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その日は、開腹のopeが4件ありました。
心地よい疲労と充実感に浸って自宅に帰り、
お風呂を沸かして、ゆっくりと浸かりました。
生そばをゆでてカキッと冷やし、
とっておきのそばつゆと刻みねぎにからめて、ひと口食べたところで、
病院からの呼び出しです。
今から緊急帝王切開なので、来てほしいという電話でした。
分娩室に着くと、赤ちゃんの心音がかなりシビアに落ちていたましたが、
赤ちゃんは無事、生まれました。
産婦さんの寝顔を見届けて、更衣室に戻ろうとしたら、
病院履きのサンダルが、ぶちっと切れてしまいました。
安いけれど履き心地のいいサンダルだったので、ちょっと残念。
病院を出たのが、午前3時。
24時間営業のマックに行って、メガマックとポテトのLを買って帰ろうと思ったら、
知らない間に24時間営業ではなくなっていました。
タクシーで帰って、お金を払おうとお財布を取り出したら、
小銭入れが擦り切れて、お金が自動で出て来ました。
コンビニで温かいものでも買って帰ろうと立ち寄ったら、
おでんも肉まんもフライドチキンも、売り切れ。
自宅に着いて、手を洗おうとしたら、
お気に入りのハンドソープが空になっていました。
更に、部屋に入って電気をつけたら、
電球が切れてしまって、真っ暗。
もうこうなると、徹底的にみじめな気分を味わいたくなって、
テレビの明かりで、のびきったそばをすすりました。
働けど働けど、我が暮らし、楽にならず・・・(大泣)
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コメント
コメント一覧
そういう、ついていないというか、何もかもが思い通りにいかなくなってた時って。
くたびれてるのに、こっちが頑張りに頑張った時に限って、そういう事って起きるんですよねぇ。
んで、周りにあるすべてのものを投げつけ、蹴飛ばし、大声で怒鳴り散らしたくなるのね。でも、その後の面倒を考えるから出来ないの。やればスッキリするかもしれなくても……
ななさん、そういう時は大声で、声を出して泣くのがいいんですよ、我慢しないで。
んで、寸時を惜しんで、寝てください。
私も一人暮らしだけど、さすがになな先生のこんな過酷な
環境におかれたら辛いなー。
頑張っても報われなくて、世の中の自分と同世代の女性は
きっともっとオモシロおかしく楽に暮らしていて…。
でも、そういった相対的幸福となな先生の陰徳を積む絶対的幸福って、きっとあとで「歴然とした差」が出ると思います。
だからなな先生、折れそうになったらもう伏して嵐が去るのを待つのも、時には必要なんなじゃいのかな…と最近はそう思います。
次に乗る渦巻きが
上昇気流でありますように
コメントありがとうございます。
>そういう時は大声で、声を出して泣くのがいいんですよ、我慢しないで。
「泣くのがいいんですよ」。
これ、すごい癒し効果ですよね。
別項に書きましたが、私はそのことを4,5歳の男の子に教えてもらいました。
周りのものを投げつけ……というエネルギーは持っていませんが、
のびきったそばを食してから、爆睡することは実践しましたよ〜
まだ寝足りないかもしれませんが……
泣くって事はね、吐き出すって事なのよ。
んでね、涙ってのはね、浄化なのですよ。
だから、どうせ吐き出すなら、声を出して、思いっきり吐き出すのがイイの。
吐き出して、浄化する…… スッキリするのよね。
幼い男の子もきっと、経験したのでしょうね。
泣いて、スッキリして、前に進むって事を。
今度泣くときはね、鏡の前で泣いてご覧なさいな。
そしてね、鏡の中のななさんを、声に出して労ってあげて。
また、ちがうからさ。
何だか心配かけちゃったようですが、
当人はこんなのを、どこか楽しんでいるんですよ。
何しろ電球が切れた時、テレビじゃなくてろうそくにしようかと思ったくらいですから(笑)。
それもこれも、やはり患者さんのために駆けつけた後のことだからでしょうね、きっと。
井上先生が、やはりそういう方でした。
一度しかない人生、「これ!」と思って選択した結果にある、今です。
概ね良好と思っています。
ブログを通して知り合って半年になる、素敵な感受性を持った来夢さんの、
思い遣りあふれるメッセージの数々は、私の宝ものですよ。
先生のブログ、穏やかで素敵ですね。
結構な不運スパイラルでしょう(笑)。
この一連の出来事を、職場の後輩ドクターにメールしたら、
彼女は笑いころげて、病棟のスタッフたちに話し、
更にみんなで笑ってくれたそうです。
さっき病棟に行ったら、あるナースが
「なな先生、どうせしばらく新しいお財布買いに行かないんでしょ」
と、破れた小銭入れを応急処置してくれました。
仲間って、いいですよね。
新生児科は、我々の比にならないくらい大変と思います。
先生もお身体を大切になさいますよう。
「鏡の前で泣く」。
やったことがありませんでした。
いいかも知れませんね。
今度、必要になった時に、やってみます。
自分をねぎらうこと。
私の中で、欠けていた部分かも知れません。
ああ、まだまだ知るべきことは山積みです。
>一度しかない人生、「これ!」と思って選択した結果にある、今です。概ね良好と思っています。
という言葉で、なな先生のお産に賭けている強い信念を再確認しました。とても素晴らしくて拍手を贈っちゃいます。
でも、こういう先生がいらっしゃるおかげで妊婦さんも安心してお産ができるのだと思います。
ご存じだと思いますが、私の実家の県では、またもや、島ではお産ができなくなり、ほとんどの人が、島外へ行かなくてはならなくなりました。お魚がおいしくて、とても素敵な島なんですけどね。ここで重病患者が出ると、本土から、ドクターヘリが出動します。
ごめんなさい。笑っちゃいました^^;
一部始終が目に浮かぶようで
人間味あふれる先生の姿が患者さんやスタッフ、
このブログにやって来る人たちの心をつかむのですね。
そんな先生だからこそ、体力の続く限り
産婦人科医としていてほしいなと思います。
でも、女性としての「幸せ」もGETしてほしいし…
うーん、どっちなんだぁ(>_<)
イエース!どっちもです(^o^)丿
お体にくれぐれもお気をつけ下さい。
人間、小さくても不運がここまで続くと、ホント
「楽しんじゃえっ!」って
思ってしまうのかもしれません。
財布を繕ってくれる仲間がいらして、
良かったですね。
それって、ななセンセイの人徳もあると思いますよ。
私の主治医も「昨日まで5連続当直だったの~」
と言いつつ笑ってました。
「ノロとかで急に代わりをしなきゃいけなくてね~」と。
私は「えぇーーーーっ?」としか言えませんでした。
「でも、まだ普段は家に帰れるから私は暇な方なのよ~」とも。
ななセンセイ同様、激務や不運を笑い飛ばすセンセイ方に
頭が下がります。
どうか、先生方みんなにHAPPYのスパイラルを~!!
\(^o^)/\(^o^)/
それは予定ですか?緊急?
大きな病院なのですね・・・
それだけでもうへとへとですね。
体力勝負。
どれだけ笑えるかにかかってきましたね。もはや・・・
温かい声援をありがとうございます。
「妊婦さんが安心してくれる」、大事なことってまずはこれだと、私も思います。
バリ島さんのご実家は、S県でしょうか。
2つある島、きれいなところですよね。
こうなってくると、到底個人の力は及ばないでしょう。
国が何とかしないといけないと思うのですが。
いえ、この項は笑ってくれて正解なのですよ(笑)。
「バリバリ働く外科系の女医」なんて、カッコ良さそうに見えるかも知れないけれど、
実際はこんなんだ、ということを言いたかったので。
他のカッコ良さそうな職業も、実は同じだったりして(笑)。
>産婦人科医としていてほしいなと思います。
でも、女性としての「幸せ」もGETしてほしいし…
うーん、どっちなんだぁ(>_<)
やさしいメッセージをありがとうございます。
身近にいる友人たちも、同じようなことを言っています。
一人でも多くの方にメッセージを頂くと、嬉しくなります。
Lilyさんがその先生をお慕いする気持ちは、きっと既に伝わっていると思いますが、
それこそ医者のパワーの源と思います。
「激務や不運を笑い飛ばす」と、意識はしていませんでしたが、
う~ん、そうか、そうするといいスパイラルに入れるのかも知れませんね。
やっぱりテレビじゃなくて、アロマキャンドルにすればよかった・・・(笑)。
1件は緊急で、3件は予定でした。
麻酔科の先生も、ope室と病棟のスタッフたちも、
よくやってくれたと思います。
こんな生活がいつまで続けられるがわかりませんが、
やれるところまでやって、
後は、それこそ映画でもみて暮らそうかな、と(笑)。
世の男性ならこんなとき、奥さんがいてくれたらなとか思うんでしょうか。
患者さんのためにって思って頑張っていらっしゃる姿はほんと頭が下がります。私も緊急帝王切開で運ばれたときは、夜なのに皆さん集まってもらってありがたいなーと心で思っていました。顔は緊急手術になって引きつってましたけど。
お体を壊さないようにがんばってくださいね。
医者よりも誰よりも、頑張ったのはご本人です。
この時の産婦さんも、緊急手術になって、怯えていました。
そんな中で、握った手を握り返してくれただけで、もう充分。
産婦人科医なんて、みんなそんなもんです。
子育ても大変と思います。
煮詰まらないよう、たまには自分を甘やかして
お身体を大切になさいますように。
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