先月に大麻所持の疑いで逮捕されたロシア出身の大相撲の元若ノ鵬ことガグロエフ・ソスラン・アレクサンドルヴィチ元力士が8日午後、処分保留のまま釈放され、記者会見を行った。ガグロエフ元力士は「これからはまじめにやります」などと謝罪した。 ガグロエフ元力士は先月、大麻成分の入ったたばこを隠し持っていたとして大麻取締法違反の疑いで逮捕されたが、初犯で大麻の量も微量だったことから処分保留となり、8日午後に釈放された。釈放後、ガグロエフ元力士は所属していた間垣部屋に立ち寄ったが、謝罪はできなかったという。
その後、会見に臨んだガグロエフ元力士は「私は日本の相撲協会で大変なことをしてしまいました。私はこれからまじめにやります。許してください。すみませんでした」と日本相撲協会への謝罪の言葉を述べたほか、「どうしても相撲に戻りたい」と話した。
一方、大麻の陽性反応が出た露鵬関と白露山関については「自分だけが悪かったです」と述べ、2人は自らの事件とは無関係だと主張した。
ガグロエフ元力士は、解雇されたままの状態だと在留資格が切れることから、11月にはロシアに強制退去になるとみられる。