農薬やカビで汚染された事故米が食用として不正に転売されていた問題で、農林水産省は、政府から事故米を購入した業者に対し、緊急の一斉調査に乗り出しました。
農水省が一斉調査するのは、問題の発端となった大阪の三笠フーズ以外に2003年度以降政府から事故米を買った業者16社と、事故米の一部を三笠フーズに売却した大手商社2社の合わせて18社です。
一方、農水省の調査では、農薬のアセタミプリドが含まれた事故米が食用として流通していたことが新たに判明したほか、最終的に事故米が流通した業者は酒造会社や米穀卸など延べ67社にのぼり、その中には菓子メーカーが含まれている可能性も高いことが明らかになっています。(08日14:22)