国内

大相撲・若ノ鵬の大麻事件

- Yahoo!ブックマークに登録

幕内力士、若ノ鵬が大麻所持容疑で逮捕され、解雇処分を受けた。所属していた間垣部屋の親方は協会理事を辞任。

ヘッドライン

Photo
大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕、処分保留で釈放され、記者会見でうつむく大相撲の元幕内若ノ鵬。「日本の皆さん、すいませんでした。これからまじめにやります。許して下さい」と何度も頭を下げた(8日、東京)(時事通信社)

【角界大麻汚染】「相撲取りたい」 釈放の元若の鵬が謝罪会見

 大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕され、不起訴処分(起訴猶予)の見通しのため8日、東京地検から釈放されたロシア国籍の元若ノ鵬(20)=本名ガグロエフ・ソスラン=は同日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、「大変なことをしてすみませんでした」と謝罪した。大麻使用は「1人でやった」と強調した上、露鵬と白露山の関与については「2人ともまじめな力士。自分が一番悪い」と述べ、否定した。(産経新聞)
[記事全文]

・ 関連する動画ニュース - Yahoo!ニュース

【角界大麻汚染】「相撲に戻りたい」 若ノ鵬が泣き言&謝罪会見(1) | (2) - 産経新聞(9月8日)

「相撲に戻りたい」=釈放の元若ノ鵬が謝罪会見−東京 - 時事通信(9月8日)
【角界大麻汚染】元若ノ鵬を釈放 起訴猶予の公算 - 産経新聞(9月8日)

・ [名鑑]若ノ鵬寿則 - 引退。goo 大相撲

大相撲大麻疑惑 | 大相撲 - Yahoo!トピックス

※ここより下は、メディア関係者と読者が作るガイドコンテンツです。   表示方法: 標準全部

事件の概要

ロシア出身の大相撲間垣部屋の力士若ノ鵬寿則容疑者(20=本名・ガグロエフ・ソスラン・アレキサンドロビッチ)が2008年6月24日の午後1時ごろ、大麻を含む乾燥植物片(0・368グラム)入りのロシア製かみたばこ「ベラモール」1本を所持していた大麻取締法違反(所持)の疑いで、8月18日に警視庁組織犯罪対策五課と本所署に逮捕された。「六本木で外国人からもらった」と供述、容疑を認める。所持していた当時は19歳。
若ノ鵬容疑者が落とした財布を通行人が交番に届け、中からロシア製たばこ「ベラモール」に混入された大麻が発見された。
若ノ鵬容疑者の逮捕を受け日本相撲協会は理事会を開き、8月21日付けで若ノ鵬容疑者を「解雇」処分とした。

角界への影響、対応

若ノ鵬の自宅や所属の間垣部屋から吸引機が発見され、他の力士も事情聴取を受ける事態に。
クリックリサーチの調査「力士の大麻事件で親方にも処分は必要?」では、「必要」と回答した人が85%を占める結果となった。

大麻取締法違反行為での罪と罰

大麻取締法(抜粋)

  • 第一条  この法律で「大麻」とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く。)並びに大麻草の種子及びその製品を除く。
  • 第三条  大麻取扱者でなければ大麻を所持し、栽培し、譲り受け、譲り渡し、又は研究のため使用してはならない。
  • 2  この法律の規定により大麻を所持することができる者は、大麻をその所持する目的以外の目的に使用してはならない。
  • 第二十四条の二  大麻を、みだりに、所持し、譲り受け、又は譲り渡した者は、五年以下の懲役に処する。
  • 第二十四条の三  次の各号の一に該当する者は、五年以下の懲役に処する。
  • 一  第三条第一項又は第二項の規定に違反して、大麻を使用した者

法で一般使用を禁止にしない事情

 覚せい剤取締法では、覚せい剤の輸出入、所持、製造、譲り受け、譲り渡し、使用と認められた業者以外は全面禁止になっているが、大麻取締法では、取扱者以外での使用は、研究のための使用禁止に限定してある。全面的に使用禁止になっていないが、一般使用を禁止できない事情がある。
大麻取締法で大麻の一般使用を禁止していないのは・・・ − まさかりの部屋

基本情報

若ノ鵬寿則 | 間垣部屋 - goo 大相撲
間垣部屋 - 沿革や歴代所属力士など。ウィキペディア
日本相撲協会

若ノ鵬の評判

けいこ中に「疲れた」といって勝手に土俵を去るなど素行に問題があったという話も。
2008年の夏場所では、負けた直後に支度部屋の風呂場の棚を破壊。感情を抑えきれない不安定さがあったという話も出ている。

外国人力士の主なトラブルや指導法

  • 2003年5月:旭鷲山と肩がぶつかった朝青龍がさがりを振り回す
  • 2006年7月:露鵬がカメラマンに暴行
  • 2008年5月:朝青龍と白鵬が土俵上で乱闘寸前に
  • 2008年8月:若ノ鵬が大麻所持容疑で逮捕
  • 2008年9月:露鵬と白露山の兄弟から大麻使用の陽性反応

スポーツナビ「相撲界の指導法を考察する」では、元「相撲」編集長の下家義久氏が、外国人力士の所作の欠落などを指摘している。

関連トピックス

▲関連情報の先頭へ