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公職選挙法違反:市民団体が市長を告発 銚子病院休止巡り

 千葉県銚子市の岡野俊昭市長(62)が、市立総合病院の診療を休止する条例案採決の前夜、休止に反対する市議に豚肉を贈った問題で、同市の市民団体「銚子市政を糺(ただ)す会」(藤田幸平代表、10人)は8日「市長の行為は選挙区内での寄付を禁じた公職選挙法に違反する」として、県警銚子署に告発状を提出した。

 市は7月「医師不足による経営状態の悪化」を理由に9月末での診療休止を決定。関連条例案は8月22日の臨時議会で採決され、13対12で可決された。

 岡野市長はこの前夜、休止に反対する市議(60)方を訪れ実家の精肉店で用意した豚肉(1キロ)を手渡し、条例案に賛成するよう依頼した。告発状は「事実を解明のうえ厳正なる処罰を願う」としており、藤田代表は「病院休止で市民を混乱に陥れるばかりか、隠れて物を贈って議会工作をする市長の行為は許せない」と話している。【新沼章】

毎日新聞 2008年9月8日 21時37分

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