産科医」先生、先生の 2007.11.20 22:14 のコメントを拙ブログでご紹介したいのですがよろしいでしょうか?
非医療者が起こせる具体的なアクションとして、ぜひご紹介したいと思っています。
ご覧になってましたら、ご検討よろしくお願いいたします。
なな先生、たいへん失礼いたしました。
もし不適切であればどうか削除をよろしくお願いいたします。
手術前日の患者さんが医者に気を遣って、聞きたいことも聞けないなんて。
この国は、どうかしていますね。
しかし残念ながらおっしゃる通り、何もアクションを起こさなければ、何も変わりません。
何が有効なアクションなのか、考えて行きたいですね。
仲間を失うだけで、悲しいですね。
何が原因であっても。
先輩や友人が何故亡くなったのかは、厳密にはわかりません。
でも、こういう形で亡くなる医師がいるんだ、ということを
知ってほしいとの思いから、
今回記事にしました。
読んで下さって、ありがとうございました。
> 自らが働いている手術室で麻酔薬を使った理由を想像すると、悲しくなってしまいます。
深く共感します。
きっと、ご自分の職業を愛しているからこそ
職業に係る、日ごろから慣れ親しんだ道具を使って、
命を絶つのではないか。
そんな風に感じるのです。
悲しすぎます。
県内一産科医先生、
そうですね。出来ることがありますね。
私も家族も共に通院加療中で、先生方にはいつもお世話になっている身です。
身近なところから、出来ることを始めようと思います。
ありがとうございました。
二度と繰り返したくない、という気持ちを汲んで下さって、
ありがとうございます。
少しでも、良い医療制度になりますように。
看護師さんの立場から、当直業務の実態を書いて下さって、またちがう説得力があると思います。
ありがとうございます。
やさしいひと言に、心癒されました。
重ねて、ありがとうございます。
私からも県内一産科医さんに、お声をおかけしておきますね。
ありがとうございます。
悲しすぎます。涙が出ました。
お二人のご冥福をお祈り申し上げます。
私は実は製薬会社に勤務しておりますが(もうすぐ産休ですが・・)、毎年のように臨床開発部門にはMDの方が中途入社されます。医療の現場を離れた理由は人それぞれですが、中には「心が折れてしまったから」というようなことを仰る方もいます。なな先生の記事を読み、とても納得してしまいました。
患者の立場としては、ネットなり新聞投稿なり投書なりで「疲労しきった医師に診て貰いたくない」という声を上げることが重要なのではと思います。そして、選挙に関心を持ち、迫り来る医療崩壊を食い止める方策を唱える候補者に一票を投ずることも大事だと思います。人間として生きる以上、必ずお世話になるのが医療なのですから、国全体にアクションを広げることは可能なはずだと信じたいです。
読んで、絶句しております。
ただただ悲しむことしかできません。
こんなコメントしか残せず、申し訳ないです。
お二人のご冥福をお祈り申し上げます。
なな先生を含め、多くの先生方が書く文面の裏には、きっとお辛いこともあったんだろうと感じられることも多くなりました。
今回のお話のようなことは、先生方の身近で起っているのだということが、よくわかりました。
これ以上犠牲になる先生方を増やさないようにと願うばかりです。
なな先生、くれぐれもお身体を大切にして下さい。
看護学生の叶枝です。
元病院総務経験者で、Dr方がどれだけ働くかを決めるシフト表を作成する側におりました。
就職直後、初めて常勤医のシフトを見た瞬間に息を飲んだのを今でも忘れません。産科のDrにはそれを越えるものがあるのだと思うと恐ろしいです。
自分の命を削って、新しい命を取り出す産科医・・・・・・そんな言葉が浮かびました。
国民ひとりひとりが、もっと医療に対しての意識を変えるべき時だと思います。
少しでも多くの人に現状が伝わるよう、私も医療人の卵として発信していけたらと思います。それくらいしか、出来そうにないので・・・・・・
ご友人お二人のご冥福をお祈り申し上げます。
なな先生も、御身体気をつけて!!
ある日、私が診察日の時も、主治医は日曜日の救急外来からの連続勤務で、見た瞬間に目が真っ赤で、一目で当直明けというのがわかりました。
それでも、主治医は笑いながら「当直明けで24時間ずっと仕事をしているんだよ」と言いながらも、いつもどおりに明るく丁寧に診察をしてくれました。
私が、「先生が当直明けなのは、顔を見てすぐにわかりました」と言うと、「そうか、わかった?」と笑っていました。
「でも、当直明けに診察や手術をするのは日常茶飯事なんだよ」と言っていて、主治医の過酷な勤務に心を痛めました。
早速、病院の投書箱に意見を書きましたが、返事は「医師不足で、やむを得ず当直明けも診察や手術に当たっており、医師の補充に努めています」という回答だけでした。
医師の名前は書きませんでしたが、主治医のところにもこの投書は送付されたと言っていました。私が先生の過酷な勤務を病院に訴えたいと思った気持だけは伝わったと思いますが。
とりとめない話になりましたが、全国の勤務医の先生がこのようなことにならないように、一刻も早く対策を取ってほしいと思います。
なな先生もお体に気をつけて下さいね。
今度、私のブログ仲間も患者さんが多いのすが、今度私のブログで紹介して、もっと沢山の人に知ってほしいと思います。
友人の小児科医が週に2~3回しか帰宅できなかったり、また学内の先生方が毎日深夜まで仕事をしているのを見ているととても人事とは思えなく、書き込みさせていただきました。
微力ではありますが、私もブログにて紹介させて戴いて、現状を少しでも多くの方に見ていただけるようにしようと思います。
なな先生もお身体に気をつけて。
心のはりさけそうな話です。
こんな現状をなんとかできるのでしょうか?
医師を増やせばよいのでしょうか?
新研修医制度となってから、昔のように研修医が無給に近い状態でぼろぼろになるまで働くなんてことはなくなりました。これで良いのでしょうか?若い時代は辛い科を敢えて選んだりはしません。医師を増やしたところで、それは同じでしょう。また、初めから美容外科へ流れたりする医師や、結婚相手を探すための腰掛のような女性医師をみると、、、ななさんや、ななさんのお友達のように献身的な人たちがいるのに、、と憤りを感じてしまいます。○川先生のようになりたいと憧れる女子医学生も多いと聞きます。
制度的にも、社会的にも、そして、医師となる人間の意識的にも(勿論全てではありません)いろいろ間違っていて、、とても根の深い問題だと思っています。
>淡紫さま
ご自由に引用してくださって構いませんよ。
そして、なぜ医師が足りなくなってきているのか、勤務が過酷なものとなっているのか、考えてみてください。
30代で しかも職場で過労死するなんて残酷です。
先日 私の同期生が二人 50歳前後で過労と思われる原因で死亡した事実を さるブログに紹介したのですが
それとは比較にならない位 深く考えさせられます。
有望な若い医師を過労死させる社会 職場は正常ではありません。
途方にくれます。 ご免なさい 力になれなくて。
最近医療系番組に医師がでて、芸能人の不摂生ぶりを指摘するバカ番組が増えていますが、ああいう医師たちを見るたびに、我々の厳しい冷遇をひしひしと感じます。
痛ましいお話です。患者のために頑張った結果がこれでは、あまりに悲しすぎます。
犠牲者をこれ以上増やしてはいけない。行政には早急に特別予算を組んでできることから始めて欲しいと思います。国民のために献身して下さっている、今現在医療に従事されている先生方を守りたいです。
皆さんで枡添厚生労働大臣にお願いするのはどうでしょうか?個々でメールを出すのもいいでしょうし、著名活動をして陳情もいいと思いますがどうでしょう?非現実的ですか?
前の大臣はまったく期待できませんでしたが、現大臣は医療の現状を知って頑張っていると思います。
人の意識を変えるには、人の心に訴えなければなりません。
この問題の切り口はいろいろです。
私はこんな綴り方しかできませんが、多くの方たちが
それぞれご自分の言葉で発信して下さったことに、感謝しています。
近い?職種の方だったのですね。
なんだか仲間意識が湧いてきます。
心が折れたら、逃げる!
言うのは簡単ですが、実行するのは難しいかも知れません。
現実に、仕事が山積みになっていたら、
自分が辞めたら、明日からの当直医もいないような状況だったら・・・
責任感の強い人ほど、生きにくい世の中になっているような気がしてなりません。
ところで、9ヶ月になったのですね。
あと、もうちょっと。
ご健康にお気をつけて、良いお産をなさって下さい。
何だか、蒼さんらしいコメントです。
読んで下さっただけで、充分です。
ありがとうございます。
現実は、バリ島さんもご覧になった通りで、
当直明けでも24時間勤務でない病院の方が、むしろ少数派です。
異常ですよね、そんなの。
こちらはそんな勤務形態に慣れていますから、大丈夫と言えば大丈夫なのですが、
もちろんgood conditionで医療をしたいと思っているのは、今さら言うまでもありません。
バリ島さんがなさったような、患者さんからの投書は
実は病院はかなり重視します。
バリ島さんが兼ねてからお書きになっている主治医の先生にも
きっと温かいお気持ちは伝わっていますね。
我々医療者の気持ちをご理解下さいまして、ありがとうございます。
今回取り上げたのは「若い医師の、執務中の急死」です。
書いてみて、これでもかというくらい似たようなご経験をされている方がいらっしゃると知って
とても驚いています。
一気に書いてしまった記事ですが、最後の一文の答えは、まだ見つかっていません。
病院総務のご経験がある、看護学生さんですか。
頼もしい仲間の、これからのご活躍が楽しみです。
国民全体のモラルの低下が叫ばれて、久しくなります。
体制が脆弱な分野である医療や教育の現場から
崩壊しているのではないかと考えています。
叶枝さんのおっしゃるように、
国民一人ひとりの意識から変えていくことが必要ですね。
温かいお言葉も、ありがとうございます。
このブログ、コメンターが自慢なのですが
歯学生さんは初めてではないかと思います。
歯科の先生も、決して楽ではありません。
友人歯科医は、総合病院に勤務していますが、
3人いる上司が誰も夏休みを取らないので、自分も取れないのだと
ぼやいていました。
働いたら、休む。
本当は基本のはずですね。
スーパーローテを経験したドクターたちが、本格的に活動し始めたら、
医療は様変わりするかも知れませんね。
医者が労働基準を守り始めたらどういうことになるか、
何が必要なのか、わかってくるのではないでしょうか。
あまり期待はしていませんが。
ところで先生、「頑張る」女性医師ですか。
共感しますが、お互いあんまり頑張り過ぎないようにしましょうね。
先輩と、友人が、亡くなってしまいました。
> 過労と思われる原因で死亡した事実
こんな話が世の中にあふれていること自体、やり切れない思いでいっぱいです。
前段の、先輩の突然死の時にわかったことですが、
過労を証明することは、なかなかの難作業のようです。
所謂「過労死基準」が時間だけで決められていることにも疑問を感じます。
例えば我々の分野で言えば、同じ8時間勤務した場合でも、
分娩が0件の日と、5件の日と、同等に評価されてしまいます。
とは言っても、ではどういう基準を作ればいいのか、難しいところです。
先輩も、友人も、何故亡くなったのか、
本当のところはわかりません。
でも、でも、
過労の基準がどうとか、何故亡くなったとか、
そんなことはどうでもいい、
先輩と、友人を、返して・・・
本音はこれだけです。
本当に、他人事ではありませんね。
詳細わからない部分もありますが、
仮に、完全に休業していたらこんなことにはならなかったのではないか。
そう思わずにはいわれません。
小児科の先生方の激務は、今さら言うまでもありません。
先生も、くれぐれもご自愛下さい。
前向きなコメントを下さいまして、ありがとうございます。
今、何が有効なのか、誰にもわかりません。
ですので、各個人が最善と思うことをやるのが一番ではないでしょうか。
ひとつひとつのコメントに、心をもらっています。
ありがとうございます。
私もものすごく働いている小児科医です。待機や当直のとき以外はそんなに遅くまでは残りませんから、勤務時間数はそれほど莫大なものではないかもしれませんが、朝晩は猛スピードで家事と子どもたちの世話をして、日中は誰よりも速いスピードでたくさんの仕事をして、飛ぶように帰ります。待機では容赦なく呼ばれるのですが、呼ばれた時間帯によっては5分で朝の分の家事を片付けたうえで寝たままの子どもをかついででかけたり、緊急に世話をしてもらう方を見つけたりしています。自分の睡眠や休息時間を提供するだけではない負担と辛さがあります。
とても疲れてもうだめだと思うこともある。でも、今日の予約の患者さんのこと、待機の変更や肩代わりをする同僚のこと、いろいろ気になってどうしても休むことができない。私に臨床を教えてくれたたくさんの先生方が私を育てたのは、やめるためではないはずだと、思ってきました。でも、死んでしまってはどうにもならないですよね。できないことはできないと認めなければいけません。そして、また涙が出てきます。
拙ブログにも内容を引用させていただきました。
お互い、身体には気をつけましょう。
県内一産科医先生、お返事どうもありがとうございました。
ご了承感謝いたします。
なな先生、県内一産科医先生はじめ皆様、どうか心身ともにご自愛くださいますように。
いろいろお手数おかけして申し訳ありませんでした。
最近では仕事を休めない妊娠している社員に先生に診断書書いてもらえないといっています。(妊娠を理由に解雇しにくい業界なので・・・。)そのかわり、産休後は職場の託児所に子供を預けてバリバリよろしくと。
すごいコメント数ですネ!(^_^)v
天ちゃんも、過去に、悪友だった小児科医1名を「過労死」で、親しくはなかったのですが大学の後輩の外科医を「過労自殺」で失っています。
身近な医師4名が(精神科医含む(^^;)、うつ病にかかったことがあります。
バーンアウトして現場を去った医師もいます。
これらが、天ちゃんのメンタルヘルス活動の原点のヒトツになっています。
しかし、周りを見回してみたら、多数の国民も、そう違わない状況だったワケです(>_<)。
僕のまわりには過労死の話はありませんが、僕自身はバーンアウトしかかったことがあります。医師の仕事はきついです。責任感のある人間だけが割を食うようなところもあります。なんとか改善できないものですかねー。
ボクは卒業15年目ですが、すでに大学の同期が5人亡くなっています。
なな先生も、そしてコレを読んでいる諸先生方も、無理をなさらないように。
ご家庭を持った女性医師の、忙しい日常をリアルに綴ったコメントを拝読して
感心すると共に、こんなに頑張らないとならない仲間がいるのだ、と
ちょっとため息です。
> とても疲れてもうだめだと思うこともある
何だか、よくわかる気がします。
junkoさんとは忙しさの種類が少し違いますが、
私自身も、今振り返ると「あれはぎりぎりだった」と思う経験があります。
http://blog.m3.com/nana/20060905/1
でも本当に、死んでしまっては何にもなりませんね。
一緒に泣いて下さって、ありがとうございます。
TBありがとうございます。
そうですね。
お互い、身体には気をつけましょう。
いえ、お薬をのんでなくても切迫早産であることは
いくらでもあり得ます。
いろんな考え方があると思いますが、個人的には
お薬をのむ前に、まず病欠でいいのではないかと思っています。
診断書は出しにくくても、先のコメントに書いた書類なら
産婦人科医も出しやすいかも知れません。
取り上げてみては如何でしょう。
先生の10月5日の「妊婦とHIV」をHP掲示板に紹介させていただきました。
先生のところにはHTLV-1キャリアの方も診察に診えますか。
これからもよろしくお願いいたします。
しかし、敢えて言おう。自分のことなのだ。ダメだと思えばきちんと事情を話して、ここまではできるが、これ以上はできないと自分の限界を話し、調整を求めるべきだった。それができないというなら退職するということでいいではないか。自らの危険を悟りながら動けないのなら3歳児と同じである。
医者になった以上、修羅場はいくらでもある。医療訴訟の被告になったり、植物状態の患者の家族から人工呼吸器を外してくれと泣きつかれたり。自殺したり、人工呼吸器をはずして有罪判決を受けた者もいた。心情は理解できるが、あまりにももろ過ぎろ。医者になるには弱すぎる人間だったんだなあと私は思う。
わが国には、死者を鞭打たずという習慣がある。必ずしも美徳ではない。うやむやにすれば将来同じような問題が起こったときにまた同じ徹を踏むからだ。あえて言う。医者になるなら、精神的強靭さときちんと状況に対応できる能力が必要だ。だいたい自分のこともできない者に患者の指導などできるはずがない。
何十時間もその手の綱を持っていると、疲れてくる。人間が地獄に落ちようが、這いあがれなくなってそのままになろうが、「なぜ、私にはもうこの手綱を持ち続けることはできません。休憩をください。」と、言えないのだ。言わない医師は、自分のこともきちんと主張できない「弱過ぎる人間」だから、申し訳ないが、救いようがない。。。?
ということを、おっしゃる人も、やはり「この世にいた」のですね。。。あ。ごめんなさい。すぐ上にいた。
?
庭掃除のお手伝いじゃあるまいし。
調整ができないようじゃ、3歳児といっしょ。退職すればいいことだ。。って。
?
皿洗いのアルバイトじゃあるまいし。
「職場やめたい」5割 「過労死ライン」は3割超
http://www.jcp.or.jp/tokusyu-07/09-doctor/04.html
辛かったら医者を辞めて良いよって、暖かい言葉をかけてくれているのです、きっと。機械ではなく人間だと認めてくれているのですね。ありがたいことです。
ただし。労働基準法を厳守しますと。
ほぼ全ての病院で夜間診療中止、かつ手術まで数年待ちで手遅れ、救急数時間待ちで死亡多数、病院への搬送不能多発…くらいには、なりそうではあります。
天ちゃん先生はさっそくここを読んでコメントを書かいてくれています。
天ちゃん先生のブログ読者もここに飛んできていたらいいな。
医者が喫煙者の呼気の危険性を社会に訴え患者を減らせばいいのに
それをしないからこういうことになる。
喫煙者の呼気を野放しにしておけば患者はいくらでも転がりこんでくる。
この金の流れを変えたくない輩が医療業界には大勢いるのではないか?
喫煙者の呼気は環境汚染基準を超えており
周囲の人達に公害病レベルの健康被害をもたらします。
喫煙者は自分の子供や同僚に毎日毒を盛る悪魔です。
※非喫煙者の呼気はもちろん環境汚染基準を超えません。
私は予防医学の分野に携わる仕事を手がけております。
仲間にはドクター達も参加!従来の西洋医学とは、全く違った見解を持ち薬による処方をなさず、生化学分野からの栄養学により細胞の復活を主体としております。
昨今このような事は常識となり、各世界からサプリメント業者の参入が数えきれないほど有り、紹介を受けます。
中でも、専門分野でなければ解りえない事実も多々ございますが、私に言える事は今後もこの業界のアジア参入は絶える事なく増え続けると言う事です。素人が個々のレベルで病気、体の仕組み再生について学ぶ機会が増えて来る事は、間違いのない事実である事です。益々病院経経営に波紋を落とす事でしょう。私達の仲間のドクターは申します。
薬は副作用があるけど、サプリメントは副作用がないだけ気が楽だ!!と。 大学病勤務の先生さえ独立・サプリメント処方に切り替えられてる方々が沢山いらっしゃいます。
勿論収入も半端な金額ではありません。
私達のシステムに乗ってお仕事なさっているドクター達はストレスも少なく、また大学病院にも勝る収入で治療に専念されていらっしゃいます。
私達国民はそんな、安心できる医学を求めているのです。
そして、日々知識と意識を高め続けて居る事は紛れもない事実で有る事をお伝えしたいですね。
50年の歴史を持ち、WHOの調査機関として認められた
SAB科学顧問委員会が第3機関として30数年の時を向かえ製品作りをしています。私達の専門機関です。
また、世界で初めて経口投与の抗がん剤を開発したアーサーファースト博士卒居るSABです。
こんな、世界に眼を向けられたらまた、違った人生もおありかと一言申し上げます。
悲しいです。つい最近も神戸で30代の女性麻酔科医師が筋弛緩薬と麻酔薬で自殺されました。医師の過労死、自殺、いったいこの国の医療制度はどうなっているのでしょう?
亡くなられた先生は、何か鞭を打たれなければならないような悪いことをしたのですか?疲れたから、当直をはずしてくれって言えばいいのですか?そんなことをすれば、一緒に闘っている同僚に負担がかかるだけ。責任感の強い、思いやりのある人間が、自分だけが楽をしたいと言えるはずがありません。
そうまでして患者さんを助けようと一生懸命がんばっても、死んでしまえば返ってくる言葉が「自分のこともできない者に患者の指導などできるはずがない」なんです。
患者の命は何ものにも代えがたいと言われますが、過労死した医者にかけられる言葉はこんなものです。
初めてコメントします。なな先生のブログを汚したくはありませんでしたが、心ないコメントについ反応してしまいましいた。読み終えられたら、このコメントは削除していただければと思います。
同じ言葉を口にした高崎美香さんの旦那さんに
あなたがた医者が投げつけたものは何だったのか?
恥を知れ!
自殺をしても一緒に闘っている同僚に負担がかかるのは同じ。むしろより迷惑がかかるだろう。亡くなった女医さんは優先順位を間違えた。
無理なら辞めればいい。代替要員など一雇用者に過ぎない医師が心配することではない。問題は辞め方だ。逃散などというやめ方は常識に反する。所属長を通じて労働条件の改善を申し込み、それが聞き入れられないなら期限を決めて退職する旨伝えておけばいい。頑張るのは美徳だが、根本的解決を先延ばしにしているという面もある。
社会としてきちんとした形で自己主張できず、グチばかり言ってこんなほとんど医師だけの医療系ブログで慰め合いをして何になるのだろう。
>煽り・荒らし、その他の相手にする価値のない輩はスルーでお願い致します。
そういう調子だから、社会から相手にされないのである。
ぐーさんに、感謝です。
先生もまた、過労が原因と思われる不幸な例を身近にご経験されているのですか。
そんなご経験をされた方の多さに、驚いています。
今回記事にしたのは、「執務中の若い医者の突然の死」ですが、
このような例、つまり過労に至る例をなくすためにも、
メンタル・ヘルスは重要になってくると思います。
課題は山積みですが、この分野に関わる先生方のお力が
今こそ必要な時と考えます。
ご自愛の上、ご活躍下さいませ。
「バーンアウトしそうになった」
さらりとおっしゃっていますが、
この時の気持ちは、ご経験された方でないと容易には理解できないのではないでしょうか。
責任感のある人、やさしい人こそが、生きにくい世の中になっているように思えてなりません。
では、どうしたらいいのか。
私にもわかりませんが、身近な者同士が、お互い声を掛け合って
生きて行くしかないのかな、と思っているところです。
本当に次々と出て来る身近な医療者の死亡例に、ため息しか出ません。
おっしゃるように、当直明けのdutyは、そもそも異常です。
とは言え、明日から突然撲滅するのは現実的ではありませんので、
先生のように考え、数日前から体調を整えるくらいの意識でいるべきなのかも知れません。
自分でできることから実行あるのみ、ですね。
ありがとうございました。
実は結構、先生のことは心配しています。
先生、やられる前に、に〜げ〜て〜(^^;!!
前記事からお読み下さって、ありがとうございます。
HTLVの方は、主な分娩取り扱い施設には、
大抵いらっしゃっていると思います。
当院でももちろん、お受けしています。
こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。
日頃女性のメンタル・ケアに関わる医療をしていると
この分野の立ち後れを痛感することがあります。
治療効果を上げるために、ご家族の協力が必要になる場合があります。
まずは心の病に関して、ご家族に充分理解してもらう作業から始めます。
身体的な疾患と違って、心の病に関しては自己制御可能という誤解がありがちですので、
ここから解いていかないとなりません。
女性のことしかわかりませんが、メンタル・ケアに携わる者として
過労とうつ、うつと自殺に関してまだまだ解明できていない現状を恥じ入ると共に、
広く一般に正しい知識が広がることを祈って止みません。
上のコメントに、考えることはほぼ書きました。
> 言わない医師は、自分のこともきちんと主張できない「弱過ぎる人間」だから、申し訳ないが、救いようがない。。。?
身体的なものだけではなく、心の健康に関しても、謙虚であるべきと考えます。
過労は、職種を越えた問題ですから。
このような呼びかけも、大切ですね。
「辛かったら辞めていいんだよ」という言葉は
医者に限らず、全ての過労予備軍の方にかけてあげたい言葉です。
労働基準法と医者の労働に関して、課題はまだまだ山積みです。
天ちゃん先生と先生のブログの皆様にご紹介下さり、ありがとうございます。
繰り返しになりますが、医療者だけでなく、国民全体の問題ですので
皆様に知って頂きたいと思っています。
> 医者が患者を治せれば患者は減り過労はなくなるんじゃないですか。
おっしゃる部分も、確かにあると思います。
さらに言えば、もっと疾病を予防できることが理想と考えます。
喫煙の問題は健康と関わりますがしかし、
今、不足が叫ばれている産科小児科に関しては、また別の部分から
アプローチする必要があると思います。
上のコメントに書いた喫煙の問題と、同様ではないでしょうか。
産科は妊娠・出産に関わる科ですので、疾病を扱う医療とは一線を画します。
理想的に経過しても、人手と時間が必要です。
歯科医療界でも別の形の医療崩壊が進んでいますが、未だに医科の医療崩壊の記事、エントリー、コメントを読むたびに心が震えます。まだ心の傷は治りきってないようです。
医者は現場を死守するようにある意味洗脳されています。洗脳のおかげで人的資源を最後の一絞りまで使い切るような働きを発揮し、日本の医療は低コスト高品質を保ってきました。でも洗脳が効き過ぎた医師は次々と限界を超え心と体を壊しています。壊れるほどの仕事を求められる現場って、なんて悲惨なんでしょう。
耐えられなくなって現場を去るのも、壊れて現場を去るのも医療の損失としてはかわりないでしょう。医者が患者さん、現場に責任を感じるほどには、壊れてしまった医師に責任を感じる人は周囲にいません。残念ながら自己責任ですまされてしまう悲しい世の中です。それなら是非壊れる前にご自身の心と体をいたわっていただきたいと切に思います。
お書きになった通りのHNでお呼びするのはあまりに不遜なので
こうお呼びさせて下さい。
温かいお心遣いを、ありがとうございます。
この記事は、若い医師の突然の死を綴ったものであると同時に
先輩と友人の死を悼んだものでもあります。
悲しい気持ちでいる時にかけて下さった先生の思いやりに、深謝致します。
> 「自分のこともできない者に患者の指導などできるはずがない」
同様の言葉は、たまに散見されますね。
いつも不思議な気持ちで見ていました。
どうして心の病的状態だけは、自分の力でどうにかなると思うのでしょう。
まずは、心の健康に関する基本的な知識の啓蒙から始めないとなりませんね。
貴重なコメントです。
そのまま掲載させて頂くことを、お許し下さい。
患者も医療者も、同じ生命です。
二度と犠牲者は出したくありませんね。
つらいご経験を切り抜けた方にしか言い得ない、やさしさを感じるコメントに
心温めております。
ありがとうございます。
歯科領域の医療崩壊も、聞こえ始めてきました。
獣医の分野でもまた、訴訟沙汰が散発し始めたと聞きました。
> 残念ながら自己責任ですまされてしまう悲しい世の中です。
人の心がすさんだ結果でしょうか。
本当に、悲しい世の中ですね。
女性のケアしかできませんが、すさんだ心をケアしていくのも
自分の仕事と考えています。
でも、無理のない程度でないといけませんね。
先生も、くれぐれもご自愛下さい。
お気遣い、ありがとうございました。
先生とは、いつか必ずお会いできると思っています(^^/
多くの方にこうして一人一人お返事を書いておられるのも、なな先生のやさしさの1つですが、お忙しい毎日ですのにまた1つお手を煩わせて申し訳ありません。どうかなな先生も無理なされず、お体を大切にしてください。なな先生のコメントに、心が洗われる気がいたします。ありがとうございました。
自分の大切なひとが亡くなったのに、こんなことを言われたら悲しいでしょう?
あなたがたm3の医者は、そんな最低のことを実香さんの夫に言ってたのですよ!
自分たちの大切なひとを失って、その言葉が、医者として、いえひととして、いかに醜悪であったか、知りなさい!
そして、いまからでも、心から、謝罪してください!
書き込みができません。
二回、同じような内容を投稿しましたが、どちらかは、掲載してください。
なな先生は、自分たちにとって批判的な意見にも耳を傾けるかただと信じています。
この記事は、当初自分の気持ちを軽く吐露するつもりで書きました。
重い内容ですから、きっとみんなコメントしにくくてほとんどレスはつかず、
仲良しの数人から「ななちゃん、元気出してね」と言われて
終わりになる予定でした(苦笑)。
現状に驚くばかりですが、こうして先生のような先輩ドクターと温かい心の交流を持つことができで、
記事を書いてよかったと思っています。
そして私自身も上級医師になったら、窮地に陥った後輩に
手を差し伸べることのできる医師に成長したいと思いました。
ありがとうございました。
コメントは承認制にしました。
「続きを読む」をご参照下さい。
常に、礼節と思いやりを大切にしたいと思っております。
悲しくて、やりきれなくて、泣いてしまいました。
私は、妊娠4ヶ月に入ったところです。
高齢初産で、正直不安なのですが、
かかりつけ医の方は、いつも丁寧に診て下さるので、安心です。
地域の救急総合病院だし、いつも混んでいるので、その先生も疲れていると思いますが、顔にも出しません。
立派だと思います。
一般の患者の私にできることは少ないですが
まずは、お医者さんに「診て下さってありがとう」の気持ちを、きちんと伝えていきたいと思います。
次の検診の時、意見箱を見つけて、
「いつも丁寧に診て下さって感謝していること。
いい医療を支えるために、お医者さんの労働環境を守って欲しいこと」
を書いてこようと思いました。
なな先生も、体に気をつけて下さいね。
なな先生はドクターの過労死のことを題材にしておられます。
つまり医療専門職の労働条件を問題にされているのです。
ですから、あなたが奈良県の妊婦死亡事件のことを、ここで取り上げるて医師に言いがかりをつけることは筋違いなのです。
患者&患者家族と医師間のトラブルでは、病院の勤務医は一般的に医療現場の苦労を知っているから医師サイドに立ったの見方をすることが多いです。
ですからM3の掲示板の医師が、当事者である病院の産婦人科医寄りのスタンスを取った発言をします(多くが勤務医でしょうね)。
医師と患者・患者家族の間の埋まることのない深い溝です。
医師と患者・患者家族の間に入るコーディネーターの立場の人がいたら、感情的なしこりもある程度軽減できて。訴訟にはならなかったかも知れません。。
何度か書いていることですが、妊婦さんからのコメントは
産婦人科医にとって、特別な重みがあります。
> 「診て下さってありがとう」
こんなことを妊婦さんに言われたら、普通の産婦人科医はイチコロです(笑)。
患者さんの大部分が善良な市民であるのと同じように、
医者も大部分は、良心に従って地味に働く一市民ですから。
妊娠4ヶ月なんですね。
無事に赤ちゃんの顔を見るまでは、心配は尽きないでしょう。
miyuさんと、miyuさんの赤ちゃんが、素晴らしいお産をご体験されることを
お祈り致します。
自分のブログになな先生のこの記事をはらせていただきました。(なぜかトラックバックできませんでした。)聖地(^^;)福島県に住んでおります。
自戒をこめて、まずは医師の心を折らない患者となりたいです。
ご自愛お祈り申し上げます。
自分は、mixiでこのブログを知って拝見させて頂きました。
なるべく手短にコメントしたいと思いますが…
医療界/患者/行政…などなど、
様々な立場があって、
それぞれに考えるべきことがあると感じています。
冷たい、と指摘されるかもしれませんが、おそらく…
問題は何処までいっても終わる事はないでしょう。
それぞれの立場に、それぞれの理由があって、
それぞれの思いがあるからです。
自分の身は自分で守るしかない。
みんなが自分を、または自分の守りたいものを守るために
必死なのであり、また、神の如く完璧になれる訳もないのです。
自分を守る為の割り切り、は必要だと考えます。
もちろん、亡くなられた先生方、
患者またはご家族の方共に、
自分以外の誰かの為に必死だったのだと思いますから、
これには敬意を表したい思いです。
それぞれの立場で弛まぬ努力は必要だと思いますが、
最後には哲学で解決するしかないのだと思います。
人を思いやる気持ち、何かを守るための自分を守る為の冷静さ、
これしかないと思います。
自分に確かに言える事は、
結果的にしても何にしても、
誰かの為に自分の命を懸けた先生方は
決して犬死にではない、と言う事です。
コレだけは間違いないと思います。
この記事をお読み下さったことに、感謝致します。
ありがとうございます。
この記事を取り上げて下さって、ありがとうございます。
> 自戒をこめて、まずは医師の心を折らない患者となりたいです
お気持ち、嬉しく拝読すると同時に、
私自身も、我が身を省みました。
サービスを受ける側に立った時に、
その職に就く人を大切にしたいですね。
そしてもちろん、患者さんをより大切にしなければ。
> 自分の身は自分で守るしかない
おっしゃる通りと思います。
この段階で抑止できれば、不幸な例は撲滅できるでしょう。
問題は、過労により心身の健康を害するケースにおいて
ある段階に至ると自己制御不能になってしまう点です。
制御不能であるからこそ、病なのでしょう。
この心理機構の解明が、keyになってくると考えます。
ニューヨークで看護師をしてますマララと申します。
ナースマンさんのブログからなな先生のブログについて知りました。
なな先生の記事を読んで、ナースであるにもかかわらず日本の医師の勤務状況についてあまり知らないでいた自分に気がつきました。そして少しでも多くの人に知ってもらうこと、とても必要だと思いそして私のブログでも記事にさせて頂きました。ちりも積もれば・・・と願いながら。
医師である前に人なんですもの。
なな先生も体だけは気をつけてくださいね。
どんなに仕事が辛くとも死んじゃダメだよ。私の妻の同僚だった麻酔科医もある朝、点滴台で自殺していました。ちょうど、麻酔事故にまつわる問題を抱えているころの事でした。葬式の時に残された幼児の愛娘が無邪気に歩き回っていた姿が痛ましかった。
医者になる人というのはそもそも善人が多いだけに患者、マスコミに悪人のように責められると非常に耐える閾値が低い人種だと思います。とはいえ、過剰バッシングと思われる世の中で、我々の環境に耐えられる人間がそう多いとは思いませんが。私だって、訴訟沙汰をかかえた時にはちらっと自殺は頭をよぎった事はあります。急性期病院の医師なら誰だってそんな瞬間は経験があるのじゃないでしょうか?
死ぬことを考えるくらいなら、まず病院を一時辞めましょう。逃げ出したこととは違います。それくらいの事はどこの業種だって当たり前の選択です。より良い生活環境、職場環境を選ぶ権利があるのです。それから、医局縛りもありますが、死ぬくらいなら医局にごめんなさいしましょう。今や超売り手市場です。どこだって食うに困らないくらいは稼げます。ヨーロッパなんかは当たり前に良い職場環境をめざして人が動きます。日本もそうして良いのです。自分や家族が幸せに生きるのは当たり前の権利です。死ぬ事を考える前に、もう一度考え直してくれるきっかけになれば幸いです。
その点には、感謝いたします。
それから鶴亀松五郎さん、私は自分のコメントが筋違いとは思いません。
それとともに、医者の想像力の無さに、さらに絶望しています。
医者の同僚の悲劇には共鳴するけど、患者さんの悲劇には極めて冷淡どころか誹謗中傷する。
さらに、過労死は医者だけの問題ではありません。
この世の中、たいへんなのはどこも同じです。
それなのに、考えるのは自分たち医者のことだけ。
だから、きくりさんの言うように社会から相手にされないし、一般の共鳴も呼ばないのだと思います。
もちろん、一部の医療関係者だけで慰め合うのが目的であったのなら、確かに私のコメントは筋違いでしょうが。
けれども、この悲劇を広めて、自分たち医者に都合のいい言説の流布を意図するm3の医者たちの動きに、私は不快感を禁じ得ません。
海外でご活躍中の看護師さんにこの記事を読んで頂き、光栄です。
ナースマンさんに、感謝致します。
恥ずかしながら、これが日本の医療現場の現実です。
このコメント欄にもどなたかが書いて下さいましたが、
同様のナースの悲劇もまた、実在します。
まずは現実を知ること、そして変えていく力の一助になれば、と思っています。
非常に具体的に、過労の現場にいる人たちに語りかけるようなお言葉の数々に
心打たれました。
> 死んじゃダメだよ。
本当に、本当にその通りですね。
ありがとうございました。
なんだか胸がいっぱいで、多くを言えません。
その上で、他の場所ではなく、敢えて私のこのブログに
お書きになったようなコメントを掲載されたのであれば、
残念でなりません。
しばらく前からロムさせていただいたものです。 最近お医者さまのブログを目にすることが、多く、日ごろ感じていることを述べさせてください。
はい、お医者さまは、特に産婦人科のお医者さまは、たしかにたいへんでしょう。
でも、この日本で、過労死するほど働かされるのは、心を病んで過労自殺に追い込まれるのは、お医者さまだけでは、もちろんありません。
お医者さまは、どこかで自分たちは「特別な存在」で、優秀な自分たちが人一倍努力し、みなのために尽くしていて、最後に過労死ではわりにあわないと思ってらっしゃるのではないでしょうか。
若くして過労死した、または過労死するほど働かされる 医師、医療従事者をを含む)勤労者ご本人、そして家族、知人、みなが無念を感じていることも、心にとめておいていただきたいと思います。
> みなが無念を感じている
本当にその通りですね。
数が多くて大変ですが、ここのコメント欄をお読み頂ければ、
同様の声が、一般の方からも医療者からも、多数並んでいます。
私自身も、言葉を変えて何度もコメントしてきました。
社会全体の問題ですね。
亡くなった妻でなくその状況に追い込んだ夫に言葉が向けられたように、亡くなった医師でなくその状況に追い込んだ職場に向けて「日本で人を雇う資格はない」と言葉が向けられるべきだ
という意味を言おうとしていたのなら全く賛同致しますね。
日本では各種職場で長年言われ続けてきたことでありますが、医療現場自身において何らかの行動を取らねばならないと行動が出てきた(逃散、労働裁判)ことが職場環境にとってよい方向にあるといいですね。行動の様式としてもう少しオプションがあるともっといいのかもしれませんが、有効な手段が思いつきません。
なな先生のブログ自体は、私も愛読しておりますし、なな先生ご自身は、とても患者さんに対しておやさしく、愛情にあふれるかただと思っております。
私のコメントも、無視しないで再度掲載していただいて、ありがとうございました。
しかし、このエントリがあちこちにリンクされていて、その先では、結局のところ、医療ミスは免罪しろとか、もっと休みを増やして給料を上げろとか、医者に都合のいいことも多く書かれています。
そして書いているのは、医療ミスで亡くなられた患者さんの遺族に対して、「死体換金訴訟」など、誹謗中傷を好き放題いっていたブログ主と同じ場合もあります。
とても、いたたまれませんでした。
それで、あえてなな先生のブログのこのエントリのコメント欄に書き込みました。
なお、このコメント自体は、掲載してほしいですが、無理にとはいいません。
最後になりましたが、なな先生、おからだには十分にお気をつけください。
コメント欄を汚して、すみませんでした。
言葉が通じない方には多分どこまでも届かないんでしょう。
いつも外来で皆さん常に感じていることだと思いますが。
それでもひとりひとりにレスするなな先生が非常に好きですw
おっしゃる通り、ここ数年「医療崩壊」という言葉が浸透し、
医師たちが、逃散も含め、行動し始めました。
私自身は非行動派で、医局人事に身を任せ、ちょっとぼんやりとしていますが、
常に「このままでいいのかな」という疑問は持っています。
まずは、最近の動きの行方を見届けたいと思っています。
八丁味噌さんのおっしゃるように、この動きが労働環境にとって
良い方向に動くことを祈っています。
「ごめんなさい」と言うのにも、勇気が要ったでしょう。
もしかしたら気持ちが通じ合えたかな?と思い
ちょっと胸をなでおろしています。
ネットは文字だけを見るので、真意が伝わりにくい部分もありますよね。
今回、当初はつぶやきくんさんの真意がわからずにいました。
> 「死体換金訴訟」
こんな言葉がささやかれているのですか・・・
これは私にとってもショックでした。
つぶやきくんさんに向けた最初のコメントにも書きましたが、
「常に他者に対する思い遣りを忘れたくない」
まずは自らがそうありたいと思います。
時折、短いひと言に温かいメッセージを篭めたコメントを下さるthx a lotさんに
最後のそのひと言を頂戴して、
「ああ、ちゃんと見ていてくれる人がいた」と、報われた思いです。
ブログと、コメント欄を大切にしていて、よかった。
ありがとうございます。
このたびナースマンさんのブログより
こちらにやってきました。
私もナースです。
以前いた病院では、小児科医と
外科医の先生方と、いっしょに
お仕事させていただくことが
多かったのですが、人並み以上の
過酷な労働を目のあたりにし、
驚くことしばしば・・・・。
ひたむきに頑張っておられる先生が
なぜこのようなことに・・・・、
日本の医療制度には疑問ばかり感じます。
私も自身のブログでななせんせいの記事を
掲載させていただきました。色々な意見が
あると思いますが、やはりたくさんの方に
知って欲しいと思います。
ななせんせいも、ご自身を
大切になさってください。
応援しています。
友人の死、お悔やみ申し上げます。
自分の友人も医師を目指していて学校に通っています。ですが過去に辛い体験をし、それが元でフラッシュバックで倒れ、ついこの間も精神面から手術を受け今も集中治療室にいます。真っ直ぐな人で医師になる事を応援したいけど、心配で心から応援することが出来ません。なな先生のブログを読ませて頂いて、さらに心配でなりません。せめてこれ以上、医師の労働条件がひどくならないこと祈るしかありません。
なな先生も、どうかご自身のお身体はお大事になさってください。無理なさらないように。返信不要です。
>ある段階に至ると自己制御不能になってしまう点です。
>制御不能であるからこそ、病なのでしょう。
色々なブログ等の発言やコメントを見るにつけ、最初から制御不能な、洗脳されきってしまっている医師の方々も少なくないように思われます。
なな先生には失礼ながら、現在の医師不足・勤務医の過重労働の状況を見るにつけ、もはやメンタルヘルス云々の問題ではないと感じます。
また、医師個人の精神力・体力の強さ・弱さの問題でもないと、思います。
使命感に駆られて限界ギリギリまで頑張る事が美徳だとは私は思いません。(それに耐えられる人間でなければ医師としての資格は無い、という意見にも与したくはありません。)
必要以上の頑張りは、害悪ですらあると思います。なぜならそれは自分自身を痛めつけると同時に、周囲の人に同じ頑張りを強制し、周囲をも痛めつける事に通じると思うからです。
私個人としては、医師の皆さんには例え医師としての使命感や良心に反しようと、ご自分の命と健康を大事にして、無理せずできる範囲内で働いていただきたいと願うしかありません。
>ただし。労働基準法を厳守しますと。
>ほぼ全ての病院で夜間診療中止、かつ手術まで数年待ちで手遅れ、救急数時間待ちで死亡多数、病院への搬送不能多発…くらいには、なりそうではあります。
それが現在の日本医療の実態なのですから、そうするしかないでしょう。
このまま医師が燃え尽きて・過労死して日本医療を支えきれなくなり、完全に医療崩壊してしまえば、結果的には同じ事が起きます。
遅かれ早かれそうなるのだったら、少しでも医療資源を温存できるように、これ以上医師・医療従事者が過労死してしまう前に、今のうちに適正規模に縮小してしまった方がまだマシなのではないですか?マシ程度でしかありませんが。(きっと、そういった状況が「適正」である、というのが厚生労働省の主張なのでしょう。)
因みに私はエンジニアです。
まず亡くなられたご友人に哀悼の意を表し、またご苦労様でしたという気持ちをささげたいと思います。
医師の仕事はものすごく責任が重いと思います。その上すべての治療は身体への侵襲を伴うもので統計的な治療しかないわけですから、エンジニアと違って、100%はありえないわけですからね。
さらに殆どの微分方程式が一般解が求められないように、病気のうち診断治療できるものはほんの少ししかないのですからね。これらの可能性を極力あげるために、命をけづってしまうのだと思います。
残業が多くまた睡眠時間が殆ど取れないのは他の職業でもあると思います。しかし、それらの職業は忙しさに波があって、一年365日そんな日々を送ることはないと思います。
不眠不休で働いても、とりあえずそれが終われば一息つけるわけです。事実私の職場でもそんな勤務が半年ぐらい続くときがあります。(何人かは気持ちが壊れます。体も壊れます。でもその時期が終われば休めるし、気持ちとか体が壊れれば休職できます。)
しかし医師は職場を逃げ出すまで不眠不休が続いてしまう上、宿直などという夜勤でない夜勤(ただ)があるわけですからたまりませんね。休めば同僚に倍の負担がかかるわけだし、八方塞だと思います。
こういう状況をほっとく政府、お金がないから医師が多すぎて、さらに給料が高すぎると嘯く財務省ちょっとひどすぎますよね。
そうかと思えば、ミスでもない医療ミス刑事裁判、そもそも過失であるものを刑事告発するのはどういう原理に基づくのでしょうね?(人間は必ず間違える)故意にやったもの以外は刑事告発はおかしいいと思います。
どちらを向いてもため息が出ますね、でもいつか絶対に真実は分かるものです、私も自分の周りの人間にはここでかいたようなこと訴えています
明るいほうをいつも見て、気を取り直して体に気をつけて頑張ってください。
よろしければ、拙ブログのエントリをお読み頂ければと思います。
http://d.hatena.ne.jp/takuzo1213/20071001
こちらのコメント欄を騒がせるのは本意ではありませんので、あちらにコメント頂ければ幸いです。
現場のパートナーである看護師の方に医師の窮状をご理解頂けて
安堵しています。
医師とナース、お互いの立場に対する理解は案外進んでいないですよね。
> 応援しています。
このひと言が、嬉しい。
ありがとうございます。
でも、ひと言だけお返事させて下さい。
お友達の方、お大事になさって下さいね。
このコメント欄をつぶさにお読み下さったようですね。
感激です。
> 必要以上の頑張りは、害悪ですらあると思います。なぜならそれは自分自身を痛めつけると同時に、周囲の人に同じ頑張りを強制し、周囲をも痛めつける事に通じると思うからです。
ご指摘のような悪循環は、確かに存在すると思います。
しかし、「必要以上」の判断は、非常に難しいのではないでしょうか。
勤勉さも、ひとつの能力です。
頑張りの平均値を設定して、一定値以上は頑張らないことにしたら
勤勉さという能力に恵まれた人は、能力の全ては使わずに仕事をすることになります。
某国のように、きっちり時間で切るのもひとつの方法ですが、
それを日本の医療現場にそのまま持ち込んでもいいのか。
難しいところです。
医療者でない方から、医療の問題点をこれだけご理解頂いたコメントを頂戴し、
「こんな方もいらっしゃるのか」と驚くと同時に、とても心強く思っています。
> でもいつか絶対に真実は分かるものです
私も、そう思っています。
そこに至るまで、様々な損害が出そうではありますが。
明るく、丁寧なお言葉の数々に、何だか心が軽くなりました。
ありがとうございます。
自分の思うところが適切かどうかわかりませんが、当ブログでもエントリーをあげました。ヒマなときにでものぞいてみてください。
とてもとてもお久しぶりです。
お身体大丈夫でしょうか。
私の身の回りもなんだか混乱しておりまして
先生のつぶやきもご無沙汰になっておりました。が・・・
本当に何も改善されていないのですよね。
どこまで行けば、風向きがかわるのでしょうか。
一生懸命やっている人だから燃え尽きてしまう。
なな先生はお仕事が大好きで・・・
お仕事だとは思っていなくて・・・
呼吸をするようにごくごく自然に周りの方たちを
助け、幸福にしている。
なな先生に・・・辞めて・・・なんて言えません。
でも、がんばって!とも言いません。
なな先生の笑顔の暖かさが消えないように・・・
現場はいっぱいいっぱいなのですよね。
現場ではない人達を動かすにはどうしたらよいのでしょうか。
ゆっくり読ませて頂きます。
お元気でしたか。
> お仕事だとは思っていなくて・・・
何時も、わかってくれる人がいるというのは嬉しいものです。
相変わらず、毎日笑顔で好きな臨床をやっています。
昨日よりは今日、今日よりは明日、より良い医療を提供したいと思いながら。
私自身は変わらないのですが、医療を取り巻く環境は
じわりじわりと悪化しているように思います。
医療費は減らす方向へ向かい、仕事量は増える一方です。
要するに、もっと安上がりでもっと仕事をせよ、ということです。
こうなると質を落とすしかないということが、為政者はどれだけわかっているのでしょうか。
おっしゃる通り、現場はいっぱいいっぱいです。
現場ではない人達は、まずは現場を目の当たりにしてもらい、
それから対策を考えてほしいと思っています。
ぴょんさんの働く現場もまた、ニーズが増える一方なのではないでしょうか。
お互い身体を大切にして、やれるところまでやりましょうね。
医療費削減が声高になり始めた10年前、一年のうちに40歳の同級生と夫の二人を過労死で亡くしました。二人とも患者さんの為なら休日も返上するくらい使命感と人間愛に満ちていた臨床医です。この10年ずっと辛くて、自分の足下を見るだけで心に封印をしてきました。彼等なりに望む人生を全うしたのだと思いたかったから。
でも最近のいろいろな医療関連の事件、過労死がどんどん若い世代に起きている事を目にするにつけ、何かをしなければ、何をしても空しいか、のつぶやきを繰り返しています。忙しすぎる友人からの相談には『誰になんと言われようと、休むか辞めなさい。」の助言しか出来ません。
全国一斉に医師が労働基準法の遵法闘争をする。全ての遺族や本人が業務災害の申請をする。そうしないと、気づいてもらえないのでしょうかね。
医師が殺されている(敢えて、この言葉を使わせて頂きます)国に明日は無い。そう思います。
顕著な事例として、小児科産科が注目されていますが、一般人は医師全般に、奉仕の精神や使命感、高い専門知識と技量を求めつつ給料が高すぎる等と思っているのです。一歩間違えばすぐ訴訟。
死ねば、真面目過ぎたから、責任感が強すぎたから、医者の不養生 等、心ない言葉が(言ったご本人はそのつもりは無いのでしょうが)遺族への慰めとして言われます。まるで、本人が悪くて死んだみたいに。
やれるだけやっていると更に負荷が掛かる、いつになったら医師が人間として認めてもらえるのでしょうね。
コメントのお返事を有難うございました。
先生のおっしゃる通りだと思います。
自分が言いたかったのは、決して、
自分で制御しろ、みたいな事ではありません。
ちょっと、書き方が乱暴だったかもしれません。
申し訳ないです。
もう17~8年前の話ですが、
自分にも精神がズタズタにされて
ある時いきなり倒れて、口もきけなくなって引きこもったり…
といった経験がありました。
そして、経験のない人に理解していただくのは
至極難しい、ですよね。
なんと申しますか…
むしろ、
自分で守るしかない、といった状況が恐ろしく思えて…。
理解出来る人間は大概、自分にも経験があるし、
一度その経験をしてしまったが最後、
心の何処かで常にその時の自分を引き摺っているものだと思います。
そういう者たちが訴えていかなければいけない状況って
本当に過酷ですし、なかなか出来ないものですよね。
そういう意味では
インターネットの普及は喜ばしいことです。
誹謗中傷も増えますが、
ひとつひとつに答えていく先生には
敬意を表したいと思います。
自分も自分の土俵で出来ることを頑張ります。
過労による健康被害者は、確かに若年層に及ぶようになりましたね。
今回の記事を書いて、あまりにもあちらこちらから同様のお話しを聞いて驚いたのですが、
中には20代の方の過労のお話があり、愕然としました。
> 医者が殺されている国に明日はない
そして、職種を問わず労働者が過労死する国、
労働者の勤勉さや使命感を踏みにじっても平気な国家に
明日はないと思います。
> 自分で守るしかない、といった状況が恐ろしく思えて…。
率直で切実な言葉です。
そして、切ないですね・・・
> 理解出来る人間は大概、自分にも経験があるし、
一度その経験をしてしまったが最後、
心の何処かで常にその時の自分を引き摺っているものだと思います。
苦しい経験も活かしていければいいのですが、
健康や、まして生命と引き換えでは、あまりに犠牲が大きすぎます。
今は、心身の状態はすっかりいいのでしょうか。
私の外来に来る患者さんの中には、
50年前の辛い体験に今でも苦しんでいる方がいらっしゃいます。
自分の大切な心と身体を、丁寧に扱いたいですね。
まんまるさんも、くれぐれもご自愛下さい。
教育現場も医療現場も似たところがありますよね。
良心的であればあるほど,仕事量は増え,システム上の問題に葛藤せざるをえません。けれども「死に至る」ほどの問題は個人の性格や努力で解決できるものではなく,やはり構造上にあるのだと思います。
私は「どうして夫が亡くなったのか」それだけを知りたく,同僚教師,教え子,友人たちから可能な限り話を聞き,上記のような結論に至り,過労死(公務上災害)の申請を行うことにしました。亡くなったご友人のご家族がどのような心情でお過ごしかはわかりませんが,もし事実を知りたいというご希望があるのであれば,よい弁護士と出会い,医療関係者として死に至る経過を具体的に明らかにしていくことはご遺族や同僚医師のショックを和らげるはずです。
上級医師も同僚医師もみな,被害者なのだと思います。
私の住む地方では,僻地医療の問題(医師不足)が最近紙面によく登場し,研修医の過労自殺をきっかけに,医療現場の労働問題についてよく報道されるようになりました。医学系大学の定員も増えました。小さな変化かも知れませんが,医療現場についても多少社会の目が向けられるようになっていますよ。次は教育現場も・・・と願うところです。
過労死・過労自殺の判例は,たかだか20年程の中で,多くの遺族・弁護士の勇気と医師たちの努力による意見書によって基準が塗り替えられ進化してきたようです。私の夫の事案も,うつ病と心疾患による死とのつながりをどう立証するか,新たなケースだと思われますので,医師の協力が必要となります。医療に携わる多くの方々が,ご自身や身の回りのメンタルヘルスも含めて労働と疾患(あるいは死)に関心を持たれることを希望します。
ではでは,ご友人のご冥福をお祈りします。
p.s.夫にとっては,子どもが生まれたときが人生で一番幸せだったように思います。教師も医師も本来ならば人間の根元に関われるいい仕事ですよねえ。みなさま,どうかご自愛ください。
ご主人が、亡くなったのですか・・・
過重労働と思われる要因でうつ病を発症しただけでも、
ご本人はもちろん、ご家族も耐え難い気持ちだったのではないでしょうか。
まして亡くなってしまったら・・・
ご心中、察するに余りあります。
> 「死に至る」ほどの問題は個人の性格や努力で解決できるものではなく,やはり構造上にあるのだと思います。
この言葉に、強く同感します。
まずは構造から変えていかないとなりません。
構造も、すぐには改善しませんから、変えられるところから変えていかないとなりません。
そう思うと、まずは労働時間で切るしかないのかも知れませんが、
これでは不十分ではないかと、個人的には思っています。
まゆりんこさんの御主人や私の先輩・友人のような例は2度と出したくないのは言うまでもありませんが、
このような事態になってしまった場合、医学的にも法的にもしっかりと保護されてしかるべきでしょう。
まゆりんこさんご自身のお心が、少しでも癒えますように。
お子様が健やかにご成長なさいますように。
まずは、亡くなられた先生のご冥福をお祈りいたします。
これまで、産婦人科および小児科医師の超過勤務について、報道を目にすることはたびたびありましたが、先日我が子が2週間ほど入院した際、先生方の夜勤の多さを見て、改めてその大変さを体感致しました。
なな先生も、くれぐれもご自愛下さいませ。
トラックバックをさせていただきました。
つまり、勤務先病院を過労死による損害賠償で訴え、労働基準監督署に労災の申請と、場合によっては労働基準監督署をこのような状態を見過ごした不作為で訴えるとか。
残念ながら、そうしないと役所も気づかないし、マスコミも取り上げませんから一般市民の世論は変わらないと思います。悲しみだけに終わらず、何かいかす方向へアクションをとられるよう説に希望します。 内科系勤務医のひとり
医療の現場を見た上で窮状をご理解下さることは、
非常に心強く、ありがたいことです。
浄明寺Uさんのお言葉に、もしかしたら自分は
現場を見もせずに他者を批判的に見ていないかと
我が身を省みています。
前向きなコメントを、ありがとうございます。
先生のお考えと同じ気持ちは、私を含めた身の周りの者皆にあると思います。
でも、でも、
先輩も、友人も、亡くなってしまいました。
先輩が、彼女が、どうしてほしいのか
今となっては知る術がありません。
そうなってしまった以上、ご家族のお気持ちを最優先すべきであろうと思っています。
当事者から何らかのアクションがあれば、協力を惜しまないつもりです。
私は,「二度と犠牲者は出したくありません。どうしたらよいでしょう」という,記事最後のなな先生の言葉と同じだと思いますよ。死にたくなんてなかったんだもの。
そして,なぜ死ぬような事態になったのか,本人もよくわからないまま亡くなっていったのではないでしょうか。
まず大事なのは,なぜ亡くなったのかを明らかにすることだと私は考えています。その手段のひとつとして,労災申請を軸として明らかにしていくのは有効だと思います。申請そのものは遺族が行いますが,書類を整える中で勤務実態や医学的な問題等,いろいろなものが見えてくるからです。
突然死の遺族は過酷です。私自身鬱病に苦しみ,ずっと私の責任だと思い続けていました。義父母は(夫の)「心が弱かったせい」「妻が休ませなかったせい」と,見当違いの見識でこれまた苦しんでアルコールに依存しています。遺族内でも「過労死のはずがない(妻の頭がおかしくなった)」「裁判なんて,これまで世話になった人に刃向かうのか」など,偏見と非難の嵐です。
ご友人のご遺族も,辛いお立場だと思います。きっと「自分のせい」「故人のせい」とご自分を責められていらっしゃるのではないでしょうか。私は夫の死後退職し,大学で夫の死の事例研究を行う中で,9ヶ月たってようやく過労死だと確信するに至りました。それまでは確証がなく不安だったので,周囲の方が「どう考えても過労死です。医学的な立証は医者仲間でどうにかします」と言ってあげる方が親切かも知れません。労災の判例は進化しているようので,医学的な立証がきちんとできれば,弁護士も法曹関係者も動くかも・・・。医療関係のみなさん,がんばって!!
生命の誕生ひとつ取っても、10人妊婦さんがいれば10通りの考え方があります。
絶対に帝王切開は嫌という人がいるかと思えば
最初から「帝王切開にしてほしい」と言う人、
あるいは「痛くなければ何でもいい」と言う人。
お腹の中の赤ちゃんは既に亡くなっているのに
「先生、私は死んでもいいから、赤ちゃん助けて・・・」
と言う人がいるかと思えば、
1度も妊婦健診を受けずに突然救急車でやって来てお産をし、
お金も払わず、赤ちゃんも置いて行方不明になってしまう人。
亡くなった2人がどうしてほしいのか、いくら考えても想像の域を出ることのできない今、
ご家族の気持ちを最優先するのが、周囲の者の努めであると思います。
当事者たちが、運動を起こしてほしいという気持ちになったら、
その気持ちを最優先していくつもりでいます。
僕も看護師をやっていてDrの忙しさはしっていますが、その中でも「ホントにこの先生はいつも何を考えて何をやているんだろう?」というDrがちらほら・・・
そんな先生はいらんやろ!?と思いながら仕事をしています。でもまーそれなりにやることがあるし、忙しいから指示も出さないですぐどこかに行くし、って頼りなさそうに見えているだけなのかもしれませんね。
でもそんなDrもいれば、きちんと指示を入れてくれる、患者への対応もきちんとしているって見える先生がいますよね。?その差はナンなんでしょうか?
それもよく考えてみると、気を抜いているように見える先生が地位は上になっていくし、がんばっているように見える先生は医長クラスのまま。これ変ですよね!?
誰が主ですか?患者です!それを重んじているDrこそ上にたっていくべきですよね?
根本から医療界を変えていかなければならないと考えます。
そうすれば、過労で亡くなるDrなんていなくなる世の中がやってくるっと信じています。
看護師さんから見た医者の違いも、
医者から見た看護師さんの違いも、何だか似ているんですね。
看護師さんは大体、自分の仕事はきちんとこなしますが、
それ以上のことも臨機応変に対応してくれるかどうかは、
個人差があるように思います。
自分はきちんとできているのか、ふと我が身を省みます。
> 誰が主ですか?患者です!それを重んじているDrこそ上にたっていくべきですよね?
そうですね。
しかし恐らく、患者さんを重んじているかどうかの評価の仕方が難しいのだと思います。
現場にいると、明らかなものですが。
どうしてこんなに、悲しいお話が、たくさん出て来るのでしょうね。
この記事を書いた当初は予想だにしなかったのですが、
本当にいろんな先生が、自分の身近でもあったとおっしゃるのに、
やりきれない気持ちです。
ところで、いか先生は大丈夫なのでしょうか。
彼女のご機嫌も心配ですが、先生の身体は悲鳴を上げているのではないですか。
壊れる前に、どうかお逃げ下さい。
これしか、言えません・・・
総合月刊誌で医療問題を担当しているルポライターです。「犠牲」を拝読しました。医師の過労死の深刻な状態について、とにかくありのままの姿を少しでも多くの全国の読者に伝えたいと願っているものです。
そのなかでは、医療制度や病院等への批評めいたことは一切加えず、ただ現実の姿を伝え、読者に考えてもらいたいと考えています。
そこでご多忙ななかでのお願いとなってたいへん申し訳ないのですが、一度詳しいお話を聞かせていただけないでしょうか。ご返事を頂戴できれば、幸いです。
医療問題をご担当されている方に、このブログをお読み頂けたこと、
大変光栄です。
しかし、この件に関しては私自身も当事者ではありません。
当面は、静かに見守りたいと思っております。
申し訳ありません。
お身体を大切に。
そして、良いお産をして、かわいい赤ちゃんを産んで、
ご主人が今よりもおうちに帰れるようになりますように。
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