2008年9月8日 20時27分更新
8日昼過ぎ、岡山市の岡山理科大学の実験室で、実験に使った金属ナトリウムの入った瓶が爆発して学生が1人大けがをする事故があり、大学と警察で原因を調べています。
8日正午すぎ、岡山理科大学工学部の実験室で、実験に使った金属ナトリウムの瓶が突然爆発して出火し、近くに置いてあったメタノールの瓶などに燃え移りました。
火は周りにいた学生と教授によってすぐに消し止められましたが、この事故で近くにいた22歳の男子大学院生が、目や左の腕などにやけどや切り傷の大けがをして、病院で手当てを受けています。
大学によりますと、けがをした男子大学院生は、午前中の実験で使用した金属ナトリウムが入った瓶のふたを開けたところ、突然瓶が爆発したと話しているということです。
金属ナトリウムは、水に触れると激しく反応する性質を持っていて、警察では、作業の手順などに問題がなかったかどうかなど、事故の詳しい原因を調べています。
事故のあと、大学側は急きょ記者会見を開き、太田垣博一学生部長が「このような事故が起きてしまい非常に残念に思っている。今後はさらに安全面を強化していきたい」などと話しました。