1日、グルジアの首都トビリシで、反ロシアなどをテーマとした曲のCDを示す店員(共同) グルジアで「反ロ歌謡曲」が人気 音楽で反撃「森を焼き、子供を爆撃。ウラジーミル(プーチン・ロシア首相)の血まみれの夢は世界制覇だ」。こんな歌詞を男性がギター1本で情熱的に歌う。ロシアの侵攻を受けたグルジアで、反ロシアや祖国愛をテーマとする曲が続々と登場。人々の心をとらえている。 グルジアの人気歌手ズラブ・ドイジャシビリさんが歌う「ロシア2008」というこの曲は、プーチン首相の下、ロシア兵は略奪に血道を上げていると主張する。歌詞はロシア語。ロシア人にも聞かせることで、侵攻に音楽で“反撃”した形だ。 首都トビリシの小さなCD店では、同曲などを収めた海賊版CDが「2日で20枚売れた」(同店)。大手民放テレビのオンブズマンは「民族憎悪を招く」として放送中止を求めたが、別の音楽ビデオ専門テレビで1時間に1回は流れる。 このほか、男性グループ「マステル」が「今、祖国は兵士が必要なのだ」とグルジア兵を励ますヒップホップ調の曲を歌えば、女性アイドルグループ「ロンド」も祖国愛を歌う。(トビリシ共同)
【共同通信】
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