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なでしこ“五輪効果”で観客4倍

 リーグ再開初戦でゴールを決めた沢=兵庫・三木総合防災記念公園陸上競技場

 「なでしこリーグ・第12節、日テレ2-0INAC」(7日、三木)

 北京五輪のため中断していた女子サッカーのなでしこリーグが7日、再開した。同五輪で過去最高の4位と躍進したなでしこJAPANのエース・MF沢穂希(30)が所属する日テレは、INACと対戦。沢、DF石清水梓(21)の代表組によるゴールで2-0と快勝した。五輪効果で昨年の同カードの4倍以上に当たる1852人の観客が詰め掛ける中、6日に30歳の誕生日を迎えた沢は、女子サッカーの普及に向け、決意を新たにした。

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 女子サッカーの第一人者が、鮮やかなゴールで新たな一歩を踏み出した。0-0で迎えた後半25分、右サイドでパスを受けた沢は、自らドリブルで中央へ切り込むと左足一閃(いっせん)。鮮やかにゴールネットを揺らした。6日に30歳の誕生日を迎え、その初弾がチームを勝利に導く貴重な先制点。「ついに30代に突入なので20代より最高の年にしたい」と、はにかんだ。

 五輪フィーバーが冷めやらぬ中、この日は昨年の同カード425人の4倍以上に当たる1852人のファンが応援に駆けつけた。五輪で交流が生まれた女子バレーボールの栗原恵も観戦した。

 沢は「(五輪の頑張りで)注目してもらってる中で『日本では…』と思われるのは寂しい。より多くの人に足を運んでもらえるようなプレーをするのが私たちの使命だと思ってます」と、キッパリ。新たな目標に向けて、決意を固めていた。

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