福島・更生施設 開所中止要望書を保岡法相に提出受刑者が仮出所直後に暮らす初の国営宿泊施設「自立更生促進センター」(福島市)の開所に反対する「福島市街地周辺地域の安心を守る住民の会」と近隣の小中高校PTAの代表6人が4日、保岡興治法相に開所中止を求める要望書を提出した。保岡法相は6人の訴えに「不安は承知している。中止はできないが、一方的に強行することはない。地域の方と話し合い、協力して計画を進める必要がある」と答えた。 住民の会の熊坂良太さん(30)は「まずは一歩。無理やり開所されないと聞き、少しは安心した」と話した。 法務省は周辺の学校関係者に事前説明をしないまま、センターを着工した。開所直前になって計画を知った地元住民らが反対運動を展開し、同省は8月下旬の開所予定を延期している。
2008年09月05日金曜日
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