(cache) 従軍慰安婦の祈念碑除幕 沖縄県宮古島
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  •  従軍慰安婦の祈念碑の除幕式で、あいさつする韓国からの出席者=7日午後、沖縄県宮古島市

    従軍慰安婦の祈念碑除幕  沖縄県宮古島

     太平洋戦争当時、沖縄県の宮古島に駐屯した旧日本軍の従軍慰安婦だった朝鮮半島出身女性らを記憶し、平和への思いを刻もうと、地元住民や日韓両国の研究者らが建立した祈念碑の除幕式が7日、同島であり、日韓から計約100人が参列した。

     宮古島には飛行場建設や島の防衛のため3万人規模の日本軍が駐留。中原道子早大名誉教授らが聞き取り調査した住民証言などから、島内に少なくとも16カ所の「慰安所」があったことが分かっているという。

     少年期に慰安婦にトウガラシをあげるなど交流があったという与那覇博敏さん(75)が、石碑のために宮古島市上野野原の土地を提供。「女性たちが水くみの帰りに木陰で休んでいた姿を覚えている。『坊や』などと日本語で声を掛けられた」と振り返り、式典では「悲惨な戦時中の状況や慰安所が存在したことを後世に伝える責任を感じる」と語った。

     石碑には日本語のほかハングルや中国語など12カ国語で「日本軍による性暴力を受けた一人一人の女性の苦しみを記憶し、二度と戦争のない平和な世界を祈る」などと刻まれた。

      【共同通信】

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