持ち帰りの寿司の大手「京樽」の健康保険組合が、医療制度の改正で従業員らの医療費負担が増えたとして、解散していたことがわかりました。
「京樽」の健康保険組合には、従業員や家族、およそ3500人が加入していました。しかし、今年4月から医療制度が改正され、現役世代が負担する高齢者の医療費が増加。
「京樽」の健保組合では、昨年度は1億2000万円の負担だった医療費が、今年度は倍以上の2億7000万円に増える見通しとなりました。
このため、会社側は従業員の負担増が避けられなくなったと判断、今月1日付けで健保組合を解散しました。
すでに、国が運営する「政府管掌健康保険」に移行しましたが、今まで健保組合が独自に行ってきた成人病検診の補助などができなくなるということです。
先月には西濃運輸の健保組合も、保険料の負担が増えたため解散しています。(09日11:14)