<中国株>8日=続落、上海総合指数が06年12月以来の安値
2008年9月8日、8日の中国大陸株式市場で上海相場は続落。上海総合指数の終値は前営業日終値比2.680%安の2143.421ポイントだった。上海総合指数が終値ベースで2200ポイントを割り込むのは06年12月13日以来となる。深セン相場を合わせた売買代金は412億元で、前営業日の425億元を下回った。

地合いに改善がみられず、売り優勢で推移した。この日は米政府による米住宅公社2社の救済策発表や、これに伴うこの日の香港株の大幅反発、中国株式市場改革の進展など好材料が浮上したものの、株価への影響は薄く、値上がりが限定的なものだったことで、相場全体の投資家心理が冷え込んだ。

上海、深セン両証券取引所が先ごろ「新株発行に対するロックアップ(継続保有期間)を36カ月から12カ月に引き下げる」と発表したことや、証券大手である招商証券のIPO(新規株式公開)申請がこの日に当局の審査を受けていることを受け、株式の需給悪化に対する懸念が広がった。売買代金が引き続き低迷していることも投資意欲を削ぐ要因となっている。

この日は値下がりした銘柄が1400あまりに上るなど、ほとんどの銘柄が売り進まれた。中でも、石油化学、不動産のセクターが売り込まれた。非鉄金属セクターも国際商品市況の軟調を受けて売りが集まった。一方、時価総額上位の銀行、保険セクターは買い戻しが入り、指数の下げを圧縮した。

外貨建てのB株相場も大幅続落。4.039%安の141.170ポイント、深センB株指数が同3.047%安の352.384ポイントで引けた。(翻訳・編集/KS)
2008-09-08 16:49:44 配信

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