アフラトキシンは、加熱調理でも減少しないことが分かりましたので、残念ながら、消費者自身がリスクを減少させることは困難です。従って、汚染された食品は、消費者の手に渡る前に排除する必要があります。
当センターで行ってきたアフラトキシン汚染調査の結果等により、国は汚染の可能性が高い食品について輸入時に検査を行うことを命令する通知を出しています。また、食品の製造者や輸入業者は、原料となる食品のアフラトキシン汚染について管理を行うようになりました。これらの対策が効果を上げ、近年、東京都における市販食品のアフラトキシン汚染は低下の傾向が認められます。
しかし、多くを輸入に依存する穀類、種実類や香辛料は、原産国の気候条件等によっては汚染されることもあります。そこで、諸外国の農業事情、干ばつや風水害、カビ発生等による農作物の被害状況、カビ毒検出状況等、輸入食品に関わる情報の収集にも力を注ぐ必要があります。
今後も、市販食品や食品原料のアフラトキシン汚染調査を継続して行い、汚染食品を排除するとともに、食品製造業者や輸入業者にもアフラトキシン汚染を防ぐための情報提供を行い、食品の安全性確保に貢献できるよう努力していきます。