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【スポーツ】

相撲協会新理事長に武蔵川親方 ロシア人2力士は解雇

2008年9月8日 19時38分

 記者会見で辞任を発表した、日本相撲協会の北の湖前理事長。右は武蔵川新理事長=8日午後、東京・両国国技館

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 日本相撲協会は8日、幕内露鵬(28)=大嶽部屋=と十両白露山(26)=北の湖部屋=が尿検査で大麻に陽性と確定した問題を受けて東京・両国国技館で緊急の理事会と評議員会を開き、引責辞任した北の湖理事長(55)=元横綱、本名小畑敏満=の後任に、事業部長の武蔵川親方(60)=元横綱三重ノ海、本名石山五郎=を選出した。

 理事会に先立って行われた再発防止検討委員会は露鵬と白露山を個別に呼び、大麻成分の濃度が基準値を大きく超えた精密検査結果を説明。理事会には厳しい処分を求めた。これを受けて理事会は両力士を解雇、露鵬の師匠、大嶽親方(元関脇貴闘力)を委員から年寄に降格する処分も決めた。北の湖前理事長は理事になることで「理事会としての処分」(九重広報部長)とした。

 記者会見で、北の湖前理事長は「ファンの皆さまには本当に申し訳ない」と陳謝した。現役力士の解雇は8月に大麻所持容疑で逮捕された元若ノ鵬(8日に釈放)以来。露鵬、白露山の兄弟と若ノ鵬の元力士3人はロシア出身。

(共同)
 

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