IT & Economics
池田信夫 blog
拙著
サポートページ |
おすすめの本
goo ブログ
gooID: | |
ブログの作成・編集 |
gooおすすめリンク
goo トップ |
goo ブログ |
goo ホーム(SNS) |
教えて!goo |
goo メール |
無料 ブログ作成 |
ランダムブログ |
トレンドランキング |
|
携帯 |
携帯からもアクセス |
QRコード(使い方) |
最新の記事
メカニズムデザイン |
MIAU「後見人」になった公文俊平の正体 |
生政治の誕生 |
「景気対策」は有害無益である |
アンチコモンズ社会 |
安井至氏の隠そうとする「不都合な真実」 |
変わる日本史の常識 |
石原知事にひれ伏す猪瀬直樹副知事 |
こんな日本でよかったね |
大本営発表という権力 |
最新のコメント
talk/MIAU「後見人」になった公文俊平の正体 |
kner/MIAU「後見人」になった公文俊平の正体 |
伊藤/「景気対策」は有害無益である |
i004099/MIAU「後見人」になった公文俊平の正体 |
池田信夫/「景気対策」は有害無益である |
スポンタ中村/MIAU「後見人」になった公文俊平の正体 |
伊藤/「景気対策」は有害無益である |
nerdist/MIAU「後見人」になった公文俊平の正体 |
池田信夫/MIAU「後見人」になった公文俊平の正体 |
かいと/MIAU「後見人」になった公文俊平の正体 |
最新のトラックバック
MiAU (はんぷてぃ・だんぷてぃ) |
自民党総裁選と今後 (みんなの知) |
[日常] 大学全入時代における、通信制大学という進路選択 (Clear&Concise 〜和書、洋書、翻訳、特許〜) |
パーソナルなエネルギーとしての太陽と太陽由来の気候変動の与太話 (門司港に暮らしながら-ココログ別館-) |
[Study]単純労働者は余っているし、支払いも足りないよ(後編) (起業ポルノ) |
世にも奇妙な「麻生太郎人気」の行く末 (日本の片隅で「バカ!」と叫ぶ) |
「公明党の支持母体は創価学会」がマスコミのNGワードに。 (ぺんぎんのしょうぎだおし Ver2.1) |
福田首相の辞意表明 (FLOWERS FOR WAPPY) |
麻生 (きゅうの日記) |
080904メモ (gekka blog) |
カテゴリ
IT(291) |
Economics(199) |
Media(169) |
Law/Politics(168) |
Culture/Science(70) |
Books(304) |
Misc(88) |
ブックマーク
連絡先 |
池田信夫の著作物 |
上武大学大学院 |
情報通信政策フォーラム |
OpenSpectrum Japan |
Truth about Japan |
サイバーリバタリアン |
SBI大学院大学 |
SBI Business |
検索
プロフィール
goo ID | |
ikedanobuo |
|
性別 | 男性 |
都道府県 | 東京都 |
自己紹介 | |
経済学者 上武大学大学院教授 SBI大学院大学客員教授 学術博士 |
カレンダー
2008年9月 | ||||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |||
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | ||
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | ||
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | ||
28 | 29 | 30 | ||||||
|
過去の記事
URLをメールで送信する | |
(for PC & MOBILE) |
|
MIAU「後見人」になった公文俊平の正体
私はMIAUの「賛同人」の1人だったが、今度MIAUが中間法人として発足するに際して「後見人」に公文俊平が就任するという通知があったので、「公文を後見人にするような組織とは縁を切る」とメーリングリストで告げ、幹部には彼が犯罪に関与した容疑を具体的に明らかにした上で、木曜までに回答するよう求めた。しかし今日に至るまで何の回答もないので、予告どおり事実関係を以下に明らかにする:
東京地検特捜部は2004年、公文が所長をつとめていた国際大学GLOCOMを贈賄および背任の容疑で捜査した。事件は多岐にわたるが、もっとも重要なのは、経済産業省の「デジタルニューディール」という総額20億円以上の研究プロジェクトをGLOCOMが受注するため、金子奉義なる人物に1000万円を渡した事実である。金子は、防衛省汚職で逮捕された秋山直紀と並んで「政界のフィクサー」として知られ、防衛省の守屋元事務次官と山田洋行の宮崎元専務の会合の主催者だった(守屋は額賀福志郎氏が出席したと証言したが、金子は否定した)。
問題の1000万円は、当時GLOCOMの所長代理だった山内康英が政治家に渡す口利き料として起案したが、副所長は「これは贈賄だ」として反対した。しかし公文は、所長命令として支出を命じた。一連のやりとりはすべて電子メールで残され、2001年11月1日付の金子との契約書も検察が押収した。特捜部は関係者の事情聴取を行ない、国際大学の銀行口座も捜査して容疑をほぼ固めたが、故・中山素平氏(国際大学特別顧問)が、公文・山内を国際大学から追放することによって刑事事件としての立件をまぬがれた。
公文はリクルート事件で、収賄の容疑で捜査を受けて東大を追放されたが、彼の扱った汚い金はこれだけではない。もっとも大きいのは、1990年代から10年以上にわたってNTTから受け取ってきた、毎年1億5000万円以上の「委託研究費」である。これはNTTを分割しようとする郵政省に公文が反対することへの政治献金のようなもので、違法ではないが秘密扱いにされてきた。その実態は毎年500ページ程度の「研究報告書」しかないため、税務署からは「贈与ではないか」との疑いをかけられ、税務調査を受けた。
要するに公文は、役所や政治家に金をばらまいて箔をつけ、NTTやITゼネコンから金を吸い上げてきた、IT業界の寄生虫なのである。彼の「業績」といえば、「コンピュータ2000年問題」で大騒ぎして、小渕首相(当時)を大晦日の夜に官邸で待機させ、自分は山形に逃げた笑い話ぐらいだろう。こんな人間のクズを後見人にいただくMIAUは、公文の汚い金のおこぼれにでもあずかろうというのだろうか。
追記:公文が後見人を辞任したそうだ。私はMIAU自体に敵意をもっているわけではないので、この件は終わり。
東京地検特捜部は2004年、公文が所長をつとめていた国際大学GLOCOMを贈賄および背任の容疑で捜査した。事件は多岐にわたるが、もっとも重要なのは、経済産業省の「デジタルニューディール」という総額20億円以上の研究プロジェクトをGLOCOMが受注するため、金子奉義なる人物に1000万円を渡した事実である。金子は、防衛省汚職で逮捕された秋山直紀と並んで「政界のフィクサー」として知られ、防衛省の守屋元事務次官と山田洋行の宮崎元専務の会合の主催者だった(守屋は額賀福志郎氏が出席したと証言したが、金子は否定した)。
問題の1000万円は、当時GLOCOMの所長代理だった山内康英が政治家に渡す口利き料として起案したが、副所長は「これは贈賄だ」として反対した。しかし公文は、所長命令として支出を命じた。一連のやりとりはすべて電子メールで残され、2001年11月1日付の金子との契約書も検察が押収した。特捜部は関係者の事情聴取を行ない、国際大学の銀行口座も捜査して容疑をほぼ固めたが、故・中山素平氏(国際大学特別顧問)が、公文・山内を国際大学から追放することによって刑事事件としての立件をまぬがれた。
公文はリクルート事件で、収賄の容疑で捜査を受けて東大を追放されたが、彼の扱った汚い金はこれだけではない。もっとも大きいのは、1990年代から10年以上にわたってNTTから受け取ってきた、毎年1億5000万円以上の「委託研究費」である。これはNTTを分割しようとする郵政省に公文が反対することへの政治献金のようなもので、違法ではないが秘密扱いにされてきた。その実態は毎年500ページ程度の「研究報告書」しかないため、税務署からは「贈与ではないか」との疑いをかけられ、税務調査を受けた。
要するに公文は、役所や政治家に金をばらまいて箔をつけ、NTTやITゼネコンから金を吸い上げてきた、IT業界の寄生虫なのである。彼の「業績」といえば、「コンピュータ2000年問題」で大騒ぎして、小渕首相(当時)を大晦日の夜に官邸で待機させ、自分は山形に逃げた笑い話ぐらいだろう。こんな人間のクズを後見人にいただくMIAUは、公文の汚い金のおこぼれにでもあずかろうというのだろうか。
追記:公文が後見人を辞任したそうだ。私はMIAU自体に敵意をもっているわけではないので、この件は終わり。
前の記事へ | 次の記事へ |
かなり笑えました。
http://www.jobu.ac.jp/daigakuin/ はOKですが。
ちなみに私は、MIAUには何も敵意はもっていないので、念のため。
しかし「後見人」を辞任したのは賢明でしょう。
まだまだ、電波利権に群がる人が一杯いそうですね。今後も先生のBlogを続けて拝見させて戴きます。
この背景には、2004年のGLOCOM騒動があります。これは以前の記事でも書いたように、西和彦氏・山田肇氏・私の3人に3月末に発令した辞令を、公文が4月中旬になって一方的に破棄しようとしたのに対し、私が訴訟を起して地位を確認し、給与を払わせた事件です。教授会でも承認されて文書で出した辞令を「なかったことにする」という公文の異常な通告の背景には、この記事でも書いた背任・贈賄事件があったのです。
これ以前から中山素平氏は、この問題の徹底解明を命じ、経産省の課長補佐に100万円以上の饗応・贈賄を行なった山内を解任しましたが、問題が公文に波及するのは時間の問題でした。それについて当時の山田副所長が解明を求めたのに対して、公文が逆切れしてバカげた「解雇通告」を出し、中山氏はこれに怒って公文を解任したのです。
ほぼ同時に検察の捜査が始まり、多くの関係者が数十時間にわたって事情聴取を受けました。事実を裏づける証拠が文書でそろっているので、起訴まで持ち込めるというのが特捜部の判断でしたが、最終的には時効など諸般の事情で、立件は見送られました。しかしこの捜査については朝日新聞など複数のメディアも取材し、NTTの経営陣も知っており、彼らも公文とは縁を切りました。
公文をよく知る人々が共通にいうのは、「経営判断の能力がなく、金に汚い」ということです。ある人はリクルートのとき事前に相談を受け、「あなたは公務員なのだから、そんな危ない話に乗ってはいけない」と助言したので、やめたのかと思ったら金を受け取ったので驚いたと言っていました。「口利き料」にしても「辞令の破棄」にしても、やっていいことと悪いことの判断がつかず、自分にいい顔をする者のいうことを聞く、精神的幼児なのです。
MIAUがこうした公文の「闇」の部分を知らないで、彼を後見人(当初は会長にしようとしていた)にしたら、彼らの無知を表明するだけでなく、業界のまともな人々から相手にされなくなるので、私は「やめろ」と言ったのです。結果的には、MIAUも公文と縁を切ったのは(少し判断が遅かったが)賢明です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E5%89%8A%E9%99%A4%E4%BE%9D%E9%A0%BC/%E5%85%AC%E6%96%87%E4%BF%8A%E5%B9%B3
私は、彼のリアル社会での悪事同様に、劣悪な言論だと思っているのですが…。
これからもMIAUのシンポジウムなどにも参加してほしいです。
縁あって国際大学GLOCOMの会議室に出入りすることがあるので驚きました。興味津々です。あそこ執務室はいつも驚くほどスカスカですよ。人が減って今も働いている人はほとんどいないとプロパーの人に聞きました。
六本木のあの場所でよく維持できると思っていたらそういうからくりでしたか。でも公文氏がいなくなってろくに人もいないのになぜそんな巨額の研究費を維持できるのだろう。いずれ気が向かれたらblogで教えてください。
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません