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KBSが偏向報道「朝鮮日報が左傾化」(上)

 KBSのメディア批評番組『メディアフォーカス』が今月6日放送分で、朝鮮日報と東亜日報が「左派色を増している」と報じた(編注:両紙は一般に保守色が強いとされる)。

 しかし、報道の根拠となった統計数値を意図的に解釈した上、まるで自局番組を含む一部放送・新聞の「右傾化」に対しては言及しておらず、ダブルスタンダードだという指摘を受けている。

◆意図的統計で視聴者惑わす

 同番組では1992年以降の大統領選挙で新聞に使われた「左派」という単語の数が増加したことを根拠として、「(特定集団と勢力を)左派と規定する人々とそれを扱う記事が増えた」と主張した。同番組は「92年の大統領選で『左派』という単語を含む記事は500件にすぎなかったが、昨年の大統領選では約7倍の3000件以上に増えた」と報じた。

 しかし、同番組が引用した統計は基本的な事実を見落としている。同じ期間に「左派」だけでなく、「右派」「進歩」「保守」という単語の使用頻度も大きく増えていることだ。

 本紙がメディアフォーカスと同様に言論財団の記事検索サービスを利用して確認した結果、「左派」を含む記事並みに「右派」という単語を含む記事も急増していた。「右派」を含む記事は92年の799件から昨年には2272件に増え、「進歩」「保守」も同じ期間に2-4倍に増えていた。

申東薫(シン・ドンフン)記者

ソン・ホチョル記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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