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ズサンな海外視察はやっぱり不要

 民主党の都議4人が行った海外視察の報告書に「盗作」が発覚した。

 視察は、ブラジルの環境政策や公共交通政策などを調査する目的で、06年10月に10日間の日程で実施されたもの。ところが、報告書の全27ページのうち最終章の4ページが、日本貿易振興機構(ジェトロ)の職員の書いた論文の丸写しだったのだ。

 視察団長だった大沢昇都議は4日会見を開き、「論文を添付資料にするつもりだったが、最終の編集を担当した別の議員に伝わらず、手違いが起きた。意図的ではない」と釈明したものの、「盗作と指摘されても弁解の余地はない」と平謝りだった。

 しかし、弁明を聞いていると、首をかしげたくなる話ばかりだ。大沢都議は報告書が出た07年3月には既に“手違い”に気付いていたというのに、「日々の仕事に忙殺され、放置してしまった」。

 最終の編集を担当した別の議員は、当時のやりとりを「しっかり覚えていない」という。この議員も視察メンバーだった。記憶に残らないような視察だったら、わざわざ高いカネ、それも税金を使って行く必要があるのか。

 盗作は、都議会の共産党が海外視察のムダ遣いを調査する中で、偶然見つかった。

「(視察費用は)議員4人で総額765万円。1人当たり191万円もかけている。そのうえ、滞在した7日間のうちイグアスの滝など観光名所を巡った4日間は、通訳もつけず、ただ見てまわっただけ」(共産党都議)

 都議会では他の視察も1人平均200万円前後を支出している。ビジネスクラスで往復し、現地では貸し切り専用車。観光気分でズサンな報告書を作ってお茶を濁す程度なら、海外視察など一切やめた方がいい。

 ところで都議には、1人当たり年間報酬1770万円と政務調査費720万円が支払われている。こんなおバカな盗作議員たちには、もったいなさすぎやしないか?

(日刊ゲンダイ2008年9月5日掲載)


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