2008年9月8日 18時53分更新
転売された「三笠フーズ」の米を使っているおそれがあるとして、粕屋町の酒造会社が8日から、すべての商品の出荷を停止しました。出荷を停止したのは粕屋町の光酒造です。
光酒造の光安直樹社長によりますと、7日、農林水産省から「購入した米に、三笠フーズから転売された輸入米が、混入している可能性が強い」と連絡があったということです。
このため光酒造は、8日から焼酎など全商品の出荷を停止するとともに、問題の輸入米が使われた可能性がある原料について、保健所に検査を依頼しました。
対象の米は北九州市門司区の問屋を通じて、去年12月からことし5月までに仕入れたあわせて32トンで、米焼酎などの原料に使ったということです。
商品の一部はすでに出荷されているということで、会社側では転売された米と確認され次第、自主回収を行うことにしています。
光安社長は三笠フーズに対して、「危険なものを流通させるのは言語道断だ」と話しています。