温暖化防止へ肉食減らして IPCC議長が提言【ロンドン8日共同】7日付の英日曜紙オブザーバーによると、昨年ノーベル平和賞を受賞した「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」のラジェンドラ・パチャウリ議長が、地球温暖化防止のためには畜産業から発生する温室効果ガスの削減が重要で、世界の人々が「(1週間に)1度は肉を食べないようにし、消費量を減少させるべきだ」などと語った。 パチャウリ氏は、英国の非政府組織(NGO)が主催しロンドンで8日に行う講演でも同様の提言を行う予定で、米国など主要な牛肉輸出国で波紋が広がりそうだ。 食肉生産の過程で発生する温室効果ガスは、人間の活動に起因する世界の排出量全体の約2割に及ぶ。同紙によると、パチャウリ氏は「食習慣の変革」は自動車など交通手段の省エネ化と比べて実行が比較的容易で、温室効果ガスの削減にも即効性があると主張した。 パチャウリ氏はインド出身で、厳格な菜食主義者。
【共同通信】
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