|
|
更新: 2008/09/06(17:40)
|
「私が指示した」メタミドホス汚染米食用転売で社長
|
三笠フーズが汚染された米を食用に横流しした問題で、社長は、自分が転売を指示したことを認めました。三笠フーズは、工業用として購入した基準値の5倍の農薬やメタミドホス、さらには、発がん性が極めて高いかび毒で汚染された米を食用と偽って転売していました。洗浄したとはいえ、人命を軽視した非常に悪質な食品偽装です。
三笠フーズ・冬木三男社長:「(Q.(人体に)危ないという認識はあったか)基本的には持っておりました」、「(Q.二重帳簿は社長の指示か)私の指示でございます。会社経営も厳しかったものですから、まあ、つい…」 会見のなかで冬木社長は、汚染米を食用に転売するよう自ら指示したことを認めました。人体への危険性を認識しつつも、二重帳簿をつけて工業用に使ったように見せかける偽装工作も指示していました。汚染米は焼酎メーカーだけでなく、製粉会社にも販売していたということで、せんべいなどに加工された恐れが強まりました。一方で、福岡県内の三笠フーズの工場では、食用に転用された汚染米などの回収が始まりました。農林水産省は、帳簿の分析や従業員の聴取から、汚染米の流通経路の解明を急いでいます。 |
|
|
|
|
|
|