2005年11月20日
南アフリカ共和国では、毎年2回、包茎手術のシーズンがやってくる。6月から7月にかけてと、11月から12月にかけての2回である。この手術は、男の子が大人の男になるための儀式なのだ。
ただし、病院で手術を受けるのには費用がかさむ。ほとんどの男の子たちは、地元の施術者に手術してもらう。中には、自分で刃物を手にして、包皮を取り除こうとする男子もいる。
この11月19日にも、東ケープ州のディムバザという村で、18歳の少年が“自己手術”を試みた。それを知った祖父が制止しようとしたが、言うことを聞かなかった。
しかし、やはり包皮だけでなくペニス本体の組織を傷つけてしまい、大量に出血してしまった。家族の者が警察を呼んだ。彼は血を流しながらも興奮状態で、警官たちに抵抗した。やむなく、警官たちは彼に手錠を掛けて病院に連れて行った。
本件をメディアに報告した東ケープ州保健局のスポークスマンによると、この少年に心理カウンセリングを受けさせる予定とのこと。また、ペニスに傷を負っているが、包茎手術をやり直すことは可能だという。
この少年は命を落とさずに済んだし、傷の程度もさほどひどくはなさそうだ。しかし、毎年、包茎手術シーズンになると、多数の少年たちが命を落とすのである。東ケープ州では、今年の6〜7月の時期に23人もの男子が包茎手術の失敗で死んでいる。
南アの田舎では、ほとんどの少年が成人年齢に達する前に包皮切除手術を受ける。このため、包茎手術を施すことで報酬を得ている“伝統的施術者”たちが多数存在する。しかしながら、その中には、かなりずさんな仕事をする者が多い。
当局もみすみす見逃しているわけではなく、2001年に伝統的包茎手術を規制する法律が制定された。以来、63人の違法施術者(および違法ナース)が逮捕され、うち31人が有罪判決を受けて服役している。
しかし、法律に違反した施術者を検挙するだけでは、手術に失敗した少年たちを救えない。そこで、東ケープ州の保健局では、メディカル・スタッフ400人を雇用し、3機のヘリコプターと400台もの四輪駆動車を配備して、レスキュー体制を強化している。
ずさんな包茎手術の犠牲となった少年たち、あるいは無謀な自己手術に失敗した少年たちは、人目を避けて村の周囲のブッシュの中でうずくまっていることが多い。包茎手術シーズンには、村々の周囲のブッシュの上空にヘリを飛ばし、そのような少年がいないか、空から捜索するのである。
そして、ペニスに傷を負い、藪の中で動けなくなっている少年を見つけると、四駆で現場に駆けつけ、そこで診断と処置を行う。あまり傷がひどくなければ、家に帰るように促す。
病院に搬送するのは、さらなる検査と治療が必要な場合だけである。包茎手術に失敗した少年を病院に収容するのには、コストがかかるからだという。
今年の6〜7月のシーズンには、このレスキュー体制により5000人もの少年たちを救助した。レスキューチームの捜索で藪の中から発見されて病院に運ばれなかったら死んでいたと思われるほど重傷を負っていた少年が250人もいたという。
その250人のうち、5人は男性のシンボルを永久に失うことになってしまった。壊疽(えそ)にかかっていたため切断するほかなかったのである。
おそらく、切断までは至らなくても性機能を失ってしまった少年は、もっと多数に上ると思われる。男になるための儀式に失敗して、男性機能を失うなんて、まさに本末転倒である。
■Sources:
【関連記事】
この11月19日にも、東ケープ州のディムバザという村で、18歳の少年が“自己手術”を試みた。それを知った祖父が制止しようとしたが、言うことを聞かなかった。
しかし、やはり包皮だけでなくペニス本体の組織を傷つけてしまい、大量に出血してしまった。家族の者が警察を呼んだ。彼は血を流しながらも興奮状態で、警官たちに抵抗した。やむなく、警官たちは彼に手錠を掛けて病院に連れて行った。
本件をメディアに報告した東ケープ州保健局のスポークスマンによると、この少年に心理カウンセリングを受けさせる予定とのこと。また、ペニスに傷を負っているが、包茎手術をやり直すことは可能だという。
この少年は命を落とさずに済んだし、傷の程度もさほどひどくはなさそうだ。しかし、毎年、包茎手術シーズンになると、多数の少年たちが命を落とすのである。東ケープ州では、今年の6〜7月の時期に23人もの男子が包茎手術の失敗で死んでいる。
南アの田舎では、ほとんどの少年が成人年齢に達する前に包皮切除手術を受ける。このため、包茎手術を施すことで報酬を得ている“伝統的施術者”たちが多数存在する。しかしながら、その中には、かなりずさんな仕事をする者が多い。
当局もみすみす見逃しているわけではなく、2001年に伝統的包茎手術を規制する法律が制定された。以来、63人の違法施術者(および違法ナース)が逮捕され、うち31人が有罪判決を受けて服役している。
しかし、法律に違反した施術者を検挙するだけでは、手術に失敗した少年たちを救えない。そこで、東ケープ州の保健局では、メディカル・スタッフ400人を雇用し、3機のヘリコプターと400台もの四輪駆動車を配備して、レスキュー体制を強化している。
ずさんな包茎手術の犠牲となった少年たち、あるいは無謀な自己手術に失敗した少年たちは、人目を避けて村の周囲のブッシュの中でうずくまっていることが多い。包茎手術シーズンには、村々の周囲のブッシュの上空にヘリを飛ばし、そのような少年がいないか、空から捜索するのである。
そして、ペニスに傷を負い、藪の中で動けなくなっている少年を見つけると、四駆で現場に駆けつけ、そこで診断と処置を行う。あまり傷がひどくなければ、家に帰るように促す。
病院に搬送するのは、さらなる検査と治療が必要な場合だけである。包茎手術に失敗した少年を病院に収容するのには、コストがかかるからだという。
今年の6〜7月のシーズンには、このレスキュー体制により5000人もの少年たちを救助した。レスキューチームの捜索で藪の中から発見されて病院に運ばれなかったら死んでいたと思われるほど重傷を負っていた少年が250人もいたという。
その250人のうち、5人は男性のシンボルを永久に失うことになってしまった。壊疽(えそ)にかかっていたため切断するほかなかったのである。
おそらく、切断までは至らなくても性機能を失ってしまった少年は、もっと多数に上ると思われる。男になるための儀式に失敗して、男性機能を失うなんて、まさに本末転倒である。
本末転倒度10 | ■■■■■■■■■■ |
■Sources:
- News24.com - South Africa - Boy removes his own foreskin
- News24.com - South Africa - Traditional surgeons arrested
【関連記事】
上野クリニック
包茎治療・性病検査・パワーアップ・ED治療。全国21ヶ所にクリニックあり。年間3万件以上の相談を受け、過去20万件を超える実績。オンラインで相談・予約可。
この記事の先頭に戻る
トラックバックURL
この記事へのトラックバック
1. ◆自ら包茎手術→失敗してブッシュの中でうずくまる少年たち 〜南アフリカ [ ◆空を見上げて犬は今日も歩く ] 2005年11月21日 07:33
大人の階段を登る途中で
転んでしまった少年たちの物語です。
2. 皮ってどうよ [ lucifer之助のどうよ、これ ] 2005年11月21日 15:00
包茎手術に失敗してブッシュの中でうずくまる少年たち
(なんでも評点より)
日本でも包茎っでも大丈夫?とか色々と話題に話題になるわけなんですが
命を落としてまでやらなくてはいけないことなのかなぁと不思議に思うわけで。
でも、ここまで徹底したならば
日本...
3. 南アフリカ共和国では自分で包茎手術をして失敗する人が激増 [ Gay News−ゲイニュース(同性愛関係ネタ)@まとめ− ] 2005年11月22日 04:35
自然ペニス拡大ー3ヶ月で2-8?
記事元→なんでも評点
日本人なんか包茎人種なのにね〜。
>田舎では、ほとんどの少年が成人年齢に達する前に包皮切除手術を受け
>る。このため、包茀
4. 恐怖 [ 日々の戯言 ] 2005年11月23日 00:47
日本男児の半分以上は悩んでるらしいですよ?
5. 著作権侵害の温床となっているブログは? [ Homer Simpson のウェブログ考 ] 2005年11月23日 12:30
マゾ天のHomerです。新しいブログを立ち上げました。
6. 恐怖 [ 日々の戯言 ] 2005年12月09日 20:50
泣いちゃいますorz 男の人って大変ですねぇ(ぉぃ ちょっと検索してきます...
7. 恐怖 [ 日々の戯言 ] 2005年12月09日 20:51
泣いちゃいますorz 男の人って大変ですねぇ(ぉぃ ちょっと検索してきます...
8. 包茎手術を自分でしたら・・・ [ みんなの包茎克服日記 ] 2006年01月03日 11:45
南アフリカでは、包茎手術が盛んだとか。
出典元:「なんでも評点」さん
やはりどこの国でもやるんですね〜。
コメント含めて掲載しますので長文となります。
分割しますのでよろしくお願いいたします♪
>南アフリカ共和国では、毎年2回、包茎手術のシーズンがやってく...
9. 包茎知識から包茎手術を解説 [ 包茎相談所 ] 2006年01月09日 00:02
包茎の知識から包茎手術を解説。
10. 苦痛ゼロ、気がついたら包茎じゃなくなっていた [ 苦痛ゼロ、気がついたら包茎じゃなくなっていた ] 2006年12月01日 01:03
そんな都合のイイ話、ここにあります。
この記事へのコメント
1. Posted by 仁
2005年11月20日 18:39
イタイ('A`)
2. Posted by ice
2005年11月21日 16:12
……ほんとかなあ…。
それはそうと、ソースのリンクが2つともBoy removes...のものになってます。
そこからも飛べますけどね。
それはそうと、ソースのリンクが2つともBoy removes...のものになってます。
そこからも飛べますけどね。
3. Posted by
miccckey
2005年11月21日 16:21
>iceさん
嘘みたいな話ですが、大部分はホントのことだと思われます。
この話題は、ずいぶん前から追いかけていたんですが、
あまりに情報が多くて記事にしにくく、見送っていました。
ある単語をあえて「包茎手術」と訳しているので、
意外性が高まっているかと思います。その英単語は一発で
google AdsenseがNGになる単語のようなので、あえて
書きませんけどね。
リンクの件、ご指摘ありがとうございます。修正しておきました。
嘘みたいな話ですが、大部分はホントのことだと思われます。
この話題は、ずいぶん前から追いかけていたんですが、
あまりに情報が多くて記事にしにくく、見送っていました。
ある単語をあえて「包茎手術」と訳しているので、
意外性が高まっているかと思います。その英単語は一発で
google AdsenseがNGになる単語のようなので、あえて
書きませんけどね。
リンクの件、ご指摘ありがとうございます。修正しておきました。
4. Posted by ほ
2007年03月25日 11:41
レスキュー隊を待機させる金があるなら、それで清潔で安全な手術が出来る人を養成、あるいは派遣すればいいじゃないかと。
しばらくは養成費用がかさむとしても、将来的に犠牲者も少なくて済むし得だと思うんだが、そうしないのには何か理由があるんだろうか。
しばらくは養成費用がかさむとしても、将来的に犠牲者も少なくて済むし得だと思うんだが、そうしないのには何か理由があるんだろうか。
この記事にコメントする
初めてお越しの方へ:コメントは承認制のため、表示されるまでに24時間以上かかることがあります。また、筆者がうっかり見落としていて表示されなかったり、他の理由により永久に表示されないこともあります。このサイトをあまり楽しくないと思っている方はコメントを入力するだけ時間の無駄のようです。