四国財務局が8日発表した2007年度（07年6月―08年5月）の四国の自治体向け財政融資資金貸付額は、06年度比5.3％減の1352億円だった。8年連続の減少となった。

　病院の新増築などへの貸し付けが増えたが、一般公共事業向けなどは減少した。

　県別の貸付額では市立宇和島病院（宇和島市）の改築事業があった愛媛が4.3％増の501億円と4県で唯一増加。香川は17.5％減の201億円、徳島は9.2％減の336億円、高知は5.9％減の314億円だった。

　08年5月末時点の貸付残高は2兆9577億円で、前年度末に比べ5.7％減少した。

　用途別では一般廃棄物処理や公園緑地、上下水道などに関連した生活環境整備が全体の31.7％、国土保全・災害復旧が22.8％を占めている。