救急医療の普及啓発イベントを開催
「救急の日」当日の9月9日、厚生労働省と総務省消防庁などによるイベントが、東京・池袋のサンシャインシティアルパで開催され、DMATやドクターヘリの紹介パネルの展示やお笑いタレントによる心肺蘇生法の実演などで終日にぎわった。
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「平成20年8月末豪雨」で日赤が救護活動 榮畑潤・厚生労働省大臣官房審議官は、開会式のあいさつで、「患者の搬送に時間が掛かったり、救急医療を支える医師の負担増などの課題が生じている。救急医療に従事する医師への支援、患者の病状に応じて地域全体で適切な医療機関、診療科に救急患者を紹介する機能の整備などに取り組んでいきたい」と述べた。
続いて岡本保・消防庁長官は、「救急車が現場に到着してから病院に到着するまでの時間が10年前と比較して6分延びている。これを短くしていく努力をしたい」とあいさつした。
会場の一角では、テレビドラマで話題のドクターヘリや救急救命士についての紹介パネルを展示。また、救急隊員らが使用する気道確保のための資器材の実物が置かれ、訪れた人が実際に心臓マッサージなどを体験できる「救急蘇生法実行コーナー」なども設けられた。
午後からは、お笑いトリオの森三中がステージに登場し、心肺蘇生法を実演。また、災害時などに被災地で救急医療を行う医療チーム「日本DMAT」が、「応急救護所における2次トリアージと応急処置」などについて、寸劇を使って解説した。
同イベントは、救急医療などの普及啓発を目的に定められた「救急の日」(9月9日)、「救急医療週間」(7−13日)の活動の一環。「救急の日2008」は明日10日までで、東京消防庁による模擬救急活動やキャラクターショーなどが予定されている。
更新:2008/09/09 19:41 キャリアブレイン
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