岡山放送局

2008年9月8日 20時27分更新

女子剣道で日本一


剣道の女子日本一を決める全日本女子剣道選手権大会が静岡県の藤枝市で開かれ、岡山県代表で県警察本部の坪田祐佳選手が6年ぶり2度目の優勝を果たしました。

ことしで第47回の全日本女子剣道選手権大会は、静岡県武道館で開かれ、都道府県の予選などを勝ち抜いた64人の選手が出場し、トーナメントで争いました。

決勝戦は、史上初の大会4連覇をめざす埼玉県の村山千夏選手(34)と、2度目の優勝をめざす岡山県代表の坪田祐佳選手(28)の対戦になりました。

試合が始まって5分過ぎ、白の村山選手がメンを決めて先制しましたが、その1分余りあと、坪田選手がすばやく飛び込んで鮮やかなメンを決め、追いつきます。

お互いに決め手を欠いて10分間で決まらずに、次にとった方が勝ちの延長戦に突入しました。

そして、延長戦の2分50秒過ぎ。

坪田選手がコテを決めて、逆転で勝利を納め、6年ぶり2度目の優勝を果たしました。

優勝した坪田選手は、「自分でも驚いています。村山選手は強いので、とにかく無心で、全力でぶつかることだけを考えていた。オリンピックで、選手が気持が強い方が勝つと話していたのが印象に残っていたので、わたしも、強い気持を持つように心がけました」と話していました。