福岡市の大型複合商業施設「キャナルシティ博多」隣接地へのディズニー初の屋内娯楽施設の誘致に向け、地元経済界や行政による委員会が4日発足し、福岡市のホテルで初会合が開かれた。今後、同施設の「受け皿会社」への出資を含め、誘致支援の枠組みを検討していく。
委員会には九州電力、西日本シティ銀行、JR九州など地場有力13社と、福岡県、福岡市、福岡商工会議所などが参加。会長には松尾新吾九電会長を選任する見通し。
ディズニー誘致予定地は、キャナルシティの隣接地(約1ヘクタール)に福岡地所が計画中の複合商業施設「第2キャナルシティ」。ディズニーが入居するフロア部分を地元の支援対象と想定している。
ディズニー側の賃料負担軽減のため、福岡地所が中心となり、入居部分の建設・管理などを担う特定目的会社(SPC)を設立。SPCに地元が共同出資する案などが想定されている。地元経済界は、総額30億円程度の出資を検討するとみられ、12月までに支援内容を詰める予定。
=2008/09/04付 西日本新聞夕刊=