森元首相は7日、金沢市であった自民党パーティーでのあいさつで、無派閥の野田聖子消費者行政担当相に総裁選への立候補を要請していたことを明らかにした。森氏は町村派の最高顧問で、総裁選には同派の小池百合子元防衛相が出馬の意向を示している。
森氏は野田氏について「女性はたくさんいらっしゃるが、一番、女性として、政治家として強い信念を持った人だ。きっと女性候補として出てくれるだろうとの思いがあった」と語った。ただ、立候補を勧めたところ野田氏は拒んだという。
一方、小池氏は7日、記者団に「昨日は森(元)総理にごあいさつして、決意のほどはお伝えしました」。推薦人20人が確保できたとして8日にも正式に立候補を表明する。